智恵子抄、読了。
 時系列で並べられていることもあって、読み進めるに来るものがある。似たような、とても大事な人との痛い別れを体験した人にとってはかなり痛い小冊子だ。そういう体験のない人は想像力の助けを借りる。どちらの受け取り方が良いかどうかは判らないが、己が内に感じる人と外に理解する人の2種類が存在するだろう。キルケゴールの作品の受け取り方と同様に。

 深夜、晴れて見事な月夜となった。アスファルトに月明かりによる影が。思わず「月がとっても青いから〜♪遠回りして帰ろう〜♪」などと口ずさんでしまうほど。「独り歩きだけどね」という一人ツッコミは寒いので止めよう。


 それはすっかり月の反対側までも明かりは届いて天幕は薄明るかったのですが、それに隠れるようにカペラが先頭のぎょしゃ座の五つ星たちやオリオン座の三ツ星たちがそろりそろりとやってきました。三ツ星たちは月の明かりがまぶしいのかしぱしぱと目を瞬かせながらまったく興味深そうに夜の広場の様子を探っているのでした。

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