いぬもあるけば・・・「シチューという名のお弁当」

　商店街にあるセシールという喫茶店。どんな店なのか興味があったので入ってみた。まともなコーヒーが飲める場所を探していたのだ。中のテーブルは皆、麻雀などのゲーム卓だった。ちょっと消沈。カウンターに座ってメニューをみるとブレンドだけではなかった。内装とのギャップにちょっと驚きつつも、キリマンジャロを注文した。この時間は若い女性1人で切り盛りしているらしい。しかし・・・もうガングロの流行は終わったはずなんだが・・・（汗）。
　きちんと豆を挽いて入れてくれるのには（期待していなかったから）驚いた。この街で450円するのだから当たり前なのかも知れないが。ちょっと香りが弱い気がするが、キリマンジャロらしさを感じて満足。閉まるのが8時なので出た。もう少し遅くまで、せめて9時までやってくれれば使えるのに。
　通りを出て向かい側に店へと続く階段が見えた。呑み屋の雰囲気とは違う。何かと近寄って見てみると、ダイニングバーだった。店の名前は「QUARRY MEN」。階段の壁にはスパゲッティのメニューが張られている。当たるも八卦と、階段を上った。店内にジャズが響いていた。入って左脇のテーブルにつこうかと思ったが、カウンターがあるのでそこに座ることにした。
　どんなレベルの店か分からないので定番のカルボナーラを注文した。適当な食前酒があれば、頼みたかったのだが見当たらない。メニューにカクテルは沢山載っているが、シェリーやジンなどは載っていない。カウンターの奥に見えるボトルの中にビフィータがあるが、カクテル用みたいでストレートで飲ませてくれるか疑問。シュタインヘイガーらしきボトルも見えたのだが・・・。
　結局ハーフボトルのワインを注文した。ハウスワインがあればそれでも良かったのだが。料理にはスープとサラダも付いていた。セットメニューと考えると妥当な値段かもしれない。サラダのレタスがシャキシャキしてよい感じ。肝心のカルボナーラもそれなりに美味しかった。好みとしてはもっとコクがあった方が良かったかな。食後、残ったワインをジャズを聞きながら、だらだらと飲み干し、店を出た。払った値段を考えると若干のテーブルチャージがあった気がする。
　おばあちゃんの焼き鳥を買おうと寄ったが、やっていなかった。通りすがりの公園に面した怪しいコンビニに朝食を求めて入った。奥に惣菜コーナーらしきものが見えたのでそちらにいった。6〜8品の惣菜がトレーに入っている。ちくわと山芋の煮付けという余りみないものがあったのでそれと、脇のお弁当コーナーに「シチュー」とだけ書かれた怪しいごはん物があったのでこれを購入。シチューはクリームシチューをご飯に和えたといった感じ。ドライカレーのシチュー版と言えば伝わるだろうか。どちらにしてもあまりお弁当としては見ない品。