いぬもあるけば・・・「はしご」

　高田馬場CLUB PHASEは一度来た事がある。奥井亜紀さんが出演したライブイベントで。今日は奥華子さんが出演するライブイベント「わっしょい！アコギ祭り　VOL.7」。もちろん阿漕な人達のお祭りではない。とはいえ、彼女はアコギを弾く訳ではない。アコースティックなアーティストとして加わったのだろう。
　迷わずに辿り着いた。入場料を払って中に入って普通のライブハウスと違う印象を受けるのは少々広いロビーに人が沢山いること。最初、まだイベントが始まっていないのかと思った。どうやらお目当ての出演者待ちらしい。会場に入ると女性がヴォーカル、男性がアコギの二人組みが歌っていった。丁度、最後の歌。
　入れ替え時に前列2列目中央の席に座った。前の席にはチラシが置いてあるので、てっきりその隣に座っている、いかにも追っかけという感じの小太りの男性が知り合いの座席を確保しているのだと思っていた。
　奥さん登場。ちょっと緊張気味なのはいつものこと。アコギのイベントだけどキーボード弾き語り。新曲もあったが、既存の曲も歌詞を変えてきていた。未だ完成しきれていないということか。未完成といえば、彼女のヴォーカル能力もそうだ。不安定なところがあるのが残念。勿体無い。トレーニングして更に実力を付けて欲しい。
　彼女の演奏が終わると前に座っていた観客が総入れ替えになる。私と同様に別件があるのかもしれないが、目的のアーティスト以外聞かない姿勢はすさまじきものを感じるし、勿体無いと思う。そこに偶然の出会いがあるのに。私は時計を見て、もう1ステージ見ようと同じ席にいた。次のアーティスト目的の人達が座席を埋めて行く。女性が多いので格好良さで売る人かなと不安に思っていたが、演奏を聞いたところかなりの実力者であることが判った。アンケートを答えるとマキシシングルCDがもらえるらしいので答えて入手。練木涼介という人。余裕があればチェックしてみよう。
　彼のアンケートを出す場所はあったが、奥さんのはない。仕方がないので受付に出そうとしたら、前を通り過ぎる二人連れ。奥さんだ。ということで、直渡し。アンケートに書いた気に入った曲名に自信がないのでちょっと冷や汗を書きながら、「また〜！」と。
　で、四ッ谷駅を出、上智大学の前を歩いた先にあるアイリッシュパブ「ザ・モリガンズ」に。windfallのライブ演奏は2ステージ目が終わるところだった。お店はとても繁盛していた。金曜日ということもあって、ほとんどのテーブルが埋まっていた。バーに座って、ギネスを1パイント。ここの名物？のタコライスを食べながら。
　休憩時に阿部さんに挨拶。去年のハロウィン以来だと言われて、こちらが驚いた。そんなに来ていなかったのだな。隣の席のファン仲間とLOOXに親指シフト変換が出来るのが出るという話題で盛り上がる。
　3ステージ目の演奏が始まった。ちょっと音量が少ない気がしたのはいつもより遠いからだろうか。余り音楽を聴いているお客がいない。手前の外国人のいるグループが反応しているぐらいだ。ここは場所柄、日本人のみのお客が多い。そのせいもあるのだろう。それでも見回すとファン仲間がテーブルに座っているのを発見。さっきもいたのかしらん。あの笑顔はすぐに見つけられるのだが・・・