いぬもあるけば・・・「秘密」
2003年8月21日やきもの勉強会
今日は伯庵茶碗について。かなり不思議な茶碗。現行、「伯庵茶碗」と呼ばれて伝承されているものは10個ぐらいしかない。七契、十誓、十二品と言われる伯庵茶碗の特徴(最大で12個)がある。それからすると、一見無造作に作られたように見えるものも一定の形式を経て作られているというのが判る。それぞれの味わいの違いは偶然に左右されているところがあるのだろうが。
七契は1.なまこ薬 2.飛び薬 3.白土 4.枇杷色 5.竹の節高台 6.片薄 7.茶だまり。
何気なく読むとそれは観察によって得られた‥‥後の人による分析と見てしまうが、これらが創作者が意識して行ったものだとすると、これらに妙味と意図を求めて作ったとも想像できる。
伯庵茶碗という名前もどうしてそう呼ばれるようになったのか、今ひとつはっきりしていないらしい。冬木茶碗のように「瀬戸伯庵 茶碗」と箱書きにかいてあったりするが、瀬戸で作られたかどうかもはっきりしていないらしい。瀬戸以外に唐津や高麗で作られたとする説があるようだ。数も少ないし、特徴的なので同じ人が作ったのかしらん。ある碗が売りに出されようとしているらしい。もし文化庁が買うとしたら5億円ぐらい?ふ〜む。
授業の後のお茶会。何気なく棚にあった古道具の墨挟みを手に取る。竹製で、ちびた墨を挟んで磨りやすくするもの。それを目にした先生が、「こういうシンプルな構造にアイディアが詰まっている。複雑でなく単純な構造で必要な機能を持たせているところに。」なんと、この道具、源氏物語絵巻にも出ているという。手じかにあった冊子を手にとって見てみると、硯箱の中に確かにそれらしいものがある。「道具」というものの不思議さを見る。伝承や伝説を伝えるのは大変なのに、道具の構造は1000年の時を軽く超える。そこに「秘密」がある。
先生が帰られてから、昨日買った浴衣一式を持ってきていたので、浴衣を見てもらったり、帯の締め方をちょっと教わったり。
オープニングレセプションの時に着る着物を貸してもらえることになった。問題は、そこでどういう事をするのかまだよく判っていないこと。着慣れていないから、袴を着けた方がいいのでは‥‥でもそれも大仰では‥‥。
パスポートも確認しないと。もう期限が切れているかも(汗)。
今日は伯庵茶碗について。かなり不思議な茶碗。現行、「伯庵茶碗」と呼ばれて伝承されているものは10個ぐらいしかない。七契、十誓、十二品と言われる伯庵茶碗の特徴(最大で12個)がある。それからすると、一見無造作に作られたように見えるものも一定の形式を経て作られているというのが判る。それぞれの味わいの違いは偶然に左右されているところがあるのだろうが。
七契は1.なまこ薬 2.飛び薬 3.白土 4.枇杷色 5.竹の節高台 6.片薄 7.茶だまり。
何気なく読むとそれは観察によって得られた‥‥後の人による分析と見てしまうが、これらが創作者が意識して行ったものだとすると、これらに妙味と意図を求めて作ったとも想像できる。
伯庵茶碗という名前もどうしてそう呼ばれるようになったのか、今ひとつはっきりしていないらしい。冬木茶碗のように「瀬戸伯庵 茶碗」と箱書きにかいてあったりするが、瀬戸で作られたかどうかもはっきりしていないらしい。瀬戸以外に唐津や高麗で作られたとする説があるようだ。数も少ないし、特徴的なので同じ人が作ったのかしらん。ある碗が売りに出されようとしているらしい。もし文化庁が買うとしたら5億円ぐらい?ふ〜む。
授業の後のお茶会。何気なく棚にあった古道具の墨挟みを手に取る。竹製で、ちびた墨を挟んで磨りやすくするもの。それを目にした先生が、「こういうシンプルな構造にアイディアが詰まっている。複雑でなく単純な構造で必要な機能を持たせているところに。」なんと、この道具、源氏物語絵巻にも出ているという。手じかにあった冊子を手にとって見てみると、硯箱の中に確かにそれらしいものがある。「道具」というものの不思議さを見る。伝承や伝説を伝えるのは大変なのに、道具の構造は1000年の時を軽く超える。そこに「秘密」がある。
先生が帰られてから、昨日買った浴衣一式を持ってきていたので、浴衣を見てもらったり、帯の締め方をちょっと教わったり。
オープニングレセプションの時に着る着物を貸してもらえることになった。問題は、そこでどういう事をするのかまだよく判っていないこと。着慣れていないから、袴を着けた方がいいのでは‥‥でもそれも大仰では‥‥。
パスポートも確認しないと。もう期限が切れているかも(汗)。
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