(今日と明日の二日間はローカルな地名が説明無く続出します。ご容赦を。)
 今回の旅のお供に私は数冊の本を持ってきていた。内2冊は読みきっている本。旅の途中で読み掛けの本を読み終えるのが目標。本のタイトルは「魂のライフサイクル」。これから二日間の出来事は、PCの物語はこれと相互作用しながら紡がれてゆく‥‥。

 5時半に家を出る。食料品と新聞を抱えて6:40東京発新潟行きの新幹線に乗り込んだ。「たび割7キップ」 行きは早朝の2本の新幹線限定の割引きキップ。新幹線指定席往復で10,700円。安い。最高!寝坊さえしなければ(汗)。
 徹夜明け+ビール。予想通り簡単に意識を失う。気が付くと新潟だった。そのまま弥彦に行くつもりが、気が付くと写真部室前にいた。現役部員と新入部員もいる。通りすがりの誰かさんではないが、何気なく「やあ」と挨拶。今日は新歓合宿の日なのだ。昼企画から参加するか悩んでいたのだが、結局最初から参加することに。
 最初のイベントは撮影会。モデルが二人しかいないので、ポートレイト班と風景班に別れて撮影開始。うちの班は風景班。車を出して、小針浜に。近くでは海釣りに興じる人、遠くではウインドサーフィンに興じる人。そして、気が付くと靴を脱いで遊んでいる5人。何がなんだか。
 お昼はオギノ通りの「キッチンV」で。以前は写真部御用達だったのだが、車持ちがいなくなったせいか、今の現役はこの店を知らなかった。こういう情報の継承も重要だと思うのだが。味は変わっていなかった。嬉しかった。ちなみに、オギノ通りのオギノとは「オギノ式」の荻野久作医学博士に因んだもの。
 部室に戻って、今度はポートレイト班に。新人さんに撮らせるのが目的なので、出しゃばらずに撮っていた‥‥はず。
ここでも気が付くと部員同士で撮り合いが。せっかくのモデル撮影の機会なのに‥‥と思ったが、考えてみれば顔なじみの人と会話しながら撮った方がよい表情を出させ易い。それもあったなのかもしれないが、女子部員が平気で撮影者と被撮影者の立場を行ったり来たりする姿に驚いた。互いに一眼レフを持って、ポーズを付け合って撮影する。彼女達は気軽にやっているが、それが今までのポートレイトとは異なる世界に通じているのに気が付いていているだろうか?主体と客体を簡単に行き来する。主体であり、かつ客体でもある。従来のポートレイトでなく、セルフポートレイトでもない、インタラクティブポートレイトの世界。ふに?インタラクティブポートレイト写真集‥‥面白そう。
 このコンセプトは他のメディアでも使えそうだ。自ら相手の演出家であり、相手の役者である二人によるパフォーマンス。劇空間に「相互作用」が実体化する。
 そんなこんなで、撮影会は無事終了。18時から飲み会なのだが、まだ1時間半ある。そこで有志5人で赤塚にできた新潟厚生年金スポーツセンターにあるラドン温泉に入りに行った。500円。東京の銭湯が400円ほどであることを考えるとまぁ妥当か。
 「半蔵」という居酒屋に集合。飲む。写真部伝統芸の「ワインダー」が伝授された。ワインダーとはフィルムの自動巻き上げ機構のこと。秒間2コマ程度のスピード。もっと巻き上げスピードの早いものがモータードライブと呼ばれている。で、「ワインダー」という芸は酒の入ったお猪口をフィルムのコマに見立てて飲む芸。大したこと無いと思っている貴方。市販のフィルム、何枚撮りがあるかご存知?12枚、24枚、36枚‥‥。目の前に36個お猪口を並べられた光景の壮観さたるや。そして、その並べられたお猪口に入っている酒を間を置かずに次々飲み干してゆく・・・周りが口まねするフィルムの巻き上げ音に合わせて‥‥。流石に最近は12コマで済ませているらしい。昔は36コマに挑んだり、モータードライブのスピードに挑んだ猛者がいたもので‥‥。
 1次会が終わり、合宿所に移って2次会に。合宿所なので酔いつぶれて、そのまま寝てもよい。心おきなく飲む。ビールやウイスキーはもちろん、「〆張鶴」などの日本酒も。そして、合宿に参加できない部員から「雪中梅」一升瓶の差し入れ。さすが地元。東京ではあり得ない差し入れ。「雪中梅」はさすがに特別な酒なので、日本酒を飲み慣れていない女子部員に勧めた。折角新潟に住んでいるのだ。新潟の銘酒を飲まない手はない。
 外では後から駆け付けたOB有志によるバーベキュー大会が始まった。合宿と言ったら怪談話がなければ。そうそう花火もね。
 風邪のぶり返しを怖れて、私が布団部屋に退避した後も宴は続いてた‥‥。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索