いぬもあるけば・・・「猫畑収穫祭」
2002年4月4日 今日から谷中のギャラリー猫町で松風直美さんの個展『猫畑収穫祭』が4/14まで催される。今日は初日ということでオープニングパーティがあった。
私が駆けつけた時はすでにパーティの開始時間になっていて、作品を見る前にパーティに雪崩的に参加する事に。パーティというと堅苦しいものかと思った。実際は板の間に座布団を敷いて、丸くなっての飲み食い。居酒屋の宴会ノリだ。
心の準備もなにもないままに参加して自己紹介をしていた。さすがに皆さん、猫好きであることはもちろん、猫を飼っている。私は実家で馴染みがなかったこともあって、猫体験が少なく猫好きと自称できるほどではないし、飼ってもいない。その点肩身が狭いが、チャットで猫好きな人の萌え具合を見ているので、かなり話が通じる。
それでも、凄いと思う話を聞いた。猫好きだと近所に知られると野良猫が填っていたり、捨て猫が見つかったりすると連絡が来るらしい。まるで、その人が何でもやってくれるとでもいうかのように。そんなこんなで10匹飼っているという人の話を聞いた。これはこれで大変だ。
もっと凄い人の話は猫を守る為に身を挺したという話。近所に猫が屯する場所があるらしく、付近の人々が暖かく見守っていたという。でも中には猫が嫌いな人というのもいる。ある日、男性が飼い犬をその場に連れて現れ、猫を襲うように嗾けた。わざとするのだから犬も興奮する。非常に危険な状態を目撃した話者は猫と犬の間に立ちふさがり・・・足を噛まれたという。こうなると民事事件。飼い主には賠償責任が。その後、二度と彼の男性を見ることはないという。
この話の落ちは彼女の特性にある。話によると彼女は痛覚が鈍いらしい。最近、親指を縫うほどの怪我をしたのだが、それに気がつかなかったという。犬に噛まれた件も、痛みはほとんどなかったという。それって、もしかして・・・計略(汗)。
テーブルの上には居酒屋もかくやというほどちゃんとしたツマミが、それも次々出てきた。持ち込みやギャラリーにあるキッチンで調理されたものなど沢山の料理がでてくるという予想外の展開。皆、美味しい。お酒はツマミに合せて、日本酒をメインに頂く。何故か麒麟山がある。これも津川の阿賀野川河川敷で探検部の新歓焼き肉パーティをやったときなどに呑んでいたお酒だ。あの辺りの地酒。これを頂いた。
安土城のお膝元から来たと松風さん、変わった食べ物を持参。「赤こんにゃくの煮付け」赤こんにゃく・・・初めて食べた。なんでも派手好きな信長が食べたという曰くがあるらしい。赤というか朱に近いか。べんがらが入っているという。鉄分豊富な温泉にこんな色があったな・・・と思ったらやっぱり。赤錆色。もう1つは鮒寿司。それもお土産品として工場で作られたものではなく、自家製とのこと。卵がしっかり入っていて見事な鮒だった。これだけ立派だと一匹1万円ほどするという話には驚いた。3年間掛けて熟成させる。話によると、瓶に仕込んでから室(むろ)代りに湖水に沈めるのだという。確かにそうすれば寒暖の差は少なくなる。生活の知恵だ。試食した。匂いは噂違わぬもので、かなりキツイ。でも匂いそのものにはすぐに慣れた。味は・・・酸っぱさとしょっぱさが全面に出ているので、それだけで美味しいとは言い難い。お酒のツマミにはいいが、お茶漬けのように適度に塩分を薄めた状態で頂くのが正しい味わい方のような気がした。
猫の手帳という雑誌が主催したアート展で賞を貰った松風さんのお友達アーティストさんの多芸振りに驚かされた。昔、端役ではあったが声優をやっていたという。首に掛けている木製の笛みたいなもの、実はちゃんとした楽器。『コカリナ』という。元々はハンガリーの子供のおもちゃみたいな木の笛なのだが、それに魅了された日本人が改良してまともに演奏できるまでにしたものだという。長野オリンピックで伐採材の有効利用として作られ、奏せられたことで知られている・・・らしい(知らなかった(汗))。
で、先日、コカリナの教師資格が取れたということで、その音色を聞かせてもらった。奏したのは「琵琶湖周航の歌」。柔らかく、優しい音色だった。いいなぁ。ちょっと大きめなペンダントという感じで持ち運びが楽なところがモバイラーの琴線に触れる(笑)。ザバダックのポーランド、披露してくれた裏技を使えば吹くことが出来そう。近所で講習会でもないかしらん。
ハッ!宴が盛り上がっていたために、肝心の作品をろくに見ていないことに気が付いた。慌てて見て回る。危険だ・・・部屋に飾りたくなる小品が沢山。そういうのに限って、すでに予約のシールが貼ってあるのだが、もし貼ってなければ大変なことになっていた気がする<大量購入。猫好きで松風さんのサイトを見て気に入っていた友人のためにお皿を予約。絵柄に好みがあるだろうが、元気でいいのではないかしらん。それ以外に2つほど予約した。
パーティが終わったのは予定を遥かに越えた時間。楽しくてあっという間だった。松風さんの切り絵の実演を拝見したいのでまた期間中に訪れることになるだろう。
