今日は年度末最終日。
定年を迎えた方、早期退職制度を利用された方の最後の挨拶。


 今日の14時頃の天候は不思議で個人的に印象深いものだった。
上空に厚くて暗い雲が覆い被さっていた。しかし遠方、地平線・水平線方向は雲の層が薄いのか雲がオレンジ色に輝いている。奇妙な夕焼けの光景だった。
 この光景、見覚えがある。トルコで見た皆既日食時の光景に似ていることに気が付いた。フラッシュバック・・・


 大学のときの「天文部」の仲間が今年ある皆既日食ツアーに参加する。私は金銭的な事情で今回断念した。ツアー価格設定時から円安に振れていることも考慮すると、おみやげなど含めて100万近く掛かってしまうだろう。とても無理。皆既時間5分というのはとても魅力的だが・・・。またトルコのシヴァス周辺で見られるときに出掛けたいものだ。


 この日記の説明に「人生はRPGみたいな云々」とあるが、このRPGについて少々。
RPG・・・この言葉を目にした大概の人はドラクエやFFなどのスタンドアローン型コンピュータRPG、もしくはネットワーク型コンピュータRPGのいずれかを想起するのではないだろうか。
 このジャンルは最初からコンピュータゲームとして始まったわけではない。その起源は人生ゲームや将棋のようなボートゲームに求められる。将棋の歩は将棋というゲームでは駒の1つでしかない。逆に言えば、システム上、駒の1つでなければならない。この無名の、群体を構成するものの一部として存在していた駒に「名」を与えることで全てが始まった。「名前」とは何か?アイデンティティ論に「名前アイデンティティ」というタームがあるように、「名前」はその「個」を表す。「名前」こそがその「個」を保証する。
 駒に「名前」という「言葉」が与えられて、駒はただの駒では無くなった。駒は「命」を持つようになった。「泳げ、たいやきくん」の悲劇はたいやきくんに「名前」がなかったからだ。たいやきくんに「矢井田清」とかいう名前があったなら、「オレはただのたいやきでしかない」という認識で終わりを迎えることはなかったろう。閑話休題・・・
 フットボールで興奮したものがボールを掴んで走り出してしまったことからラグビーが始まった(?)ように、駒であるものを単なる駒として扱わなくなったところからRPGは始まった。

 このRPGは運営システムによって3つに分けられている。コンピュータRPG(以下「CRPG」)、テーブルトークRPG(以下「TRPG」、そしてプレイバイメイルRPG(以下PBM)である。
 ここでいうCRPGはネットワーク型ではなく、プレイヤーが単独で遊ぶスタンドアローン型を示している。ドラクエやFFなどがここに当てはまる。UOもどちらかといえば、システム的にはこちらに含まれると思われる。
 TRPGはコンピュータソフトの機能(状況設定、行動判定など)と問題解決役をそれぞれプレイヤー別れて、言葉と乱数を用いて行う一種のシミュレーションゲームである。会話でゲームを進めるため、コンピュータ役とキャラクター役のプレイヤーはテーブルでトークができるぐらいの人数で行われる。PSOのようなプレイヤーがパーティを組めるネットワーク型もここに含んでもよいと思う。
 最後のPBMであるが、現在主流をなすシステムでは、コンピュータ役と問題解決役が少数(1〜3):多数(5〜200〜)で行われており、情報量に限界のある文章を用いて行われる。ゲームの出力が無尽蔵でないところに特徴があり、出力資源の配分がプレイヤーの満足度に関わってくる。連載小説の登場シーンと活躍の程度をプレイヤーが競い合うようなゲームといったら語弊があるだろうか。
 例外を無視すると、CRPGは(個人・一部制限)。TRPGは(集団・無制限)。PBMは(集団・制限)というベクトルにある。この分類の(個人・無制限)はごっこ遊びに分類するのが相応しい。
 PBMについて、どうも良くわからないという貴兄には、こんな例はいかが?
運営会社発行の全体状況通達文章ー>新聞(例えば日経)
1ゲームユニットー>1投資信託
コンピュータ役ー>ファンドマネージャー
問題解決役ー>ファンド購入者
ちょっと厳しいが
運営会社発行の全体状況通達文章ー>マスコミ
1ゲームユニットー>日本
コンピュータ役ー>世間
問題解決役ー>国民
 思った以上に長くなるので、続きは後日に。


 さわかみファンドからレポートのメールが来た。


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