いぬもあるけば・・・「ZERO学園祭・初日」
2002年11月16日 ZEROの学園祭。各企画毎の特設1行掲示板へPCなりきり書き込みをするリアルタイムイベント。模擬店に入るPCと相手をするPCという感じ。映画を上映している部活はPC数も少ないのと、期間中にお客と行うことがそれほどないこともあって、書き込みとしては閑散とした感じ。当日の盛り上がりでは、喫茶店などの模擬店の方がお客とのやりとりができていい。それもあって、もう一人のPCが所属している部活の喫茶店に殴り込・・・お客に。何故か危険人物とされて、大騒動に。書き込みがそのままスラップスティックコメディ。
鶴見駅西口出張所に印鑑証明書を取得しにいった。弟が引っ越すというのでその連帯保証人になるために。それから、南青山までとって返す。南青山のギャラリー「新生堂」で行われている「町田久美」展。明日に観に行ければと思っていたが、実は日曜日は休廊だった。展示は22日までだが、来週はまた那須に出張なので今日を逃すと観に行けない。表参道駅を出、骨董通りに入る。如何にも南青山といった感じで街を歩く人々も渋谷とは違う。DMに描かれた地図を見ながら、路地に入って驚いた。骨董通りの賑やかさが消え、閑静な高級住宅地がそこにあった。新生堂に入ると更に静か。一階では日本画が4点展示。筆による絵が見当たらない。どうやら地下に展示室があるらしい。町田さんも下にいるとか。
ゆっくりと降りるエレベータのドアが開くと、町田さんを含めて3人の姿が見えた。スーツ姿の小太りな男性はどうやら取材にきているらしい。邪魔にならないように避けて作品をみるが、音がほとんどない部屋なので質問などが聞こえる。イタタタ・・・どこのメディアの取材なのだろう。物凄い低レベルな取材。中学生レベルだ。出張ついでに頼まれたという感じ。聞いていてこちらが恥ずかしくなるような質問。事務の人じゃないのか?記者でなくて。言葉の端からまったく事前調査していない事が判って、それで取材ができるのかと恐れ入った。
記者(?)が帰った後に、ちょっと疲れたかんじの町田さんから話を伺った。新作の「うさぎのようなもの」。画面構成から妙に伸びるような感じを受けたことを言うと、これは餅らしい。ウサギの耳らしきものも飴細工のように摘まんで伸ばしただけという感じ。なるなる。
一階に展示していある日本画についてもそれとなく話を振ってみたところ、展示前に手を加えたりしたと聞いて驚いた。作品として完成したものには手を加えないものだと思っていた。岩絵の具を膠で板に付けているので、水で洗い流すことが出来るのだという。それほど簡単に取り除くことができるとは・・・。不透明な絵の具だから油彩に似ているものだと認識していたが、かなり違うようだ。
技法によって、物を作り出す課程が違う。岩絵の具を使う日本画は多彩な色を表現することもあるので描き始めに構成などが決まっているのだろうと思っていた。が、実際は違うようだ。少なくとも町田さんは全体の構成が頭の中で纏まる前に、感じるままに色を重ね置いてゆく中で絵ができあがってゆくという感じで描いているらしい。逆に、筆で線を書いてゆく墨線画は全ての構成を頭の中で組み立て終えた後に最初の筆を入れるのだという。印象と逆の過程を経ている。
考えてみたら、失敗の許されない一発勝負の墨線画で複雑な図形を描いている。行き当たりばったりでは絶対に描けない絵なのだ。
となると、日本画と墨線画は技法が違うだけの話ではなく、考え方まで違うということになる。絵画に対するアプローチがその人の思考と思想を規定する。そして、それは絵画だけの話ではない。フルート奏者、ヴァイオリン奏者、ピアノ奏者・・・音楽でも同様だと考えるがどうだろう。そして、それ以外でも・・・
閉館時間になるので退席。ついでなので、表参道を歩いて明治通りに出て、「ふしみ」に。1時間ほどいて、「たまははき」に行くつもりだった。が、中に入ってみたところ・・・店長も一緒に4名がテーブルを囲んで、ミニパーティ(食事会というほどでもないので)が、開かれていた。「中東の瓶詰めの食材を味見する会」といった感じ。
で、気が付くと御相伴に与かっていた。ホットプレートで焼いたナンもどきにキャビアやトルコで食べたピーマンのオイル漬けや蕪のピクルスなどをそれぞれ載せて食す。久々にこの味を食べた〜。美味しい。瓶詰めは旅行に出掛けた際のお土産ではなく都内のトルコ食品を扱っている店で購入したのだそうだ。探してみようかしらん。
話題がまた多彩なものに。「アメリカとイラクの戦争は今年はないと予想したけれど、来年は判らない。」とか。イラクの男性は公的な場所に奥さんを出すことを嫌がる嫌いがあるらしい。他の男性に観られる事すら不快感を感じることがあるらしいというのは相当だ。パーティなどで夫婦伴って出席されたときに夫人に挨拶するのはいいが、握手などしたりすると夫がじっとその光景を見詰めているという事があるらしい。大使のように外の世界に接している人でも同様。随分な・・・と思ったが、明治時代の士族の人達を想像すると別に不自然でもない。現代人が明治人と接したら、同様なことが起きるだろう。このことから、イラクの人達の考え方を理解するのに日露戦争時代の日本人のそれを参考にすると理解しやすいと言えるかもしれない。それにしても、相手の風俗を知らないと本人が気付かない裏で評価パラメータが下げられてしまうことはよくある。