私が駆けつけた時はすでにパーティの開始時間になっていて、作品を見る前にパーティに雪崩的に参加する事に。パーティというと堅苦しいものかと思った。実際は板の間に座布団を敷いて、丸くなっての飲み食い。居酒屋の宴会ノリだ。
心の準備もなにもないままに参加して自己紹介をしていた。さすがに皆さん、猫好きであることはもちろん、猫を飼っている。私は実家で馴染みがなかったこともあって、猫体験が少なく猫好きと自称できるほどではないし、飼ってもいない。その点肩身が狭いが、チャットで猫好きな人の萌え具合を見ているので、かなり話が通じる。
それでも、凄いと思う話を聞いた。猫好きだと近所に知られると野良猫が填っていたり、捨て猫が見つかったりすると連絡が来るらしい。まるで、その人が何でもやってくれるとでもいうかのように。そんなこんなで10匹飼っているという人の話を聞いた。これはこれで大変だ。
もっと凄い人の話は猫を守る為に身を挺したという話。近所に猫が屯する場所があるらしく、付近の人々が暖かく見守っていたという。でも中には猫が嫌いな人というのもいる。ある日、男性が飼い犬をその場に連れて現れ、猫を襲うように嗾けた。わざとするのだから犬も興奮する。非常に危険な状態を目撃した話者は猫と犬の間に立ちふさがり・・・足を噛まれたという。こうなると民事事件。飼い主には賠償責任が。その後、二度と彼の男性を見ることはないという。
この話の落ちは彼女の特性にある。話によると彼女は痛覚が鈍いらしい。最近、親指を縫うほどの怪我をしたのだが、それに気がつかなかったという。犬に噛まれた件も、痛みはほとんどなかったという。それって、もしかして・・・計略(汗)。
テーブルの上には居酒屋もかくやというほどちゃんとしたツマミが、それも次々出てきた。持ち込みやギャラリーにあるキッチンで調理されたものなど沢山の料理がでてくるという予想外の展開。皆、美味しい。お酒はツマミに合せて、日本酒をメインに頂く。何故か麒麟山がある。これも津川の阿賀野川河川敷で探検部の新歓焼き肉パーティをやったときなどに呑んでいたお酒だ。あの辺りの地酒。これを頂いた。
安土城のお膝元から来たと松風さん、変わった食べ物を持参。「赤こんにゃくの煮付け」赤こんにゃく・・・初めて食べた。なんでも派手好きな信長が食べたという曰くがあるらしい。赤というか朱に近いか。べんがらが入っているという。鉄分豊富な温泉にこんな色があったな・・・と思ったらやっぱり。赤錆色。もう1つは鮒寿司。それもお土産品として工場で作られたものではなく、自家製とのこと。卵がしっかり入っていて見事な鮒だった。これだけ立派だと一匹1万円ほどするという話には驚いた。3年間掛けて熟成させる。話によると、瓶に仕込んでから室(むろ)代りに湖水に沈めるのだという。確かにそうすれば寒暖の差は少なくなる。生活の知恵だ。試食した。匂いは噂違わぬもので、かなりキツイ。でも匂いそのものにはすぐに慣れた。味は・・・酸っぱさとしょっぱさが全面に出ているので、それだけで美味しいとは言い難い。お酒のツマミにはいいが、お茶漬けのように適度に塩分を薄めた状態で頂くのが正しい味わい方のような気がした。
猫の手帳という雑誌が主催したアート展で賞を貰った松風さんのお友達アーティストさんの多芸振りに驚かされた。昔、端役ではあったが声優をやっていたという。首に掛けている木製の笛みたいなもの、実はちゃんとした楽器。『コカリナ』という。元々はハンガリーの子供のおもちゃみたいな木の笛なのだが、それに魅了された日本人が改良してまともに演奏できるまでにしたものだという。長野オリンピックで伐採材の有効利用として作られ、奏せられたことで知られている・・・らしい(知らなかった(汗))。
で、先日、コカリナの教師資格が取れたということで、その音色を聞かせてもらった。奏したのは「琵琶湖周航の歌」。柔らかく、優しい音色だった。いいなぁ。ちょっと大きめなペンダントという感じで持ち運びが楽なところがモバイラーの琴線に触れる(笑)。ザバダックのポーランド、披露してくれた裏技を使えば吹くことが出来そう。近所で講習会でもないかしらん。
ハッ!宴が盛り上がっていたために、肝心の作品をろくに見ていないことに気が付いた。慌てて見て回る。危険だ・・・部屋に飾りたくなる小品が沢山。そういうのに限って、すでに予約のシールが貼ってあるのだが、もし貼ってなければ大変なことになっていた気がする<大量購入。猫好きで松風さんのサイトを見て気に入っていた友人のためにお皿を予約。絵柄に好みがあるだろうが、元気でいいのではないかしらん。それ以外に2つほど予約した。
パーティが終わったのは予定を遥かに越えた時間。楽しくてあっという間だった。松風さんの切り絵の実演を拝見したいのでまた期間中に訪れることになるだろう。
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