19日にヘロヘロだったのは理由があった。蒲田の駅ビルでギャラリーを開いていた人が家庭の事情で店を閉めたのだが、その際の廃棄品を馴染み客3人に処理を任せるという話になった。廃業なので最低限の資料以外は全て廃却しなければならないのだが、自らの手で廃却したくはないという話。そこで興味があるものは持っていっていいということになった。で、怪しいブロンズ、未額装のポスター、ミロのリトグラフ付き資料本の一部などガラクタといえばガラクタを貰い受けた。貰ったのはいいのだが、嵩張り重い。自宅に辿りつけず、会社の自分の机の下に一時置かせてもらうことにした。
 嵩張りものなので雨天や強風時には持ち帰りたくない。ということで漸く持ち帰ることができた。結果、私の部屋はますます怪しいものが増えた。ダンポール箱で出来た展示台(イカールの『ワルツの余韻』のポスターを立て掛けている)の上に作者不明の土星を模したブロンズが。「狭い部屋にアーティスト作品が小物を含めて5点飾ってある」と書くと優雅だが実状は作者が怒りだすのではという煩雑さ。「流行の風水って何?」状態。貰ったシートや以前に求めたリトグラフを飾れるのはいつになることやら。

 先日プレイングを行ったWTのリプレイが来た。PC描写については歯がゆさを感じるがそれなりのものであった。が、ゲームとしては成功とは言い難い。断片的な情報から予測してのプレイングであるため、NPCの行動に対し受け身になっている。反省すべき点だろう。
 他の人が参加していたシナリオのリプレイを読んだところかなり痛い結果になっていた。危険な己の力を振るうのに熱心な小学5年生のNPCを説得し、改心させつつ依頼をこなすというシナリオだったのだが、その子を懲らしめるという観点が先行して依頼を失敗してしまい、かつ少年の心を頑なにしてしまった。通常の学生PCのロールプレイとして考えると、貶めた上で説教というのは確かに陥りやすい地雷だったと思う。予想と願望を混同して行動してしまう。現実でも良くあることだ。
 何もかも自分の予想通りにはいかないということを示した、このミッション失敗はPCにとって、そしてPLにとって価値のあるものだろう。尤も、それをきちんと見つけ、自らの手で拾ったらの話であるが。
 何に価値を見出し、何を持ちかえるか。「見る」人はガラクタを宝として受け取ることができよう。

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