いぬもあるけば・・・「軌跡交差の可能性」
2002年6月1日 出掛けに郵便箱を確認したところ、MT13の交流誌が届いていた。確認すると自分の投稿は没だった。しょぼん。プレイングよりも重視していただけにダメージが大きい。
銀座ボザール・ミューに到着。町田久美さんの個展を拝見。切手大の小さな絵や素描などとともに岩絵の具を使った大き目の作品が展示されていた。気に入っている作品があるのだが、組で買うことするとちょっと張る。引越し資金を貯めるため、緊縮財政を敷いている身としては厳しい。
ベルリンに行った話を伺った。ベルリン、特に旧東ドイツ地区はアーティストにとって面白い街だという。芸術家が集まった昔のニューヨークの様に、何でもありな雰囲気があるという。開発され尽くした旧西ドイツ地区とのギャップは文化的なエアポケットみたいで、何でも吸い込み、そして変わってゆく。ここ数年が一番面白い。何でもありだが、何処かゲルマン民族特有の憂鬱さがニューヨークとの違いを出している。
ベルリンというと「天使の詩」ぐらいしか思い付かない私にとって、意外で興味深い話だった。更に話を聞きたいこともあり、ギャラリー閉館後、会食しながら話を聞いた。
町田さんが作品を出展したのは現代日本の文化を紹介するイベントなのだが、若手映画監督の映画上映などかなり偏った、かなりマニアックな・・・サブカルチャーを紹介するイベントだったようだ。AVの撮影を題材にしたきわどい映画が上映され、その監督も招待されていたが、通訳が不味く、「これはポルノではない」が「これはポルノだ」と訳されて大変だったとか・・・。映画以外には大量の硬軟混ざった漫画やアニメ、渋谷で活動しているインディーズバンドがライブをしたりと、日本でも見られないほど『濃い』サブカルフェスティバル。日本文化を紹介する催しには大使館員が様子を伺いに訪れるらしい。そのため、サブカル界と繋がりが出来てしまった人もいるという。というか、ドイツにはいたらしい。
このイベントを紹介する情報番組がまた凄かったらしい。ゴールデンタイム、番組のナビゲート役二人ともコスプレ姿だったという。これが、向こうの人だからまた良く似合っていたと・・・。 我々の想像以上に日本のマンガとアニメは欧米に広まっている。どこにでもオタクはいるのだ。町田さんが知り合ったドイツ人の女性はは小林まことの「What’s Michael?」 の大ファンで、ちょくちょく日本に来てはまんだらけなどでマンガを漁っているという。翻訳も盛んで、週刊連載のものがあっという間に翻訳されているし、単行本も発刊のずれが余りなかったり。日本でもないだろうというぐらいマニアックな単行本が出ていたり。・・・話を聞いてクラクラしてきた。
コスプレの衣装にしても国民性があるらしい、フランスはロリータっぽいのが好まれるのだが、ドイツはセーラー服がお好き・・・らしい。意外だ・・・と思ったら、「制服好き」というところで繋がっているらしい(汗)。はう〜!
ふと気が付く。このような話題が何故通じるのだろう・・・(汗)。次第に互いの趣向の探り合いを呈する展開になってきた・・・
町田さんは高崎出身、私は前橋出身。そして年齢も一歳差。中・高校生時のサブカル環境がほとんど同じ。そしてその当時の趣味傾向も似ていた。漫画を読むことは当たり前。アニメもOVAが勃興し、或る意味黄金期だった。再放送も含める多数のアニメが放送されてしたし、その再放送がジェネレーションギャップを埋めていった。今に続くガンダムブームやルパン3世のトリビュートアルバムがでるのもこういう「繰り返し」があったからだろう。
ほぼ同じ世代だという事で漫画などに関する話題が通じるのは或る程度了解出来た。当時私たちはすれ違っていた可能性がある。古本屋、今はブックオフなどの大規模チェーン店が展開されているが、当時はそのようなものはなく、地元に密着したものばかり。彼女には馴染みの古本屋があった。そして、それ以外の本屋、古本屋も巡っていた。まさか私が足を運んだ古本屋「山猫館書房」まで足を延ばしていたとは。私も高崎の街を出入りしていた。趣味が似ていることを踏まえると、どこかですれ違っていても全然不思議ではない。今と当時の各々の軌跡が思い描かれ、妙な感慨に襲われていた。
それにしても、私が定期戦などで訪れたことがある高崎高校の校庭に夜、忍び込んで反射型望遠鏡で星夜観望していたという話には衝撃を受けた。
