喉の痛みだけで済むと思ったら、どうやら熱も出てきたようだ。扁桃腺とアデノイドを切除しているので高熱に悩まされることはないが、それでも熱っぽい。元々の予定では今日のうちに自室に戻る予定だったのだが、親に促されたこともありもう一日実家で過ごす事に。決定打は明日に一緒に秋葉に繰り出すはずの面子からやはり風邪で参戦できずという連絡があったため。何がなんでも帰る必要性はなくなった。しかし、親戚回りもせずに「布団の中にいる」状態の正月はなんとも情けない。頂いた年賀状の返事を出したいが、それも億劫になっている。できるのは考えることぐらいか。
 
 昨日の本の内容を吟味する。実家にいるために、普段は意識の奥に追いやっている両親の事も否応なく考慮の素材に入れなければならない。関係の関係の関係たる私は、無拘束という意味での自由ではない。
 
 ああ、確かに我々の世代はある意味で「否認の文化」に生きている。辛い世界を見ずに近視眼的に切り取られた閉鎖空間の中が全て。外界とは間接的な情報伝達のみで繋がる。中世の暗黒時代と似たような。心理主義が至るところで幅を利かす。
 
 資料を読むと、人が如何に動物的な快楽主義で動いているかが判る。欧州では「成人したら実家を出る」をいう考えがあるが、青年が《社会的弱者》化するに従って変わりつつあるようだ。アメリカでも今迄ほとんど有り得なかった出戻り世代と親の同居生活が見受けられ、そこでの問題が見受けられるようになっている。日本はどうだろう。建前では家制度は崩壊し、後を継ぐ必然性は大分薄れた。しかし、

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