いぬもあるけば・・・「V・新川」
2003年5月24日 始発に乗るつもりが(以下略)。
仙台駅で朝食として駅蕎麦を食べた後、前回と同じ「雲丹プリッツ」「牛タンカール」を購入。睡眠不足気味なので車中で睡眠。結構深く眠ったのか、目が覚めたときに何時間も時間が過ぎていたような感覚が。
自宅に真っ直ぐ帰らずに、会社に寄って、用を済ませる。ファイルコピーに1時間以上も掛かるとわ‥‥。
自宅のポストには大量の郵便物が押し込められていた。ライブや劇などのDM以外に4つの白い封筒が〜♪
ログブックの書き込みを見てPCが死亡していないことを確認し、余分な交流誌を省いて鞄に詰め込んだ。さて、出発だ。
東京駅で指定席と取ってから、構内の書店をうろつく。う〜む、触手が伸びるような本がないなぁ。ハードカバーは女性を貶めたり、びぢねすまんを惑わしたりする自己啓発本やタレント本ぐらいしかない。新書も興味を惹かれるものがない。単行本も。
車内で‥‥また、寝てた。 18:17 新潟着。万代橋を渡りながら、辺りを見回す。ホテルオータニの近くの河川敷で絵を描いている女性が2人。彼女達そのものが絵になっている。考えてみると新潟の街は絵になる街だ。初夏の街を歩いて思った。
おやつ代わりに「志まん焼き」を1つ食べて、「シュガーコート」に。店主はテーブル席で友人とのお食事会。「まだやっていますか?」と尋ねたところ大丈夫そう。カウンターに座って、一息ついた。お食事会用に作っておいてあるアイスティーと、アッサムのアイスミルクティーを頂く。作り置きしてあったのはフレーバーティー「サマーナイトドリーム」とディンブラ。フレーバーティーは好みがあって、個人的に当たり外れが多くてちょっと恐々という感じで口にしたのだが、想像以上に口当たりがよく美味しかった。ディンブラのアイスティーよりも。これから何人か店を紹介した部員がいる写真部の合宿に乱入するのだと言うと、もう呑まないからと500mlほどサマーナイトドリームのアイスティーを貰った。喜ぶだろう後輩の顔が思い浮かぶ。
店をでて、すぐにバスに乗らずに、オギノ通りにある「キッチンV」に夕食を食べに行った。どうせ1次会には間に合わないし、それならばネタになる店に行かないと。『Vスパ』を注文。松坂も捨てがたかったが、ネタとしてはVスパの方が上だろう。カウンターには仕事帰りの男女と家族連れ。仕事帰りの二人は出張中らしく、誰かに教えて貰っての来店の様子。マスターが次々と注文の品を作ってゆくのを見るのが楽しそう。確かに目の前で美味しい料理が出来てゆくのは魔法のようだ。和みモードに入って女性がマスターに声を掛けていた。「Vスパ」というのが、どんなメニューなのか興味を持ったらしい。そのVスパを食べながら、彼女達の会話に聞き耳を立ててみる。
「馬主さんはホテルオークラに泊まることが多いんですよ」「競馬場の近くにも寮があるんですけれど、ホテルに泊まるほうが遊びにも出られるし・・・・」最初、どこかの雑誌社か何かの人だと思っていたのだがどうやらJRA関係の人達らしい。カップルという訳ではない故の清々しさを二人に感じた。
そうそうVスパの味は変わっていなかった。「おやじさん」が引退して、マスターが変わっても。ただ昔は写真部の写真が飾られていた店内も、(2階は判らないが)今は平山知事のサインぐらいしか置いてなかった。次は「松坂鉄板焼き」を食べよう。
西小針経由内野行きのバスに乗り、中門前で下車。 第四銀行裏の道をだらだら歩く。かつてアンモナイトという店だった建物も居酒屋っぽい店に変わっていたりと飲み屋が増えている。路地に入って、居酒屋「新川」に到着。あれ?どこか違う気がしながら暖簾を潜った。カウンターに座って、ビールを頼む。アルバイトの可愛いお姉さんがお酌をしてくれる。どこだ、ここわ!(爆)
