6時半、起床。8時、小田急線新宿駅急行ホーム集合。渋沢駅を降り、バスに乗る。バスを降りると、もう丹沢山系の入り口だ。
 居酒屋「たまははき」主催の「たまハイク」。丹沢山中の沢で野草鍋を食す趣向。老若男女併せて20名ほどの参加。
 呑むためのイベントなので、バスを降りてすぐビールを買って、飲み始める。少し歩いて川沿いの小道に入る。しばらくすると沢に出て、更に上るといつも鍋をする場所にでた。
 親父さんと女将さんは竈と鍋の準備。それ以外の面子は付近に生えている野草を摘みに散開した。このあたりで採れるのは、セリ、ミツバ、ノビル、そしてアケビの芽など。
 セリはあちこちに生えている。ミツバも植生が判るとどの辺りに生えているかわかる。
 ネギの仲間のノビルは少し掘る。生のまま、味噌をつけて食べると美味しい。アケビの芽は蔓の先の部分なので高所のある。ちょっと貴重品。いずれも全て取り尽くすのではなく、いくつか残して採取する。自然の恵みを分けて頂く心持ち。来年また採取できますように。
 採りたてのミツバを使ったサラダの美味しいこと。野草鍋も旨い。お漬け物や卵焼きなどの持ち込みも。いつも店で呑んでいる二級酒が更に旨く感じる。
 参加者に今度ライブをする清香ちゃんもいて、宴の途中でライブ告知。場所はたまははき。まだそれほど予約がないとのこと。そこでちょっと質問してみた。「どちらかといえば、和み系という感じかな〜。歌いたい歌が沢山溜まってる」とのこと。個人でシングルやアルバムを出したことは知っていたし、アルバムは所持している。ライブでウクレレを弾く吉田孝さんとは、ローズ・アンリミテッドというユニットを組んでいる。こちらでも数枚アルバムが出ているという。ノーチェックだった。
 ネットで検索して驚いたのは、それ以外にも色々な所に顔を出しているところ。「LIFE GOES ON」というバンドのライブで一時ヴォーカルをやっていたことを知ったときには、「うわ、こんなところでムーンライダースと繋がるとは!!」とディスプレイを前に仰け反ってしまった。「ヴィータ・ノヴァ」の『SUZURO/Vita Nova』にもヴォーカル参加していたとは。このアルバムは未購入だったのでチェックできていなかった。
 しかし、今回本人から聞いて一番びっくりしたのは、OVA「僕の地球を守って」の『時の記憶』という歌を歌っていたこと。げーっ、菅野よう子さんとも繋がっているのか〜。
 引退したというのは、こちらの情報不足による勘違いだった。トホホ・・・。とはいえ、逆にライブが楽しみになってきた。どんな歌を披露してくれるのだろう。

 鍋が終わり、皆ほろ酔い加減になってきたときに、落ちてくるものが・・・雨だ。
いつもならば、ゆっくりお昼寝した後に撤収するのだが、さすがに雨となるとそうもいかない。急いで後片付け。残った野草を分けてもらう。それからが大変。パランパランに酔っている者、数名。なのに敢えて元来た道ではなく、沢を登るルートを選択。思いっきり藪こぎしたり、川を渡ったり。雨が降ったせいで、振舞うつもりでもってきたパーコレーター一式は開けることなく、荷物のまま。更に酔ったオヤジの荷物も背負うことに。今回、女性の参加が多いためにポーター役が少なかったため。
 どうにか停留所まで降りてこられた。傍の店に入って、お疲れ様の打ち上げ。ここでもビールを飲む面々。ミソラーメン、350円は安いなぁ。その後、農産物直販所でキャベツを1個100円、イチゴ1パック250円で購入。安い!
 無事に小田急線に乗れた。2歳のお子さんや、幼稚園児もいたけれどトラブルは全くなかった。大人のヨッパライの方が大変だった(汗)。
 今回、汚れてもいいように見栄えを二の次にした格好で出かけた。それなのに・・・18時半。私はタワーレコード渋谷店にいた。薄汚れたマウンテンパーカーに身を包み、キャベツやイチゴなどで荷物がパンパンになったデイバッグを背負って。回りのファッションとの余りのギャップにクラクラする。
 19時から「ザバダック&キャラメルボックス」のインストアライブがあった。ゲーム仲間から入場整理券が余っていると誘われたのだ。雨が降ったお陰でやって来られた。
 劇団キャラメルボックスの「風を継ぐ者」という劇にザバダックの吉良さんが音楽サポートとして参加し、そのサントラが発売された。かなり好調な売れ行きらしい。らしいというのは、私はまだ買っていないから(汗)。
 ある程度予想されていたことだったけれど、観客のほとんどは劇団キャラメルボックスのファンの方々だった。かつてこれほど、ザバダックファンの割合の少ないザバダックを銘打ったライブは見たことない。それは演奏者の吉良さんにとっても同様らしく、かなり緊張していた。「ほら、手が震えてますよ」 進行は、最初、団員を交えたトークショウ。そのあと、ライブ。そして、小金井兵庫役の岡田さんと沖田総司役の菅野さん、そして吉良さんの握手会。
 「まだ、劇も見ていないし、この格好で握手に望むのもなぁ。」と退いていたのだか、せっかくだからと握手。岡田さんのサインの入ったポストカードも貰う。それを誘ってくれた彼女にプレゼント。居合わせた関東ざばうた友の会の主催者さんも彼女にプレゼント。キャラメルボックスのファンではない我々には余り価値のないもの。一番喜ぶ人が持つべき。
 余りにザバファンの知り合いに合わなかったことに驚きを感じつつ、でも今回の劇主題歌以外に、「遠い音楽」「小さな宇宙」そして「Tears」が聞けたことに満足し、帰路についた。渋谷の街はまだ雨が降っていた。

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