新人歓迎会。通常、滅多に職場の人と呑みに行かないので、こういう場は職場内の人と他愛無い話をする貴重な機会となっている。なので2次会も参加。蒲田西口のすきずきという居酒屋に。地酒の種類が豊富なので、変わった日本酒を呑みたいときににはよい店。

 後輩に誘われて、コンビニに寄った時にちょっと目を通したAERAに載っていた話に考えさせられた。テレビ朝日のある番組で「本当は人類は月に行っていない」という話に想像以上に反響があったという。3つほど疑わしいと思える映像を出して、それを元にアメリカの陰謀によるでっち上げという結論に到達する。ネタとしては随分前から使われてるものだし、それを元にした映画まで作られていたと記憶している。とはいえ、それは受け手もネタとして了承しているものだったはずだ。問題は、現在このネタに「納得してしまう」人が多いという話だ。実際は、AERAという雑誌の、ときに統計学を無視した針小棒大性を考えると大した人数ではないのかも知れないが、インタビューを読むとマジで信じている人はいるようだ。
 この話には背後にとてつもなく大きな問題があると感じるが、それについて考えるのは別の機会にしよう。
 私が気にしたのはこのネタを提供した娯楽TV番組の関係者のコメントだ。「娯楽番組とて提供したので、信じる信じないとかは知ったことではない。ちなみに私は信じてないが。」という内容。
 別にいいけどね。ただ、同じメディアが「メディア規制3法案」は危険だと同じ口では言ってくれるなと言いたい。この法案が提出された背景と構造は全く同じだ。彼らの「法で規制しなくとも自助努力で良質な報道を行える」という言葉の重みが一気に軽くなった。


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