小泉さん、総裁選、勝ちましたね。まあ、これから大変ですが頑張って貰いたいもの。

今回の選挙そのものは自民党にとってイメージ戦略としてはかなり旨く行ったイベントだったと思う。それは総裁が誰になったという結果によるものではない。その過程がマスコミを通して示されたところが重要。それも議員連の右往左往ではなく、各県連の動き。つまり予備選。この件が面白いのは決して上層部によって仕組まれたことではないという点だ。
 自民党員ではない(ましてや他の党員でもない)私にとって政党は抽象的な存在だった。派閥政治の温床など実態がどうであれイメージを通して認識していた。そして党員はそのイメージを維持する構成要素として捉えていた。
 当たり前だがこのような認識はその方法からして間違っている。しかし、今回の予備選の様子を見るまではその過ちに気がつかなかった。
 各都道府県で行われたの様子が伝えられた。その投票風景は「普通」の投票風景だった。そして票を投じる人も「普通」の人だった。なにを当たり前と言われるかもしれない。しかし「派閥政治に拘る、悪しき自民党」というそれまで私が参加していたゲームの設定を重視するならば、投票に来る人々も悪役でなければならない。しかし彼らは「普通」だった。
 政治に余り関心がなかった故の単純化。「認識」を改める必要が生じた。多元的、かつ具体的な資料を元にして。
 それにしても、今回一番情けなかったのは自民党以外の政党だった。単なる「文句言い」政党としてしか振舞えなかった。残念だ。

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