いぬもあるけば・・・「とらぶる」
2003年4月21日 お昼になる手前に会社を出て、那須へ。東京駅で少し時間があったので、書店に。「アドルノ 批判のプリズム」を購入。裏表紙には『アドルノ生誕100年に当たる今年、皮肉にも「文明」が「野蛮」と名指すものの殲滅を目指し、啓蒙(文明)の野蛮への転落を説いたアドルノの「否定の弁証法」の正しさが証明されようとしている。 かつてアドルノが直面した歴史がそう呼ばれたように、現在の人間理性にとっての「危機の時代」は、アドルノの過酷なまでの「近代」批判をくぐりぬけることによってしか、新たな地平を切り拓くことはできないのではないだろうか。本書では、そうした問題意識を共有する、哲学、文学、音楽の領域にわたる8人の研究者が、アドルノが遺した峻険な思想の稜線に挑戦する。』とある。つまり、これはアドルノ本人の著作ではなく、アドルノと通して、今はどんな時代なのかを見つめようと試みる本だ。しかし、私がこの本を買った理由はもっと別の、ある意味ミーハーは所にあった。数年前に買って、まだ読み切っていない「キルケゴール − 美的なものの構築」が頭にあったからだ。キルケゴールという単語だけで買ったと言った方がいい。そして、読み切ってないまでも、なぜアドルノはキルケゴールを教授資格申請論文の題材としたのかという疑問があった。アドルノの著作を読むというフラグを立てるための攻略本的なものとして役に立つかもしれないとも思った。
だが、それ以上に面白いものがありそうだ。「聴取の退化」という言葉は、「着メロとは何か?着メロをダウンロードするとは何か?」を考える鍵になるだろう。それは、例えば著作権やオリジナリティなどの「近代」を捉え直す道に繋がるだろう。
そんな形而上のよた事は脇において。那須塩原駅で乗り換えに失敗して30分待たされた。うぐ。自棄になって立ち食い蕎麦を食べるのはどうだろう。お昼としてのパンを食べてまだ2時間も経っていないのに。
工場に到着したら、トラブルが発生していた。製品測定の再測定をしていのだが、きちんと取れないと。げ。まじですか? 一度全てのシステムを落として再度立ち上げ直してみた。うーむ。原因がちょっと判らない。原因がつかめないまま、優先順位の高いこちらの測定に明け渡してもらった。とはいえ、こちらの測定が上手くいくとは限らない訳で。
・・・ほっ。とりあえず、キャリブレーションデータは取れた。だが、ごたごたしているうちに時間は20時を過ぎていた。お客さんとの宴会が19時から始まっている。駆け付けても食べるものが無いとかいうのは嫌だなぁ〜。幸い、まだ食べ物はあった。かなり堅苦しい宴会になっていると思ったら、妙に和やかムード。これはちょっと予想外。お互い技術者故か。いい雰囲気のまま作業が薦められそうだ。
泊まった宿は黒磯駅から離れ、温泉が楽しめるホテルだった。駅の南に温泉ホテルがあるとは知らなかった。お湯の中で足が伸ばせる、それだけで十分嬉しい。
だが、それ以上に面白いものがありそうだ。「聴取の退化」という言葉は、「着メロとは何か?着メロをダウンロードするとは何か?」を考える鍵になるだろう。それは、例えば著作権やオリジナリティなどの「近代」を捉え直す道に繋がるだろう。
そんな形而上のよた事は脇において。那須塩原駅で乗り換えに失敗して30分待たされた。うぐ。自棄になって立ち食い蕎麦を食べるのはどうだろう。お昼としてのパンを食べてまだ2時間も経っていないのに。
工場に到着したら、トラブルが発生していた。製品測定の再測定をしていのだが、きちんと取れないと。げ。まじですか? 一度全てのシステムを落として再度立ち上げ直してみた。うーむ。原因がちょっと判らない。原因がつかめないまま、優先順位の高いこちらの測定に明け渡してもらった。とはいえ、こちらの測定が上手くいくとは限らない訳で。
・・・ほっ。とりあえず、キャリブレーションデータは取れた。だが、ごたごたしているうちに時間は20時を過ぎていた。お客さんとの宴会が19時から始まっている。駆け付けても食べるものが無いとかいうのは嫌だなぁ〜。幸い、まだ食べ物はあった。かなり堅苦しい宴会になっていると思ったら、妙に和やかムード。これはちょっと予想外。お互い技術者故か。いい雰囲気のまま作業が薦められそうだ。
泊まった宿は黒磯駅から離れ、温泉が楽しめるホテルだった。駅の南に温泉ホテルがあるとは知らなかった。お湯の中で足が伸ばせる、それだけで十分嬉しい。
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