いぬもあるけば・・・「鑑賞」
2002年4月9日夢を見た。浅い眠りの中で・・・
第一夢
私は夢の中で色々考えていた。
「今は『回帰の時代』なのかもしれない・・・。」
回帰と言っても、全く同じ場所に戻るわけではない。
螺旋のイメージ。夢枕獏の『上弦の月を食べる獅子』が思い起こされた。
第二夢
高級割烹がデパチカでお弁当を売り出した。
普通のお客さんにも気軽に日本料理の素晴らしさを判ってもらいたいという主人の思いから発した、高級店が持つ『こだわりを捨てた』上での提供だった。可能な限り安い食材を使った、質素だが良質なお弁当。だが、主人の思いは届かなかった。
商品は飛ぶように売れた。マスコミや口コミが作り出した高級割烹が売り出した限定の『こだわりのお弁当』として。受け手はお弁当を買ったのではなかった。自らが望む商品イメージを買ったのだった。
送り手と受け手の間の大きな断絶。
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自動測定の動作時間を利用して、綺朔ちいこさんの個展を見に行った。銀座一丁目 奥山ビル5Fのギャラリーフォレスト。
中に入って驚いた。赤いリボンが30cmくらいの間隔で上から貼り下げられていた。今回の趣向の「吹き流し」をイメージしたものらしい。ギョッとしたけれど、面白い。歩くと絡まるのがなんとも・・・
展示されている作品はかなりアクが強いので好みが別れる。絵は以前のものよりも私には好ましかった。女性の裸体(胴体部)、指そして顎の人形。胴体を持って振ると、ガラガラと音がする。それは・・・赤ちゃんをあやすガラガラの音。
金子寿徳さんというギタリストが観にやってきた。昔、ちいこさんとイベントか何かで一緒になったらしい。不思議な繋がりだ。
チケットぴあで、14日にあるイベントのチケットを入手。CROWというユニットのコラボレーションイベント。ダリエさんが参加するという。どんなものなのか判らないが取りあえず観に行ってみよう。ノリはTAMTAMが参加したUFOナイトと同じ。あれもクラブチッタ川崎が会場だったなぁ。
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