お腹は減っていなかったが、寂しいので「板わさ」と「地鉱玉のみ」を頼んで一息つく。改めて周りを見回すと、窓際や棚の上、そして冷蔵庫の中に一種類の一升瓶が置かれてあった。「鶴の友上白」だった。これだ。看板を見て、何か違うと思ったのは。新川で鶴の友を呑んだ記憶はない。前は別の醸造所のお酒を扱っていた。鶴の友上白に変わっても、値段は変わらず。そして、「お銚子10本頼むともう1本」も健在。う〜む。これは、頼まなければならない。時間もないので急いで瓶ビールを空けてお銚子を1本頼んだ。
左隣に座っていた青年は学生ではなく、地元の人だった。都内の私大を出て戻ってきたらしい。鶴の友を『本当に』地酒と言える人だ。写真談義もどきをした。写真と絵画の関係。どちらが上だ下だというのはないと思う。ベクトルが違う。絵画の唯一性っぽさと写真の写実性っぽさ。どちらも「唯一」「写実」そのものではない。ただ、写真はここ10年ほどで恐ろしく技術が進み、商品が変わった。そのために「写真」というものの存在形態までも変わっている。「何を撮る」ではなく「そのとき、その場に居た」かしか差異にならなくなる。VR技術が進んだら、それすら危うくなる。ディックの世界。
‥‥などという小難しい話などしていた訳ではもちろんない。レンズ付フィルムやカメラ付ケータイで誰彼も写し写される時代なのだから、気軽に撮ればいいのではと勧めてみた。
焼き鳥(塩)を頂いた代わりに、板わさを進呈して、座を辞した。コンビニで紙コップを買ってから合宿所に。バルサンを焚いただろうから、寝ているときに腕の上をアレが駆けることはない‥‥と思いたい。
大部屋には現役以外に先輩が3名、後から同期や1つ下の後輩が。仙台駅で入手したブツの威力はなかなかのものだった。
今年の新入部員の様子を尋ねてみると、やはり今年も女性が沢山入部したようだ。男性よりも多いかも。何でも昼間のモデル撮影会には女性だけでなく男性のモデルもいたという。変わるものだ。
もうすぐ結婚するT先輩に既婚のO先輩がアドバイス。う〜む。S先輩は付き合っている人がいるが結婚するかどうかは迷っているという。後輩はとんでもないところでフィアンセを見つけたらしい。そんな場所ならば同じ趣味で楽しいだろうなぁ。でも、なれ初めを他人に説明するのが大変そうだが(苦笑)。
新入部員に地質科学部の人が居た。昔の地質鉱物科。つまり、「地鉱」だ。わ。ということは、彼女もメット被って大荷物を背負って実習に出掛けるのか。って、もう出かけているのか。話の流れで、地学は地学でも自学実験Bの話になったり、天文部の昔話をしてみたり。それと何の拍子か、探検部の話に。どうやら友人が結構探検部に入っているらしい。前は農学部の林学科ばかりだったのに。そこで、私が居たときの探検部の活動内容を説明した。新しい校舎を建てたり、改装する金はあっても部室を作る金はないらしく、旧部室が崩壊してから事実上部室がなくなっている。そのため、OBとのネットワークが絶たれている可能性が高い。「地球の歩き方」なかりし頃からの貧乏個人海外旅行をするためのネットワークとか。体育会系らしからぬ個人プロジェクト志向の活動とか。全員で一緒に行うのは新歓、浜コン、追いコンなどの飲み会のみなんていう部活はここだけだったろう。言葉を変えれば「超部活」。群れではなく、個の集まり。まだ存在しているという話そのものが驚きとも言える。
そんな話をしながら、新歓合宿の夜は更けていった。
