いぬもあるけば・・・「パリ祭と夜行宴会そして打たせ露天風呂」
2002年7月12日 いつもより1時間早く退社。目的地は青山。渋谷経由で乃木坂駅に到着。いつものと違う駅だったので、いきなり20分ほど迷う。着いてみたら駅のすぐ側だった(沈)。「シェ・ピエール」の店内に入ると、私以外のメンバーが既に談笑していた。
今日はパリ祭企画の日なので、ユベールが司会で色々イベントをやっている。最後のチャリティゲームに参加したいがそれは叶わぬ願い。
近状の話をしながら食事。前菜も、パンも美味しい。
「シャガール展が期待した以上に良かった。版画とは違うものがあった。」というと3人に、「極上の版画はホント凄いよ」と返された。うーむ。ならば、見てみたいな。図録でしか見ていないから、本物の発色とか感じてない自分。
メインデッシュを食べる前に店を出なければならない時間に。迷った20分が効いた。うぐ…(涙)。
東京駅に着いたのは21時ちょっと前。自分の分のビールなどを買っていたらあっという間に発射時刻。とりあえず、手近な車両に乗り込んだ。21時10分。特急出雲、発車。
そのまま、自分のベッドのある寝台車に移動すれば良いのに、よりによって真っ直ぐ食堂車に行って見た。そこは…すでに「彼ら」の宴会場となっていた。「彼ら」、日本SF大会『ゆーこん』参加者御一同。宴会企画のチラシが届いていたので宴会があることは知っていたが、まさか既に始めて、かつアクセル全開状態とは…
入ってすぐ手前の人に、自分も参加者であることを伝えたら…そのまま一緒になだれ込むことに。手近な席に座って、さっそく宴会。同行者だということで、すぐに打ち解けられるのはいいねぇ。
各地から集まっていることもあり、それぞれが妖しい飲み物や食べ物を持ち込んで品評会モードに。香港や台湾の土産ジュース。カメジュースって一体…。「うぎゃ〜」とあちこちで悲鳴が。そして、その恐ろしいものを形容する言葉「ゲゲボ」。社会人になって以来、これほどゲゲボという言葉を聞いたことはない。妙に感慨に浸ってしまった。
飲み物も奇妙なものが多かったが、ツマミに極めつけのものがあった…『干し納豆』。甘納豆ではない。本当の納豆を干した感じ。凄いのだ。その匂いが。噛むと、炒った大豆の味と納豆の風味が口の中に広がる。これはヤバイだろう。参加者の一人が製造所を見て、「あ、あそこか…家のすぐ近くだ…」と呟いていた。
すでにこれが2次会になっている私。周りもスタートダッシュが激しかったせいか、早々寝台車に戻る人も出てくる。てっきり朝まで飲み明かすのかと思っていた私は「勘違いくん」?
気がつくと机に突っ伏して、意識を失っていた。そんな私を起こす人がいる。誰だろう?はっ!先輩のSさんだ。うぎゃ〜!不覚。周囲に残っているのは数名。
気を取り直して、先輩と呑み直し。PBMやTRPGの濃いところを話のネタにして…。へ?ZEROにPCがいるんでしたっけ…バスケットボール部ですか…・(かたかたかたかた)。わ、悪いことできない…(汗)。
2時近くまで、話をした後、一旦解散した。私は何か勿体無い気がして、そのまま食堂車の主に。結局、4時近くまで。
外が明るくなってきてから、寝台車に移る。そして気がついた。折角、B寝台を取ったのに全然利用していないやん!(汗)。周りを気遣いながら、ベッドに入り、圧縮睡眠の世界に…
7時前に起きた。宴会で仕入れた情報によるとこの時間当たりに駅弁の車内販売があるという。話のネタに取りあえずゲット! …してみたものの、それほど食欲があるわけもなく。ゲットしたことに満足して、また1時間ほど圧縮睡眠。それから、食堂車に移動して、もそもそ食事。夜に車中でチャットをやっていたので、結構電池が消耗している。洗面所のコンセントで充電。ボーッとしていたら、S先輩とすれ違う。「何やってるんだ?」 …ふ(遠い目)。
