深夜のドキュメント番組。何気なくチャンネルを設定しての視聴だった。
 内容は、桶川ストーカー殺人事件の現在。
 事件は未だ終っていない。残された両親は今も納骨することが出来ず、遺骨と同じ部屋で眠る。
 両親が上尾警察署の対応の不手際を民事訴訟で訴えたところ、県警側はこう弁論した。
 殺人事件捜査のために提供してもらった手帳などの遺品から、「ストーカーに怯えてなどいない生活を被害者は送っており、危機感を持っていなかった。両親に当てた手紙は遺書のようなものではない。」 ・・・だから、我々には落ち度はない。
 
 余りにも情けない埼玉県警。ダメ組織はここまで厚顔無恥になれるのか。いや、ダメだからこそか。恥を隠すために、更に上塗りしている。
 犯人から押収したものではなく、被害者の家族から提供された資料を事件解決のためではなく、自分たちを守るために勝手に使用している点が番組では指摘されていた。
 
 上尾市民は可哀想だ。埼玉県民は哀れだ。彼らに税金を払って、自分や家族の日々の生活の安全を守って貰っているのだから。県警の恥はすなわち県民の恥でもある。
 
 一人娘の遺骨と共に3人で眠りに着く、両親の姿で番組は終った。

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