銀座ボザール・ミューに到着。町田久美さんの個展を拝見。切手大の小さな絵や素描などとともに岩絵の具を使った大き目の作品が展示されていた。気に入っている作品があるのだが、組で買うことするとちょっと張る。引越し資金を貯めるため、緊縮財政を敷いている身としては厳しい。
ベルリンに行った話を伺った。ベルリン、特に旧東ドイツ地区はアーティストにとって面白い街だという。芸術家が集まった昔のニューヨークの様に、何でもありな雰囲気があるという。開発され尽くした旧西ドイツ地区とのギャップは文化的なエアポケットみたいで、何でも吸い込み、そして変わってゆく。ここ数年が一番面白い。何でもありだが、何処かゲルマン民族特有の憂鬱さがニューヨークとの違いを出している。
ベルリンというと「天使の詩」ぐらいしか思い付かない私にとって、意外で興味深い話だった。更に話を聞きたいこともあり、ギャラリー閉館後、会食しながら話を聞いた。
町田さんが作品を出展したのは現代日本の文化を紹介するイベントなのだが、若手映画監督の映画上映などかなり偏った、かなりマニアックな・・・サブカルチャーを紹介するイベントだったようだ。AVの撮影を題材にしたきわどい映画が上映され、その監督も招待されていたが、通訳が不味く、「これはポルノではない」が「これはポルノだ」と訳されて大変だったとか・・・。映画以外には大量の硬軟混ざった漫画やアニメ、渋谷で活動しているインディーズバンドがライブをしたりと、日本でも見られないほど『濃い』サブカルフェスティバル。日本文化を紹介する催しには大使館員が様子を伺いに訪れるらしい。そのため、サブカル界と繋がりが出来てしまった人もいるという。というか、ドイツにはいたらしい。
このイベントを紹介する情報番組がまた凄かったらしい。ゴールデンタイム、番組のナビゲート役二人ともコスプレ姿だったという。これが、向こうの人だからまた良く似合っていたと・・・。 我々の想像以上に日本のマンガとアニメは欧米に広まっている。どこにでもオタクはいるのだ。町田さんが知り合ったドイツ人の女性はは小林まことの「What’s Michael?」 の大ファンで、ちょくちょく日本に来てはまんだらけなどでマンガを漁っているという。翻訳も盛んで、週刊連載のものがあっという間に翻訳されているし、単行本も発刊のずれが余りなかったり。日本でもないだろうというぐらいマニアックな単行本が出ていたり。・・・話を聞いてクラクラしてきた。
コスプレの衣装にしても国民性があるらしい、フランスはロリータっぽいのが好まれるのだが、ドイツはセーラー服がお好き・・・らしい。意外だ・・・と思ったら、「制服好き」というところで繋がっているらしい(汗)。はう〜!
ふと気が付く。このような話題が何故通じるのだろう・・・(汗)。次第に互いの趣向の探り合いを呈する展開になってきた・・・
町田さんは高崎出身、私は前橋出身。そして年齢も一歳差。中・高校生時のサブカル環境がほとんど同じ。そしてその当時の趣味傾向も似ていた。漫画を読むことは当たり前。アニメもOVAが勃興し、或る意味黄金期だった。再放送も含める多数のアニメが放送されてしたし、その再放送がジェネレーションギャップを埋めていった。今に続くガンダムブームやルパン3世のトリビュートアルバムがでるのもこういう「繰り返し」があったからだろう。
ほぼ同じ世代だという事で漫画などに関する話題が通じるのは或る程度了解出来た。当時私たちはすれ違っていた可能性がある。古本屋、今はブックオフなどの大規模チェーン店が展開されているが、当時はそのようなものはなく、地元に密着したものばかり。彼女には馴染みの古本屋があった。そして、それ以外の本屋、古本屋も巡っていた。まさか私が足を運んだ古本屋「山猫館書房」まで足を延ばしていたとは。私も高崎の街を出入りしていた。趣味が似ていることを踏まえると、どこかですれ違っていても全然不思議ではない。今と当時の各々の軌跡が思い描かれ、妙な感慨に襲われていた。
それにしても、私が定期戦などで訪れたことがある高崎高校の校庭に夜、忍び込んで反射型望遠鏡で星夜観望していたという話には衝撃を受けた。
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