いぬもあるけば・・・「君主論」
2001年7月16日 通勤中の車内(といってもあっという間の僅かな時間だが)で「君主論(マキアヴェリ、中公クラシックス)」を読んでいる。以前から興味があったがまともに読んだことがなかった。更に深くPBMを遊ぶためには読んで置いた方がよいはずと、手に取った。「マキアヴェリズム」という言葉が先にあったため、相当辛辣な事が書いてあるのだと思っていた。 が、そうではなかった。当たり前のことが書いてあった。底意地の悪さならば、近世や現代の物書きの記述の方が酷いだろう。君主になるための論ではなく、君主であり続けるための論。つまり経営論だ。対象はあらゆる経営者。企業であり、国家であり。
こういう著作を過去のもの、現代とは無関係のものとして読むことほど愚かな読み方、時間の過ごし方はないだろう。逆に、現代に結びつけて読むことで内容の魅力が甦り、輝き出す。
幸いにも(!)、丁度現在の日本に暮らす者にとって、とても刺激的に映る。PBMゲーマーの想像力を働かせれば、君主論が書かれた時代とその背景を理解した上で今の国際情勢や国内情勢の日本に重ね合わせて読むことが可能だ。小泉首相の言動を君主論的に捉え直し、その利点と欠点を浮かび上がらせ、先を予想する楽しみ。
「言動一致」に拘って先に進めない者よりも、あっと言わせる裏切りで主導権を握る者の方が相応しい。事を成すことに重きを置くならば、必要なときが来れば躊躇無く使うだろう。解散請求権を。
何もしない「良い人」よりも何かをした「悪い人」の方が求められている時代。戦国時代とか維新時代、そして・・・。もしかしたらとても面白い時代に生きているのかも知れない。あの時代だって、士族など時代に取り残されて消えて行く人々がいた訳で。国内混乱の時代は同時に他国に狙われていた時代でもある。
まだ読みかけだが、それでも十分面白い。外国支援軍の記述を在日米軍を当てはめて読んでみたり・・・。
こういう著作を過去のもの、現代とは無関係のものとして読むことほど愚かな読み方、時間の過ごし方はないだろう。逆に、現代に結びつけて読むことで内容の魅力が甦り、輝き出す。
幸いにも(!)、丁度現在の日本に暮らす者にとって、とても刺激的に映る。PBMゲーマーの想像力を働かせれば、君主論が書かれた時代とその背景を理解した上で今の国際情勢や国内情勢の日本に重ね合わせて読むことが可能だ。小泉首相の言動を君主論的に捉え直し、その利点と欠点を浮かび上がらせ、先を予想する楽しみ。
「言動一致」に拘って先に進めない者よりも、あっと言わせる裏切りで主導権を握る者の方が相応しい。事を成すことに重きを置くならば、必要なときが来れば躊躇無く使うだろう。解散請求権を。
何もしない「良い人」よりも何かをした「悪い人」の方が求められている時代。戦国時代とか維新時代、そして・・・。もしかしたらとても面白い時代に生きているのかも知れない。あの時代だって、士族など時代に取り残されて消えて行く人々がいた訳で。国内混乱の時代は同時に他国に狙われていた時代でもある。
まだ読みかけだが、それでも十分面白い。外国支援軍の記述を在日米軍を当てはめて読んでみたり・・・。
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