久々の銀座、久々のボザール・ミュー。・・・迷った(汗)。一つ先の通りを曲がってしまったために嵌まった。時間的余裕があれば、銀ブラということで楽しんでしまうのだが、今日は時間がそれを許してくれない。
 銀座蒲田ビルにようやく到着し、ギャラリーに。「町田久美・上野茂都 二人展」。共に猫を題材にした作品を創り続けている二人の展示会。
 町田さんは擬人化した猫を日本画の技法で描いたものや、いつもの変わった招き猫を展示。絵はどうやら今回、音楽がテーマらしい。猫のバンドマンや笛を吹いている猫がいた。衣服や楽器は筆で描かれ、猫の体は岩彩で描かれている。筆運びが心地良い。
 上野さんの展示ははいつものとぼけた表情の猫の絵が主だったが、もっと崩した感じのものや後ろ姿の猫など余り見たことのない絵があった。それ以外に、絵付けした陶器が数種類、結構な数あった。蕎麦猪口、いいかも。
 上野さんに先日のたまライブの日に一瞬だけ見かけた気がすると突っ込まれた。うぐ・・・行ったら終わっていたのだ。お客が少なかったみたいなのでなおさら恐縮。次こそは・・・。
 小一時間ほど鑑賞し、ギャラリーを後にした。いいなと思うものはちょっと簡単には手が出ない価格。手頃な価格帯のものはすでに売約済みだったり。3/9まで開催しているから、それまでにまた訪れよう。

 日比谷線、東横線で代官山に。代官山クラシックスという箱。AYUO(高橋鮎生)さんの企画の「月の女神祭」二日目。女性ボーカリストをゲストにしての企画なのだが、そのゲスト陣が皆、実力派。昨日はヤドランカさん、4/6は太田裕美さん、4/7はYaeさん。Yaeさんは去年8月末にぱぶりかのライブを観にいったときにそのステージを観、実力に唸ってしまった経緯があるので観たいのだが、出張の関係で無理そうだ。
 で、今日のゲストは上野洋子さん。「puzzle」、「アスタリスク」と趣向の違う2枚のアルバムを1月に発表している。
 ステージは2部制。最初はキーボードなど打ち込み系の音を多様したエレクトリカルな音楽。バックの壁にプロジェクターで電子映像を流しながら。
 上野さんの最初の歌は、軽く1000年ほど前の聖歌「キリエ」。続いての曲は・・・AYUOさんのアルバムの中でかなり好きな音楽なのだが、タイトルを失念。ジプシー的な逞しい音楽。それ以外にも実験的なものなど色々。この辺りになると聞き手にも好き嫌いが出てくるだろう。
 2部ではよりアコーステイックに。2部の始まりは上野さんのソロで。自分でコード紙に打ち込める手回しオルゴール。昨晩、急にそれを使いたくなって、徹夜してコード紙にパンチしたとこのこと。きちんと鳴って歌えるかはやってみないとという、これまた実験的な・・・。一瞬拙いところもあったが、可愛い音色を背景に、キュートな歌を披露。演出、演出(汗)。
 3曲目にAYUOさんが加わり、アコギやシタールギターを演奏。上野さんはアイリッシュドラムを叩いたりしながらの歌唱。演奏曲は上野さんの関わったマーシュマロウの曲やマザーグースをモチーフにしたアルバム「ナーサリーチャイムス」から。
 最後の演奏が終わったのは22時過ぎ。こんなに遅くなるとは思わなかった。遠方の人は大急ぎで帰宅。更に遠方の人は・・・いた。上野さんのファンサイトを開いている人。京都から駆け付けたそうだ。MCで、「1月から3月までに3回ライブしたので、今年はもう充分かな・・・と。またレコーディングします。」と言っていたことを踏まえると駆け付けた価値はありそうだ。
 やはり上野さんの歌声は好きだな。艶と説得力のある歌声とも言おうか。その魅力を言葉にするのは難しい。
 まだ未入手だった2枚のアルバムを入手。ジャケットにサインして頂く私はミーハー。

 CD購入を考えて訪れなかったために財布の中には小銭数枚しかない事に気が付き、JR渋谷駅まで歩いたのは秘密・・・

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