いぬもあるけば・・・「ぐりーんぐりーん」
2002年8月8日 NHK教育「真剣10代しゃべり場」の再放送を見た。
PBMゲーマーとしては、この番組とテーマミュージックの関連性に興味があった。以前と変わって、今はIn the Soupがカバーした「グリーングリーン」がテーマミュージックになっている。で、何故「グリーングリーン」なのかと思っていた。その疑問が今回の番組を見て解けてしまったような気がする。
今期メンバー最後の回ということでスペシャル版として次々3名の大人が議題を持ってきて、その議題について話し合うという構成。卒業試験的なニュアンスを持たせた回だった。
他の番組もそうだが、この番組も見方によって得る出力が変わってくる。
ハイティーンの意見や考えで構成される番組だと捉えれば、抽出に偏りがあるが、今の「若者」の考えの一端を見ると言える。
彼らの言葉の裏にオトナ社会の現状認識が炙り出されていると捉えれば、もっと広く社会一般をサンプリングしているとも言える。
番組で炙り出された姿は想像以上に保守的な価値観を持った「若者」の姿だった。で、何故そんなに保守的なのか?彼らの言葉から探るに彼らが今得ている権利が生まれた前からあったためにそれらが「当たり前」のものだと認識している。「豊かさ」、「自由」そして「平和」が如何に脆く、保持し続けることが難しいものなのか知らない。しかし、そんな彼らの姿を個別に取り上げても意味がない。彼らは現代日本の価値観を体現しているだけだから。楽な生き方を求めれば、周りに流された方がいい。現状、最大限の利益を得ることも可能だ。
いつもと違う構成であることもあって、参加者達は意見交換の場としてではなく、オトナと言葉で遣り合うことに重心を置いている感じになってしまった。それが見えたときに、今日が最後かどうかに関わらず、この期のメンバーでのしゃべり場はお開きにした方がよいだろうと感じた。番組作成者も余計な事をした。
この卒業試験で彼らが所詮「坊や」であることが、昭かにされた気がする。見終わった感想は「・・・甘いなァ」。
で、グリーングリーンだ。歌詞をかみ締めながら、去り行く彼らに捧げよう。
PBMゲーマーとしては、この番組とテーマミュージックの関連性に興味があった。以前と変わって、今はIn the Soupがカバーした「グリーングリーン」がテーマミュージックになっている。で、何故「グリーングリーン」なのかと思っていた。その疑問が今回の番組を見て解けてしまったような気がする。
今期メンバー最後の回ということでスペシャル版として次々3名の大人が議題を持ってきて、その議題について話し合うという構成。卒業試験的なニュアンスを持たせた回だった。
他の番組もそうだが、この番組も見方によって得る出力が変わってくる。
ハイティーンの意見や考えで構成される番組だと捉えれば、抽出に偏りがあるが、今の「若者」の考えの一端を見ると言える。
彼らの言葉の裏にオトナ社会の現状認識が炙り出されていると捉えれば、もっと広く社会一般をサンプリングしているとも言える。
番組で炙り出された姿は想像以上に保守的な価値観を持った「若者」の姿だった。で、何故そんなに保守的なのか?彼らの言葉から探るに彼らが今得ている権利が生まれた前からあったためにそれらが「当たり前」のものだと認識している。「豊かさ」、「自由」そして「平和」が如何に脆く、保持し続けることが難しいものなのか知らない。しかし、そんな彼らの姿を個別に取り上げても意味がない。彼らは現代日本の価値観を体現しているだけだから。楽な生き方を求めれば、周りに流された方がいい。現状、最大限の利益を得ることも可能だ。
いつもと違う構成であることもあって、参加者達は意見交換の場としてではなく、オトナと言葉で遣り合うことに重心を置いている感じになってしまった。それが見えたときに、今日が最後かどうかに関わらず、この期のメンバーでのしゃべり場はお開きにした方がよいだろうと感じた。番組作成者も余計な事をした。
この卒業試験で彼らが所詮「坊や」であることが、昭かにされた気がする。見終わった感想は「・・・甘いなァ」。
で、グリーングリーンだ。歌詞をかみ締めながら、去り行く彼らに捧げよう。
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