「中国の恐ろしいまでに急激な経済発展。北京オリンピックの時に、その凄まじさを映像で目の当たりにするだろう。」とか。「人に語り、説得させる能力を養う観点が欠けている。東北のある場所で小学生に落語の語り口を学ばせ、地元の民話を落語口調で発表させた。」とか。「資生堂の元会長さんはオムライスが大好きで・・・」とか。「二足の草鞋を履くことの利点」とか。「伝統は財産なのに、それを有効利用できず廃却処分してしまっている。」とか。
国際感覚の無さという話を聞きながら、先日観たニュースを思い出した。「地政学的リスク」とは何か?という特集。ああ、日本人は地政学という言葉と縁のない生活を長くしてこれたのだなぁと笑った。結局、未だに『鎖国』状態。この民に見ないで済ませてきたものの蓋が開けられときに恐慌を起こさず、冷静に対処できる胆力がありますように。
不良債権よりも恐ろしい、年金問題。余りにやばすぎて、マスコミも事実を報道できないほどって・・・。中国のお偉いさんが言った「日本は消える」という言葉は政治的な言葉であるが、それなりに根拠もある。将来、日本を逃げ出す日本人が増加する可能性。再占領計画。
旭川の話題が出て、MT5の頃、寒イベついでに教育大学の近くのやきとり屋に立ち寄ったことを思い出してみたり。実家に帰ったと聞いているが、あの人は今、どうしているだろう・・・(遠い目)。紅に染まる頬が愛らしかった。
店に置いてあった質問ダイアリーという本の質問大会。皆、何故あんなにパッと答えを口にできるのだろう。「一番思い入れのある映画は?」 それほど映画を見ていない自分に気付かされたり〜。 「一人孤島に行くときに1枚だけ邦楽のアルバムを持っていく。何を持って行く?」 1枚だけ・・・厭きないアルバム・・・うにゅ・・・。
手相の話に。よく手相は両手を組んだ時に親指が下になる方の手を見るという。私は右手。少数派みたい。でも逆に組むと気持ち悪いのですが〜。見てもらった手相の結果は〜。が、がんばろ・・・(汗)。
店長の話を聞いて、「ああ、この人はファム・ファタルな人なのだなぁ」と感じた。男性にとって魅力的だが危険な人。悪気全くなく自然に振る舞っているだけなのに、相手が狂ってくる。MT5K8のイヴを思い出していた。
その後、韓国の方から貰ったというキムチを消費したい…
鶴見駅西口出張所に印鑑証明書を取得しにいった。弟が引っ越すというのでその連帯保証人になるために。それから、南青山までとって返す。南青山のギャラリー「新生堂」で行われている「町田久美」展。明日に観に行ければと思っていたが、実は日曜日は休廊だった。展示は22日までだが、来週はまた那須に出張なので今日を逃すと観に行けない。表参道駅を出、骨董通りに入る。如何にも南青山といった感じで街を歩く人々も渋谷とは違う。DMに描かれた地図を見ながら、路地に入って驚いた。骨董通りの賑やかさが消え、閑静な高級住宅地がそこにあった。新生堂に入ると更に静か。一階では日本画が4点展示。筆による絵が見当たらない。どうやら地下に展示室があるらしい。町田さんも下にいるとか。
ゆっくりと降りるエレベータのドアが開くと、町田さんを含めて3人の姿が見えた。スーツ姿の小太りな男性はどうやら取材にきているらしい。邪魔にならないように避けて作品をみるが、音がほとんどない部屋なので質問などが聞こえる。イタタタ・・・どこのメディアの取材なのだろう。物凄い低レベルな取材。中学生レベルだ。出張ついでに頼まれたという感じ。聞いていてこちらが恥ずかしくなるような質問。事務の人じゃないのか?記者でなくて。言葉の端からまったく事前調査していない事が判って、それで取材ができるのかと恐れ入った。
記者(?)が帰った後に、ちょっと疲れたかんじの町田さんから話を伺った。新作の「うさぎのようなもの」。画面構成から妙に伸びるような感じを受けたことを言うと、これは餅らしい。ウサギの耳らしきものも飴細工のように摘まんで伸ばしただけという感じ。なるなる。
一階に展示していある日本画についてもそれとなく話を振ってみたところ、展示前に手を加えたりしたと聞いて驚いた。作品として完成したものには手を加えないものだと思っていた。岩絵の具を膠で板に付けているので、水で洗い流すことが出来るのだという。それほど簡単に取り除くことができるとは・・・。不透明な絵の具だから油彩に似ているものだと認識していたが、かなり違うようだ。
