一日掛けて「海より生まれし娘 上」を読み上げた。7/1に購入した本それぞれに繋がりがあると書いたのは、買った当時の直感だったのだが、こうやって読んでいくと本当に繋がっていて不思議だ。1つのキーワードで全てが繋がっている訳ではないが、個々が何かでリンクしてネットワークを構成し、1つの交響詩のようになっている・・・というのは言い過ぎか。
 
 DVD「アドゥレセンス黙示録」を再視聴。これも上記の続きか・・・。WT3のロールプレイの下準備でもあるが。

 テレビ東京の「そして音楽がはじまる」で今回取り上げたのが、シルエット・ロマンス。大橋純子さんに視点を集めて歌に纏わる物語を紡いでいた。
 
 ある感情が複合的に繋がった記憶・・・私は「シルエット・ロマンス」という歌に対してそれを持っている。文真堂本店がマツセーの前にあった頃、2Fのコミックスコーナーでマンガの単行本を立ち読みしていたときにそれは流れていた。大橋純子さんではなく、作曲した来生たかおさん自身がカバーして訥々と歌っていた。以後、私にとって「シルエット・ロマンス」はこのバージョンを指すことに。
 普段だったら、気にも留めずにマンガに集中していたのだが、そのマンガの内容が余りに当時の少年に取っては衝撃的なものだったために、コンプレックスしてしまったらしい。
 読んでいたマンガは手塚治虫のブラックジャック。「2人のジャン」などの物語が、シルエット・ロマンスの音楽と結びついた。
 ブラックジャックは「怒り」の物語だと思う。斉藤学先生の著作の背景と同様に。その怒りと悲しさに、この曲の哀しさがシンクロしたのだと思う。

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