仙台駅で朝食として駅蕎麦を食べた後、前回と同じ「雲丹プリッツ」「牛タンカール」を購入。睡眠不足気味なので車中で睡眠。結構深く眠ったのか、目が覚めたときに何時間も時間が過ぎていたような感覚が。
自宅に真っ直ぐ帰らずに、会社に寄って、用を済ませる。ファイルコピーに1時間以上も掛かるとわ‥‥。
自宅のポストには大量の郵便物が押し込められていた。ライブや劇などのDM以外に4つの白い封筒が〜♪
ログブックの書き込みを見てPCが死亡していないことを確認し、余分な交流誌を省いて鞄に詰め込んだ。さて、出発だ。
東京駅で指定席と取ってから、構内の書店をうろつく。う〜む、触手が伸びるような本がないなぁ。ハードカバーは女性を貶めたり、びぢねすまんを惑わしたりする自己啓発本やタレント本ぐらいしかない。新書も興味を惹かれるものがない。単行本も。
車内で‥‥また、寝てた。 18:17 新潟着。万代橋を渡りながら、辺りを見回す。ホテルオータニの近くの河川敷で絵を描いている女性が2人。彼女達そのものが絵になっている。考えてみると新潟の街は絵になる街だ。初夏の街を歩いて思った。
おやつ代わりに「志まん焼き」を1つ食べて、「シュガーコート」に。店主はテーブル席で友人とのお食事会。「まだやっていますか?」と尋ねたところ大丈夫そう。カウンターに座って、一息ついた。お食事会用に作っておいてあるアイスティーと、アッサムのアイスミルクティーを頂く。作り置きしてあったのはフレーバーティー「サマーナイトドリーム」とディンブラ。フレーバーティーは好みがあって、個人的に当たり外れが多くてちょっと恐々という感じで口にしたのだが、想像以上に口当たりがよく美味しかった。ディンブラのアイスティーよりも。これから何人か店を紹介した部員がいる写真部の合宿に乱入するのだと言うと、もう呑まないからと500mlほどサマーナイトドリームのアイスティーを貰った。喜ぶだろう後輩の顔が思い浮かぶ。
店をでて、すぐにバスに乗らずに、オギノ通りにある「キッチンV」に夕食を食べに行った。どうせ1次会には間に合わないし、それならばネタになる店に行かないと。『Vスパ』を注文。松坂も捨てがたかったが、ネタとしてはVスパの方が上だろう。カウンターには仕事帰りの男女と家族連れ。仕事帰りの二人は出張中らしく、誰かに教えて貰っての来店の様子。マスターが次々と注文の品を作ってゆくのを見るのが楽しそう。確かに目の前で美味しい料理が出来てゆくのは魔法のようだ。和みモードに入って女性がマスターに声を掛けていた。「Vスパ」というのが、どんなメニューなのか興味を持ったらしい。そのVスパを食べながら、彼女達の会話に聞き耳を立ててみる。
「馬主さんはホテルオークラに泊まることが多いんですよ」「競馬場の近くにも寮があるんですけれど、ホテルに泊まるほうが遊びにも出られるし・・・・」最初、どこかの雑誌社か何かの人だと思っていたのだがどうやらJRA関係の人達らしい。カップルという訳ではない故の清々しさを二人に感じた。
そうそうVスパの味は変わっていなかった。「おやじさん」が引退して、マスターが変わっても。ただ昔は写真部の写真が飾られていた店内も、(2階は判らないが)今は平山知事のサインぐらいしか置いてなかった。次は「松坂鉄板焼き」を食べよう。
西小針経由内野行きのバスに乗り、中門前で下車。 第四銀行裏の道をだらだら歩く。かつてアンモナイトという店だった建物も居酒屋っぽい店に変わっていたりと飲み屋が増えている。路地に入って、居酒屋「新川」に到着。あれ?どこか違う気がしながら暖簾を潜った。カウンターに座って、ビールを頼む。アルバイトの可愛いお姉さんがお酌をしてくれる。どこだ、ここわ!(爆)
