予定では、午前中に引っ越し作業の続きをする・・・はずだった・・・(涙)。

 昨日の寒さはなんだったのだろう。知人の話では八王子周辺では雪が降ったという。もっと南の方でも降ったらしい。そのころ、こちらは雨だった。夜は晴れ渡り、東京らしからぬほど月が綺麗だった。
 ともかく、今日は絶好のお花見日和。絶好のお花見日和に井の頭公園なんぞに行ったらどうなるか判るだろう。めちゃくちゃな人混みだった。少なくとも吉祥寺駅から公園までの道のりは神宮の初詣の如きの人混み。這々の体で集合場所の野外ステージ前に出るも、そこは歩く場所がない程シートが張られ、酔っぱらいが跋扈している。ここでストリートライブはできないだろう。
 ここまで来たのは、キルシェというユニットのストリートライブを見るためだった。お花見もできるかと思い、種ともこMLの人に呼びかけたり、「ぱぶりか」関係の人にも声を掛けておいていた。だが、これでは・・・。
 16時集合であったが、キルシェのメンバーは現れない。まあ、そうだよなぁ。この人混みではなぁ。彼らが現れたが、結局ここで行うのは断念。約束の地を求めて一旦公園を出る40名弱(驚!)。このとき種ともこMLの人達とは合流していたのだけれど、ぱぶりか関係の人達とは合流できていなかった。携帯で連絡するが、彼女達も知人のバンドが17:30からあり、それを見るために時間がないらしい。ちょっと聴いてみてもらいたかったが無理強いはできない。今回は諦めた。
 キルシェのみとせさんに連れられて、流浪の民は管理センター(だったよな)よりも奥、桜も何も無いところにやってきた。流石に人はいない。ここは彼らにとって思い出の地らしい。以前も回りに迷惑にならないから、ここで歌っていたとのこと。
 いそいそと準備が進められる。途中で合流した、サポートメンバーも含め、このストリートライブの参加者(演奏者+観客)は40名を越えていた。すでに地面にシートを敷いて、席を確保している人も。私も花見用に持ってきていたシートを取り出して敷いた。一人では広いので、左右のお隣さんにも座席を勧める。準備完了。
 今回の編成はキルシェの二人(ギターとボーカル)、ヴァイオリン、アコーディオンそしてパーカッション。フルメンバーとは言えないが、ほとんどいつものメンバー構成だ。
 歌は武蔵野の森の面影が残る木々に吸い込まれていった。少し寒かったが、幸福な時間だった。それはあの場にいた全ての人が共有した思いだろう。

 キルシェのサイトはこちら->[リンク]

 終演は18:00。嬉しいことに第二部も行うという。第二部は場所を変えて、吉祥寺駅南口バスロータリー(駅前広場というのか)周辺。時間は20時から。
 私は悩んでいた。行きたいところが3つあることに気がついたからだ。

 1つは幡ヶ谷にある馴染みの居酒屋で行われる「純米酒呑み比べライブ」。非常に魅力的だ。問題は、そんなところに行ったら潰れるのが決まっているということだ。翌日は年度始め、やばいだろう。
 もう1つはぱぷりか関係がすでに行っているライブ。合流できていれば、先日お世話になった人に挨拶したり、髪を金に染めた人の頭を拝んでみたりできたのだが・・・というのもあるが、そのライブイベント自体面白そう。
 最後はキルシェの第二部。当分、ライブハウスでライブを行う予定のない彼ら。これを聞き逃すと次に生音が聞けるのはいつのことやら。私にとって価値のある機会。

 冷えすぎた体が選択してくれた。体調芳しくない。こんなときに深酒はやばかろう。缶コーヒーで必死に体を温めながら決定を下した。
 ライブ会場はシルバーエレファント。イベントで一番聞きたいバンドはプリティ・エンヂェルス。え、もう終わってる?ぐふぅ・・・。まあいいや。ドリンクバーでメニューを見る。アルコール系はビール、カクテルあとは水割り。あまり水物を飲みたくなかったので、「I・W・ハーパー。水割りじゃなくて(水なしでいいという意味で)、ストレートで」と注文。水割りで入れる量だから、ショットグラスに1フィンガー程度だろうと踏んでいた。出てきたのは・・・ショットグラスになみなみと琥珀色の液体が。「!!!」
 明らかに勘違いしている。「多すぎるんじゃないの?」と言ってやってもいいが、覆水盆に帰らず、戻しても瓶に入れられるわけもないから捨てるだけだろう。勿体無い(ォ。
 数分後、グラス片手に「戦っている」私がいた。ライブの盛りあがりとは関係無く。
ライブそのものは充実していた。私が聞けたのは2バンドだったが、客を惹きつけ楽しませる実力はあった。これで1000円(ドリンク代別)は安い。ドリンク代はもっと安い(爆)。結局、イベントが終わるまで、1時間の間に呑みきることは出来なかった。1/3は残したのではないだろうか。無念。呑みやすいようにと氷を頂いたのに・・・だから嵩が増えたという話もあり。
 打ち上げにも参加したかったが、その場を離れた。次の目的地は・・・そう、駅前ロータリー。時間は20:30。もう始まっている。「呑んでの小走りは危ないよ」と自分に突っ込みつつ、小走りした。
 ロータリーに近づくと、駅ビル向かいの商店街へ向かう信号を渡ったすぐ、富士銀行近くの角に人だかりがあった。五月蠅いカラオケボックスの呼び込みの声の脇で彼らは唄っていた。昼間の静かな場所でのボリュームのままなのか、それとも周囲に配慮してなのか、アンプを通してもみとせさんの声はここでは大きくはない。それはまるで街中では精霊力が少ないことを示すよう・・・というのは無理矢理か。
 昼間の観客が20名近く残っていた。座り込んで浸っているもの、立ちながら曲に身体を揺らしているもの。思い思いに楽しんでいる。私も先程の試練のお陰か、自然に体を揺らし、手を叩きながら、この空間を楽しんだ。街角ライブは21:30に終了した。


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