自席に戻って、再仮眠。対面や上のベッドの人達と松江駅に着く間際になって自己紹介。ゲームアーツで働いている人など。やはり社会人が多い。昨日の宴会でも感じたことだが。
10時17分。松江着。ホームに降りる。…ムシムシムシムシ…うぎゃ、蒸し暑い。
気掛かりが1つ。S先輩は何処?同じ車両に乗っていた。昨夜の話だと私と同じにダイレクトに会場に向かうはず。ならば同じホームにいるはずなのに…見当たらない。まさか…終点までドナドナされてしまったのでは…(汗)。結局、目的の電車(2両編成)が来ても見受けられない。…あれは…幻だったのだろうか?いや、会場で会えるはずだ。そう、会場で。私はまだ、奇妙な運命の悪戯に気付いてはいなかった…(ォ
長閑な車両に揺られ、宍道湖湖畔の風景を眺めながら、玉造温泉駅に到着。駅には迎えのバスが待っていた。駅を出たほとんどの人がバスに乗り込む。みんな、大会参加者だ。
着いたのは「ホテル玉泉」。参加手続きを済ませる。私の宿泊先はもう1つの会場である「松の湯」なのだが、正式なチェックインまで時間が有るのと開会式会場がここであるためにしばらくこちらにいることにした。開会式前に昼食を摂るついでに周囲を観光するつもりだった。昨日の宴会で仲良くなった人達とおしゃべりしていると…閃光が。デジカメのフラッシュだと思ったら違う。稲光だった。そして滝のような大雨。外に出るのは厳しい。時間だけが空しく過ぎる。こうなったら温泉だ。駄目元で従業員に入れるか聞いてみる。12時過ぎから入れる。つまり丁度入れるらしい。では、入ろう。
大浴場以外に、露天風呂も併設されている。折角だから、露天風呂に移ってゆっくり浸かる。ときおり、雨が降ってくる。シャワー付き温泉?といった感じか。「酸性雨だからリンスになるかなぁ」などと冗談を言ってみたり。
風呂を出ても、不安定な天候は変わらない。止んでは降り、降っては止むという塩梅。抹茶ソフトを食べながら、おしゃべり。一緒に動いているカップルはどうやらSF大会常連の人らしい。(このときはまだ二人がどういう人だか知らなかった。)知り合いが沢山いる。その一人の方が持ってきたSF手ぬぐいを購入。夜にか開かれるディーラーズルームで販売するものの先行販売。なかなかデザインが凝っていた。
時折降る豪雨に動きが取れない。ゆーゆという公共温泉とコンベンションホールが一緒になった施設でプレ企画として、講演会があるのだが傘無しでそこまで歩く気になれない。講演は「深海への旅〜海洋科学技術センター」と「製鉄のふるさと出雲−伝統のたたら製鉄」の2つ。「しんかい2000」とかの話を聞きたかった。
このままでは余りに無意味に時間を消費していると、「ゆーゆ」に強行することに3名の意見が決まった。講演ではなく、温泉が目的。途中、松の湯で傘を借りて、進攻。ここまで温泉に拘るのは恐らく夜になったら、温泉に浸っている余裕はないから。定山渓温泉で開催されたイベントに折角行ったのに一度も温泉に浸からなかった辛い過去が入れるときに入れと命令する。
開会式の時間を考えると、着替えも含めて40分。真っ直ぐ露天風呂に向かう。打たせ湯もあるが、深い湯船に入っていた。すると、豪雨が…。シャワーどころじゃない。湯船の水面に雨粒が跳ねる。頭部にマッサージを受けている気分。同じ湯船にいた学生さんと会話。警察官の試験を受けにクーラーの壊れた車で来たと言う。窓ガラスが曇って危険だったと。うわ…この蒸し暑く、激しいにわか雨の降る天気でよく…。宮崎の大学に行っていたので焼酎をよく飲むようになったという。オススメの銘柄を教えてもらった。「黒馬」。
温泉を出て、サンダーバードな牛乳自動販売機で買ったコーヒー牛乳を3人で「正しい姿勢」で飲む。やはり、片手を腰に当てないとネ!
