いぬもあるけば・・・「ホームにて」
2001年8月31日 ・・・帰れない〜、データ整理が終わらない〜。思わず、中島みゆきの歌を口ずさんでしまう気分。はふぅ(沈)。
「振り向けば空色の汽車は 今ドアが閉まりかけて
明かりともる窓の中では 帰り人が笑う
ふるさとは走り続けたホームの果て
叩き続けた窓ガラスの果て
そして手のひらに残るのは 白い煙と乗車券」
宿泊所に22時頃戻ったら、同様に帰りそびれた先輩が缶ビールを空けていた。私も缶ビールを手にする。色々話をしている内に、趣味の話になった。ゲームにお金を掛けているといったところ、TVゲームだと思われた。郵便を使ったゲームだと訂正。すると妙に合点がいった様子。ちょくちょく郵便局に行きたがる理由が判ったとのこと。確かに出張中も速達出しや郵便振替のために出掛けていた。どうやらかなり「怪しい」人物だと思われていたようだ。
PBMについて説明していると、「テーブルトークRPG(以下TRPG)なら昔、持っていた。一緒にやれる人がいなかったのでしなかったけれど。」と驚かせる一言。「なんというゲームでした?」「宇宙を船で行く・・・」「ト、トラベラー(汗)」「そう、そう!」 説明書を読んだだけで遊んだことがないのできれいなまま残っているはずとのこと。うわぁ。
でも、どうしてTRPGのシステムなど購入したのだろう。中学生がいきなり買うには高いものだったはず。理由が判った。ゲームブックの熱心なプレイヤーだったのだ。「火吹き山の魔法使い」など懐かしいタイトルが先輩の口から出てくる。まさか、こんなところに昔ゲームブックに燃えた人が居ようとは!
宴が終わった後、一人、外に出た。西の低い空、濃い雲の間のうす曇のところ。その丁度真中に丸い月があった。月光がうす雲をナンとも言えない色にしていた。一見すると只の灰色のコントラストなのだが、よく見るとそのにじみ具合は黒のサインペンのインクをペーパークロマトグラフィーで色素分離したかの様。様々な色をそこに感じてしまった。それはカメラに収められない色。「あの人にも見せてあげたい。」そう思わせる光景。自然の作り出す『美』に感じ入る一瞬。
「ふむ。これを見せるための計らいか・・・」
そう思うことにした。
「振り向けば空色の汽車は 今ドアが閉まりかけて
明かりともる窓の中では 帰り人が笑う
ふるさとは走り続けたホームの果て
叩き続けた窓ガラスの果て
そして手のひらに残るのは 白い煙と乗車券」
宿泊所に22時頃戻ったら、同様に帰りそびれた先輩が缶ビールを空けていた。私も缶ビールを手にする。色々話をしている内に、趣味の話になった。ゲームにお金を掛けているといったところ、TVゲームだと思われた。郵便を使ったゲームだと訂正。すると妙に合点がいった様子。ちょくちょく郵便局に行きたがる理由が判ったとのこと。確かに出張中も速達出しや郵便振替のために出掛けていた。どうやらかなり「怪しい」人物だと思われていたようだ。
PBMについて説明していると、「テーブルトークRPG(以下TRPG)なら昔、持っていた。一緒にやれる人がいなかったのでしなかったけれど。」と驚かせる一言。「なんというゲームでした?」「宇宙を船で行く・・・」「ト、トラベラー(汗)」「そう、そう!」 説明書を読んだだけで遊んだことがないのできれいなまま残っているはずとのこと。うわぁ。
でも、どうしてTRPGのシステムなど購入したのだろう。中学生がいきなり買うには高いものだったはず。理由が判った。ゲームブックの熱心なプレイヤーだったのだ。「火吹き山の魔法使い」など懐かしいタイトルが先輩の口から出てくる。まさか、こんなところに昔ゲームブックに燃えた人が居ようとは!
宴が終わった後、一人、外に出た。西の低い空、濃い雲の間のうす曇のところ。その丁度真中に丸い月があった。月光がうす雲をナンとも言えない色にしていた。一見すると只の灰色のコントラストなのだが、よく見るとそのにじみ具合は黒のサインペンのインクをペーパークロマトグラフィーで色素分離したかの様。様々な色をそこに感じてしまった。それはカメラに収められない色。「あの人にも見せてあげたい。」そう思わせる光景。自然の作り出す『美』に感じ入る一瞬。
「ふむ。これを見せるための計らいか・・・」
そう思うことにした。
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