いぬもあるけば・・・「告知天使」
2002年2月5日告知天使はなんて悪戯好きで残酷なのだろう・・・
ニャンコアートの松風直美さんのサイトの1月プレゼントに応募したところ、当たった事が判った。肉球リング。自分の指には嵌められないかもしれないが、その画像を見て欲しくなった(苦笑)。まさか当たるとは・・・。お礼と自己紹介を兼ねた書き込みを掲示板に。下記の展示会があるので、また作品を見ることができるだろう。
> ●「猫の手貸します! 肉球展」(東京谷中)
>会期:2002年2月7日(木)〜2月17日(日)12・13日休廊
>時間:11:00〜18:00(最終日17:00)
>会場:ギャラリー「猫町」台東区谷中2−6−24
> (地下鉄千代田線千駄木駅団子坂下口徒歩6分)
>ふっくらぷにぷにした猫の肉球が大好き! という肉球マニアにオススメの創作猫アート展。
>猫の手をかたどったアクセサリーや器、もりわじん、松本浩子、大野隆司、稲田敦など人気
>アーティストオリジナルデザインの「ふく猫手ぬぐい」など、ユーモラスで洒落た生活雑貨
>が勢ぞろい。写真集「猫の手」などで知られる写真家・板東寛司の「猫の手写真展」を同時
>開催。
23時。「喪服のランデヴー」の最終回。この回は見たことがないのでストーリーも知らない。ノイズを避けるため、事前にネットであらすじを調べもしなかった。
・・・うぐ。ご都合主義だという批判もあったが、その批判が的を得ていないことを認識。
何故、このドラマに惹かれたのか・・・辰岡由海が飯田清美の墓前で口にした言葉だ。自分の全存在を賭けての戦いを誓う、その台詞に惹かれたのだろう。それにしても吉岡秀隆は貴重な俳優になったなぁ。今後の更なる熟成が楽しみだ。
そんな想いを抱きながら、ネット戯れ。ここ最近行っていないサイトを巡っていた。そして、知った。告知された。また、同行者が倒れたことを。
野望の王国[->http://www.asahi-net.or.jp/~is6f-isi/index.html]というサイトがある。掲示板を見て、このサイトの運営者である、石井文弘氏が亡くなったことを知った。
愕然とした。信じられなかった。だが彼の友人の書き込みがそれが事実であることを否定させてくれなかった。無念さ、悔しさで視界が滲む。
彼への私の思いは一方的なものだ。このサイトはPBM系サイトを探していたある日、偶然見つけたサイトだった。彼もPBMゲーマーだが参加していたゲームが異なり、またゲーマーとしてのスタンスが異なっていた。私がロールプレイ重視のPLならば、彼はマルチゲームの様な影響力と勝利を求めるゲーム重視のPLだった。だが、結局のところPBM。その本質は同じ。ベクトルが違うけれど、同じ座標系にある存在。別の方向性を持っている人だったから、その言動は照らして位置を教えてくれる灯台となっていた。言葉に対する気遣いも。
彼の日記に、彼のユーモアに私は多大な影響を受けた。影響を受け過ぎて、今まで誰にも教えていなかったほど。彼の日記を読んだことが、私が日記サイトでこのような日記を書くきっかけだった。
嗚呼、生きているうちに会話したかった。お礼の気持ちを伝えたかった。日本酒に関心を持たれていたようだったので新潟の(上善如水だけでない)旨い酒を勧めたかった。だがメールすら送ったことのない私。いつかメールすることも、同じゲームに参加することも、彼がマスタリングするゲームに参加することもあるだろうと考えていた。甘かった。時は容赦なく奪う。残るのは悔いのみ。
機会を奪われた私に出来るのは、私を知る人に彼という同じ海で軌跡を描いていた人の存在を伝えること、影響を受けたことを吐露して書き続けること、そしてこの人生というRPGを放り出さずに続けることぐらいだ。
『秘められた胸の奥でながす涙が
この世の中で一番かなしい涙だと人はいう
泣いていることなど誰にもわかりはしないが
人は志をおなじくする者の死に
歯を食いしばって涙をながす
何も言わず心の奥で涙をながす』
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