久々の吉祥寺。足早にスターパインズカフェに。階段を降りると、奥華子さんのマネージャーさんが受け付けしていた。名前を告げて予約を確認した。昨日、ちょっとトラブルが発生していたので予約できているか微妙だった。マネージャーさんは誰だか判ったらしく、非常に恐縮して謝りの言葉を述べた。無事に予約できていればそれでいいので、その話は終わり。座席はかなり埋まっていたが、一人ならば座れる。前方中央の割と良い席を占めることができた。
 アコーステイックな「詩百の木 67」というライブイベント。一番手は「歌姫楽団」。どんな音楽かと思ったら、ビックバンド系・・・とでもいうか。初っ端から盛り上げる力を持っている。バンドの名前と音楽がずれている。もっと良い名前にした方がいい気がする。
 川久保秀一さんと原田博行さん。川久保さんのフライヤーに「協賛:川崎市理容組合」とあった。これって一体。音楽は70〜80年代フォークを彷彿とさせる。甘く歌い上げるそれは、京都から来た原田さんのさっぱりしたのと対照的。持ち時間をMCで遥かに超えてしまったのは御愛敬か。
 奥華子さんの演奏は事務所が手配したのか、ビデオ撮影されていた。いつもと違うと思ったのは、メイクアップや衣装が違っていたこと。最初からギターの伴奏もある。今日のライブは個々の時間が長く取られているということで、じっくり聴かせるものであることは事前に知っていたがこれほど力が入っているとは。聴衆としてだけではなく、ファンとして「どうかとちりませんように」とハラハラしながら聴いていたことはバツグンに秘密だ。
 良いライブだった。90点の出来栄え。偶に声が上ずることがなければ・・・。早く不安定さをなくして、ワンマンライブを開ければいいのだが。
 今回のライブで印象的だった曲は2つ。夏の終わりは寂しさから曲が沢山できると言って歌った新曲「raniy day」。いつもと違う曲の進行に、別の面が切り開かれるのではと期待させてくれた。もう1つはライブ最後の「楔」。この曲を最後に持ってくるとは思わなかった。突かれてしまった。最後まで聞かないと意味がない。劇団カタコンベの「死人と踊れ」みたいな詩。演奏が終わって客席に明かりが戻ってきたときに目撃した。別の出演者の演奏を聴きに来た女性が数名、涙しているのを。
 最後はsalyuさん。どこかで名前を見かけた気がしていた。フライヤーを見て、気が付いた。映画「リリィ・シュシュのすべて」・・・か。観ていないが、岩井俊二監督の作品であることは知っている。なるほど。透明なものを持つ音楽。だが、睡眠不足の所にビールを流し込んだこともあって、心地良い音楽は私に舟を漕がせる結果に・・・。多分、豪快に頭を揺らしていたのでは(汗)。

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