昨夜のチャットで話し合う議題(配役と物語)のうち配役はほとんど決まったが物語の展開について了承を得てはいなかった。当初、物語の結末なども全てマスターに委ねようとしていた。そのためイメージ先行の描写だけにしていたのだが、リプレイの文字数制限などから予め描写を希望する部分を選ぶものになってしまった。ゲーム性が弱まりイベントとしての性格が強まった格好。T社の別コンテンツ「東京怪談」と似た様な構造。
 作る必要はないと思っていた物語の結末を考えなければならない。私一人で決めるのは流石に独断専行過ぎて、企画に合わない。なるべく参加者全員から意見を聞きたい。今日のチャットはあらすじの流れの希望を確認するためのものだった。
 先週に作ったシナリオ案は色々な元ネタが混ざっていた。
 童話:「人魚姫」、「幸福の王子」
 アニメ:「少女革命ウテナ」、「プリンセスチュチュ」
 マンガ:「カットバック」とりみき
 詩:「麦藁帽子」西条八十
 小説:「夏への扉」R・ハインライン、「接続された女」J・ティプトリー・Jr
 そんな元ネタの影響もあって、シナリオ案提示時点では悲劇的展開を臭わせたものだった。
 
 チャットで意見を聞いて良かった。メールや掲示板では実施し難い『ブレーン・ストーミング』がここで成立していた。
 シナリオ案と自分の頭にあった展開を提示して意見を求めた。
 私の志向が「まず悲劇ありき」過ぎるという指摘を受けた。キャラクターの設定からして物語は悲劇的要素を最初から多く持っている。が、だからといって何がなんでも主人公達が浮ばれない展開にする必要もないだろう。どのような余韻を観客に与えたいのか。最後のシーンに主人公の微笑みを持ってきたいという意見。主人公の笑顔を最後にというアイディアは思い付かなかった。哀しみの表情しか描けていなかった。
 悲劇が繰り返される事を予想させるシーンを最後に持ってくるというアイディアがあった。私は「一回性」が失われるので避けたかったが、「ホラー映画のように後味が悪くなる」という意見によってこのアイディアは却下されたのになるほどと思った。
 アイディアがアイディアを呼ぶという形で話し合いが進み、方向性が固まった。

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