ワイドショー(ワイドって?(苦笑))で岡田美里という人が叩かれている。
なんでも「素晴らしく望まれている」のに離婚だなんて「我が儘」だと。焦点は離婚理由の「PTSD」。
そのために、まるで何かの事件のように、コメンテーターには精神科医療関係者も添えられている。
私が見たものに登場していた人はPTSDに対する理解がかなりあるように見受けられた。しかし、発言しきれずに、「我が儘よ!」と憤ってるおばさんを納得させることが出来なかった。
 番組に出ているおばさんは見事に全国のおばさん達の代表として、主婦生活という戦争を生き抜いてきた勝者として、そして加害者としての依り代役を果たしていた。

 バッシングの最大の原因は離婚理由が理解出来なかったことだろう。訳の分からない言葉がどうして理由になるのか?
彼女は判っていなかったのだ。PTSDという言葉がどれだけ日本に浸透しているのかを。おそらく彼女が日本の精神科に掛かっていたら、まずPTSDと判断されなかったに違いない。鬱病とかその辺りに治まっていたのではないだろうか?ハワイで診断を受けたから、PTSDについての理解が深いアメリカで診断を受けたからPTSDと診断されたのだ。逆に言えば、理解の浅い日本でPTSDと言っても理解を得られないと言うことになる。
 たかが離婚でバッシングを受けてしまうということは、それなりに注目され、発言に力があるということだ。ならば彼女は離婚前に「自分がPTSDであること」でなく、「PTSDとはどんなものなのか?」について発言し、理解を深めて貰うことに動くべきだった。
 結果、彼女は自身を最も傷つける言葉を喰らうことになる。
「貴方は我が儘だ。」

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