まだ買っていない既刊を全て購入した。
 順調に読み堕ちてゆく。
 
 読み始めるまで随分と抵抗感があったのが嘘のよう。
 結局、私が想像していたような「掻き毟りたくなるほどの痒みが生じるほど甘ったるい耽美なもの」ではなかった・・・という事だ。
登場人物にしても、たまたま殆どが女性なだけで、キャラクターは容易に男性に交換可能だ。似たようなものならば、男子高でだってありえなくは無い。
そう言えるのも登場人物がなんやかんや言ってもそれぞれ個を持っていて、その境界を互いが守っている。間合いを上手くとった上での仲良し。
では、そんな関係を作り、次々に広げていく事が簡単な事かといえば・・・
 目を惹きつける装飾の向こうに、読み取るべきものがある作品だと言える。この作品に惹かれている読者はおそらく無意識的にそれを把握しているだろう。

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