いぬもあるけば・・・「紹介の難しさ」
2002年5月27日新宿駅で待ち合わせ。大学時代のサークル仲間だった、ことろんさんと仰木さんと。彼女達は既に秋葉巡りをしてきたらしく、結構疲れている感じ。混んでいる京王新線に乗り、幡ヶ谷駅で降りる。「たまははき」に案内するのが今回の私の目的。
予約が出来ないので、混んでいたらどうしようかと思ったが、月曜日の早い時間だったこともあって空いていた。二人に合わせ、まずはビール。つまみは、親父さんにあるものを適当に出してもらうように頼んだ。山菜は余りなかった。定休日の水曜に採りに行く関係上、月曜はほとんどない状態だった。これは失敗。そろそろ山菜のシーズンも終わり。冷奴もなかったのは残念。だが、初めて来た人には必ず食べてもらうものはあったので、それを注文。それにしても、親父さん、愛想がいい。私が一人で来るときとは全然違う(苦笑い)。
仰木さんの近状の話から始まって、家族論やこの場にいない仲間の話とどんどん話題が移って行く。だべるのが好きなこともあって、かなり長居してしまった。その間に入れ替わり立ち代わりやってくる馴染み客。私があんまり毎回挨拶を重ねるので、「みんな馴染みなんだね〜」と突っ込まれてしまった(汗)。だが、馴染み客が訪れる時に座を設定できたのは僥倖。彼女達にも気軽にこの店を利用して貰いたい。この店は女性一人でも気兼ねなしに寄ることが出来る店。東京でちょっとした事があった時に、ここで休むことができる。一人暮らしを続ける者にはそういう場所が必要だ。独り言ではなく、ヴァーチャルでもない、会話する「筋肉」を衰えさせないために。そして、もしこの店をそういう店として利用するならば、ここの馴染み客と最初から面識があれば楽だろう。
・・・だが、私のそういう戦略は失敗したかもしれない。「トモダチのトモダチは皆トモダチだ」というが、実際に互いにトモダチになるのは難しい。もう少しスマートに出来ればいいのだが。私が紹介するのは、店の持つサービスではない。『場』だ。その辺を伝えきれないのが行けないのだよな。アーティスト紹介が上手くいかないのもその辺に理由がありそうだ。可能性・不可能性も含めて。
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