お腹は減っていなかったが、寂しいので「板わさ」と「地鉱玉のみ」を頼んで一息つく。改めて周りを見回すと、窓際や棚の上、そして冷蔵庫の中に一種類の一升瓶が置かれてあった。「鶴の友上白」だった。これだ。看板を見て、何か違うと思ったのは。新川で鶴の友を呑んだ記憶はない。前は別の醸造所のお酒を扱っていた。鶴の友上白に変わっても、値段は変わらず。そして、「お銚子10本頼むともう1本」も健在。う〜む。これは、頼まなければならない。時間もないので急いで瓶ビールを空けてお銚子を1本頼んだ。
左隣に座っていた青年は学生ではなく、地元の人だった。都内の私大を出て戻ってきたらしい。鶴の友を『本当に』地酒と言える人だ。写真談義もどきをした。写真と絵画の関係。どちらが上だ下だというのはないと思う。ベクトルが違う。絵画の唯一性っぽさと写真の写実性っぽさ。どちらも「唯一」「写実」そのものではない。ただ、写真はここ10年ほどで恐ろしく技術が進み、商品が変わった。そのために「写真」というものの存在形態までも変わっている。「何を撮る」ではなく「そのとき、その場に居た」かしか差異にならなくなる。VR技術が進んだら、それすら危うくなる。ディックの世界。
‥‥などという小難しい話などしていた訳ではもちろんない。レンズ付フィルムやカメラ付ケータイで誰彼も写し写される時代なのだから、気軽に撮ればいいのではと勧めてみた。
焼き鳥(塩)を頂いた代わりに、板わさを進呈して、座を辞した。コンビニで紙コップを買ってから合宿所に。バルサンを焚いただろうから、寝ているときに腕の上をアレが駆けることはない‥‥と思いたい。
大部屋には現役以外に先輩が3名、後から同期や1つ下の後輩が。仙台駅で入手したブツの威力はなかなかのものだった。
今年の新入部員の様子を尋ねてみると、やはり今年も女性が沢山入部したようだ。男性よりも多いかも。何でも昼間のモデル撮影会には女性だけでなく男性のモデルもいたという。変わるものだ。
もうすぐ結婚するT先輩に既婚のO先輩がアドバイス。う〜む。S先輩は付き合っている人がいるが結婚するかどうかは迷っているという。後輩はとんでもないところでフィアンセを見つけたらしい。そんな場所ならば同じ趣味で楽しいだろうなぁ。でも、なれ初めを他人に説明するのが大変そうだが(苦笑)。
新入部員に地質科学部の人が居た。昔の地質鉱物科。つまり、「地鉱」だ。わ。ということは、彼女もメット被って大荷物を背負って実習に出掛けるのか。って、もう出かけているのか。話の流れで、地学は地学でも自学実験Bの話になったり、天文部の昔話をしてみたり。それと何の拍子か、探検部の話に。どうやら友人が結構探検部に入っているらしい。前は農学部の林学科ばかりだったのに。そこで、私が居たときの探検部の活動内容を説明した。新しい校舎を建てたり、改装する金はあっても部室を作る金はないらしく、旧部室が崩壊してから事実上部室がなくなっている。そのため、OBとのネットワークが絶たれている可能性が高い。「地球の歩き方」なかりし頃からの貧乏個人海外旅行をするためのネットワークとか。体育会系らしからぬ個人プロジェクト志向の活動とか。全員で一緒に行うのは新歓、浜コン、追いコンなどの飲み会のみなんていう部活はここだけだったろう。言葉を変えれば「超部活」。群れではなく、個の集まり。まだ存在しているという話そのものが驚きとも言える。
そんな話をしながら、新歓合宿の夜は更けていった。
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