施設を出ると、目の前を走り去る軽トラックにハッピを羽織った大井さんを発見。副実行委員長は大変だねぇ。
傘を差し、蒸した空気の固まりの中を泳ぐようにして、ホテル玉泉に戻った。
今日はパリ祭企画の日なので、ユベールが司会で色々イベントをやっている。最後のチャリティゲームに参加したいがそれは叶わぬ願い。
近状の話をしながら食事。前菜も、パンも美味しい。
「シャガール展が期待した以上に良かった。版画とは違うものがあった。」というと3人に、「極上の版画はホント凄いよ」と返された。うーむ。ならば、見てみたいな。図録でしか見ていないから、本物の発色とか感じてない自分。
メインデッシュを食べる前に店を出なければならない時間に。迷った20分が効いた。うぐ…(涙)。
東京駅に着いたのは21時ちょっと前。自分の分のビールなどを買っていたらあっという間に発射時刻。とりあえず、手近な車両に乗り込んだ。21時10分。特急出雲、発車。
そのまま、自分のベッドのある寝台車に移動すれば良いのに、よりによって真っ直ぐ食堂車に行って見た。そこは…すでに「彼ら」の宴会場となっていた。「彼ら」、日本SF大会『ゆーこん』参加者御一同。宴会企画のチラシが届いていたので宴会があることは知っていたが、まさか既に始めて、かつアクセル全開状態とは…
入ってすぐ手前の人に、自分も参加者であることを伝えたら…そのまま一緒になだれ込むことに。手近な席に座って、さっそく宴会。同行者だということで、すぐに打ち解けられるのはいいねぇ。
各地から集まっていることもあり、それぞれが妖しい飲み物や食べ物を持ち込んで品評会モードに。香港や台湾の土産ジュース。カメジュースって一体…。「うぎゃ〜」とあちこちで悲鳴が。そして、その恐ろしいものを形容する言葉「ゲゲボ」。社会人になって以来、これほどゲゲボという言葉を聞いたことはない。妙に感慨に浸ってしまった。
飲み物も奇妙なものが多かったが、ツマミに極めつけのものがあった…『干し納豆』。甘納豆ではない。本当の納豆を干した感じ。凄いのだ。その匂いが。噛むと、炒った大豆の味と納豆の風味が口の中に広がる。これはヤバイだろう。参加者の一人が製造所を見て、「あ、あそこか…家のすぐ近くだ…」と呟いていた。
すでにこれが2次会になっている私。周りもスタートダッシュが激しかったせいか、早々寝台車に戻る人も出てくる。てっきり朝まで飲み明かすのかと思っていた私は「勘違いくん」?
気がつくと机に突っ伏して、意識を失っていた。そんな私を起こす人がいる。誰だろう?はっ!先輩のSさんだ。うぎゃ〜!不覚。周囲に残っているのは数名。
気を取り直して、先輩と呑み直し。PBMやTRPGの濃いところを話のネタにして…。へ?ZEROにPCがいるんでしたっけ…バスケットボール部ですか…・(かたかたかたかた)。わ、悪いことできない…(汗)。
2時近くまで、話をした後、一旦解散した。私は何か勿体無い気がして、そのまま食堂車の主に。結局、4時近くまで。
外が明るくなってきてから、寝台車に移る。そして気がついた。折角、B寝台を取ったのに全然利用していないやん!(汗)。周りを気遣いながら、ベッドに入り、圧縮睡眠の世界に…
7時前に起きた。宴会で仕入れた情報によるとこの時間当たりに駅弁の車内販売があるという。話のネタに取りあえずゲット! …してみたものの、それほど食欲があるわけもなく。ゲットしたことに満足して、また1時間ほど圧縮睡眠。それから、食堂車に移動して、もそもそ食事。夜に車中でチャットをやっていたので、結構電池が消耗している。洗面所のコンセントで充電。ボーッとしていたら、S先輩とすれ違う。「何やってるんだ?」 …ふ(遠い目)。
自席に戻って、再仮眠。対面や上のベッドの人達と松江駅に着く間際になって自己紹介。ゲームアーツで働いている人など。やはり社会人が多い。昨日の宴会でも感じたことだが。