技法によって、物を作り出す課程が違う。岩絵の具を使う日本画は多彩な色を表現することもあるので描き始めに構成などが決まっているのだろうと思っていた。が、実際は違うようだ。少なくとも町田さんは全体の構成が頭の中で纏まる前に、感じるままに色を重ね置いてゆく中で絵ができあがってゆくという感じで描いているらしい。逆に、筆で線を書いてゆく墨線画は全ての構成を頭の中で組み立て終えた後に最初の筆を入れるのだという。印象と逆の過程を経ている。
考えてみたら、失敗の許されない一発勝負の墨線画で複雑な図形を描いている。行き当たりばったりでは絶対に描けない絵なのだ。
となると、日本画と墨線画は技法が違うだけの話ではなく、考え方まで違うということになる。絵画に対するアプローチがその人の思考と思想を規定する。そして、それは絵画だけの話ではない。フルート奏者、ヴァイオリン奏者、ピアノ奏者・・・音楽でも同様だと考えるがどうだろう。そして、それ以外でも・・・
閉館時間になるので退席。ついでなので、表参道を歩いて明治通りに出て、「ふしみ」に。1時間ほどいて、「たまははき」に行くつもりだった。が、中に入ってみたところ・・・店長も一緒に4名がテーブルを囲んで、ミニパーティ(食事会というほどでもないので)が、開かれていた。「中東の瓶詰めの食材を味見する会」といった感じ。
で、気が付くと御相伴に与かっていた。ホットプレートで焼いたナンもどきにキャビアやトルコで食べたピーマンのオイル漬けや蕪のピクルスなどをそれぞれ載せて食す。久々にこの味を食べた〜。美味しい。瓶詰めは旅行に出掛けた際のお土産ではなく都内のトルコ食品を扱っている店で購入したのだそうだ。探してみようかしらん。
話題がまた多彩なものに。「アメリカとイラクの戦争は今年はないと予想したけれど、来年は判らない。」とか。イラクの男性は公的な場所に奥さんを出すことを嫌がる嫌いがあるらしい。他の男性に観られる事すら不快感を感じることがあるらしいというのは相当だ。パーティなどで夫婦伴って出席されたときに夫人に挨拶するのはいいが、握手などしたりすると夫がじっとその光景を見詰めているという事があるらしい。大使のように外の世界に接している人でも同様。随分な・・・と思ったが、明治時代の士族の人達を想像すると別に不自然でもない。現代人が明治人と接したら、同様なことが起きるだろう。このことから、イラクの人達の考え方を理解するのに日露戦争時代の日本人のそれを参考にすると理解しやすいと言えるかもしれない。それにしても、相手の風俗を知らないと本人が気付かない裏で評価パラメータが下げられてしまうことはよくある。
「中国の恐ろしいまでに急激な経済発展。北京オリンピックの時に、その凄まじさを映像で目の当たりにするだろう。」とか。「人に語り、説得させる能力を養う観点が欠けている。東北のある場所で小学生に落語の語り口を学ばせ、地元の民話を落語口調で発表させた。」とか。「資生堂の元会長さんはオムライスが大好きで・・・」とか。「二足の草鞋を履くことの利点」とか。「伝統は財産なのに、それを有効利用できず廃却処分してしまっている。」とか。
国際感覚の無さという話を聞きながら、先日観たニュースを思い出した。「地政学的リスク」とは何か?という特集。ああ、日本人は地政学という言葉と縁のない生活を長くしてこれたのだなぁと笑った。結局、未だに『鎖国』状態。この民に見ないで済ませてきたものの蓋が開けられときに恐慌を起こさず、冷静に対処できる胆力がありますように。
不良債権よりも恐ろしい、年金問題。余りにやばすぎて、マスコミも事実を報道できないほどって・・・。中国のお偉いさんが言った「日本は消える」という言葉は政治的な言葉であるが、それなりに根拠もある。将来、日本を逃げ出す日本人が増加する可能性。再占領計画。
旭川の話題が出て、MT5の頃、寒イベついでに教育大学の近くのやきとり屋に立ち寄ったことを思い出してみたり。実家に帰ったと聞いているが、あの人は今、どうしているだろう・・・(遠い目)。紅に染まる頬が愛らしかった。
店に置いてあった質問ダイアリーという本の質問大会。皆、何故あんなにパッと答えを口にできるのだろう。「一番思い入れのある映画は?」 それほど映画を見ていない自分に気付かされたり〜。 「一人孤島に行くときに1枚だけ邦楽のアルバムを持っていく。何を持って行く?」 1枚だけ・・・厭きないアルバム・・・うにゅ・・・。
手相の話に。よく手相は両手を組んだ時に親指が下になる方の手を見るという。私は右手。少数派みたい。でも逆に組むと気持ち悪いのですが〜。見てもらった手相の結果は〜。が、がんばろ・・・(汗)。
店長の話を聞いて、「ああ、この人はファム・ファタルな人なのだなぁ」と感じた。男性にとって魅力的だが危険な人。悪気全くなく自然に振る舞っているだけなのに、相手が狂ってくる。MT5K8のイヴを思い出していた。
その後、韓国の方から貰ったというキムチを消費したい…
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