水曜 深夜24時55分にテレビ東京で放映されているアニメ「.hack//SIGN」に注目している。ここ数年、アニメ雑誌などをチェックしていないこともあって、この番組を知ったのも放映開始してからしばらくしてから。何気なくチャンネルをセットしてみたところやっていたので見てみたという感じだった。シリーズ構成/脚本 伊藤和典、キャラ原案・貞本義行 ということも後で知った。
 初めて見た時の感想は「(メタルヘッドの)電脳神誕生の物語?」だったりする。よくあるファンタジー物だと思っていたのだが違った。仮想現実のゲーム世界。登場するキャラクターは現実世界に生きているPCだった。
 題材が最近注目されているMMORPG『Massively Multiplayer Online Role-Playing Game』(日本語で『多人数参加型RPG』とでも言うか(ウルティマオンラインなど))をベースにしていることはすぐに判った。これに仮想現実技術を加えた進化型のゲーム世界とそのようなゲームが広く運営されている近未来日本を舞台にしている・・・ことになっているようだ。
 私自身はMMORPGを遊んだことはないのだが、友人の話などから雰囲気は分かる。このアニメはMMORPGの雰囲気をかなりのところまで上手く表現していると思う。もちろん、実際とは異なる部分もある。
 私が面白く感じたのは、キャラクターの存在構造だ。アニメの中のキャラクターはアニメの中の現実の人がロールプレイしている。そして、それを現実の声優がロールプレイしている。そして現実の声優は・・・
 
 ゲーム世界が外とリンクしている。それもアニメの現実世界レベルではなく、現実世界レベルで。ゲーム内PCとの会話で出てくる『萩尾望都』の作品の中の一節。一気に『壁』が薄くなる瞬間。

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