10時17分。松江着。ホームに降りる。…ムシムシムシムシ…うぎゃ、蒸し暑い。
気掛かりが1つ。S先輩は何処?同じ車両に乗っていた。昨夜の話だと私と同じにダイレクトに会場に向かうはず。ならば同じホームにいるはずなのに…見当たらない。まさか…終点までドナドナされてしまったのでは…(汗)。結局、目的の電車(2両編成)が来ても見受けられない。…あれは…幻だったのだろうか?いや、会場で会えるはずだ。そう、会場で。私はまだ、奇妙な運命の悪戯に気付いてはいなかった…(ォ
長閑な車両に揺られ、宍道湖湖畔の風景を眺めながら、玉造温泉駅に到着。駅には迎えのバスが待っていた。駅を出たほとんどの人がバスに乗り込む。みんな、大会参加者だ。
着いたのは「ホテル玉泉」。参加手続きを済ませる。私の宿泊先はもう1つの会場である「松の湯」なのだが、正式なチェックインまで時間が有るのと開会式会場がここであるためにしばらくこちらにいることにした。開会式前に昼食を摂るついでに周囲を観光するつもりだった。昨日の宴会で仲良くなった人達とおしゃべりしていると…閃光が。デジカメのフラッシュだと思ったら違う。稲光だった。そして滝のような大雨。外に出るのは厳しい。時間だけが空しく過ぎる。こうなったら温泉だ。駄目元で従業員に入れるか聞いてみる。12時過ぎから入れる。つまり丁度入れるらしい。では、入ろう。
大浴場以外に、露天風呂も併設されている。折角だから、露天風呂に移ってゆっくり浸かる。ときおり、雨が降ってくる。シャワー付き温泉?といった感じか。「酸性雨だからリンスになるかなぁ」などと冗談を言ってみたり。
風呂を出ても、不安定な天候は変わらない。止んでは降り、降っては止むという塩梅。抹茶ソフトを食べながら、おしゃべり。一緒に動いているカップルはどうやらSF大会常連の人らしい。(このときはまだ二人がどういう人だか知らなかった。)知り合いが沢山いる。その一人の方が持ってきたSF手ぬぐいを購入。夜にか開かれるディーラーズルームで販売するものの先行販売。なかなかデザインが凝っていた。
時折降る豪雨に動きが取れない。ゆーゆという公共温泉とコンベンションホールが一緒になった施設でプレ企画として、講演会があるのだが傘無しでそこまで歩く気になれない。講演は「深海への旅〜海洋科学技術センター」と「製鉄のふるさと出雲−伝統のたたら製鉄」の2つ。「しんかい2000」とかの話を聞きたかった。
このままでは余りに無意味に時間を消費していると、「ゆーゆ」に強行することに3名の意見が決まった。講演ではなく、温泉が目的。途中、松の湯で傘を借りて、進攻。ここまで温泉に拘るのは恐らく夜になったら、温泉に浸っている余裕はないから。定山渓温泉で開催されたイベントに折角行ったのに一度も温泉に浸からなかった辛い過去が入れるときに入れと命令する。
開会式の時間を考えると、着替えも含めて40分。真っ直ぐ露天風呂に向かう。打たせ湯もあるが、深い湯船に入っていた。すると、豪雨が…。シャワーどころじゃない。湯船の水面に雨粒が跳ねる。頭部にマッサージを受けている気分。同じ湯船にいた学生さんと会話。警察官の試験を受けにクーラーの壊れた車で来たと言う。窓ガラスが曇って危険だったと。うわ…この蒸し暑く、激しいにわか雨の降る天気でよく…。宮崎の大学に行っていたので焼酎をよく飲むようになったという。オススメの銘柄を教えてもらった。「黒馬」。
温泉を出て、サンダーバードな牛乳自動販売機で買ったコーヒー牛乳を3人で「正しい姿勢」で飲む。やはり、片手を腰に当てないとネ!
施設を出ると、目の前を走り去る軽トラックにハッピを羽織った大井さんを発見。副実行委員長は大変だねぇ。
傘を差し、蒸した空気の固まりの中を泳ぐようにして、ホテル玉泉に戻った。
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