いぬもあるけば・・・「ネジと螺子と」
2003年11月1日 休日出勤。昼頃に出社して、M3の細目ネジが会社に無い事が判る。レーザーポインタの角度調整の為に使うので、ピッチが小さい方がいい。並目では大きいから、細目‥‥という判断が裏目に出た。
自転車を借りて、第一京浜(国道15号線)沿いのホームセンターに行ってみた。無い。帰り道のドンキホーテ。あるはずが無い。
しかし、ここは工場の街、蒲田。更に戻る途中でネジと書かれた看板のある建物が目に入った。もしかしたら、小売もしているかも‥‥と覗いてみる。素晴らしい。小売してくれる。こういう会社が土曜日に開いているのも驚きだった。が、喜んだのもつかの間。「M3の最目?市販ではないなぁ」と。ほとんど特注品らしい。残念ながら、ここにも無かった。ネジのみを扱っているところでないのだから仕方ない。M2の並目を使おう。接地面積が狭いからプラスチックの筐体ダメージを与えそうなのだが。まぁ、商品でなく、自分達の道具だからいいだろう。
夕方に退社。武蔵小金井に。改札を出て直ぐの歩道橋。人だかりが出来ている。選挙演説を聞く人達。一体、誰が来るのだろう。候補者目当てか、応援者目当てか。
「小金井市は今、全国で注目されています!‥‥」 はて?注目されるような何があるのだろう。背中で拡声器からの声を聞きながら、人ごみを離れていた。「踏み切りが‥‥」
私が小金井市民だったら、そんな注目のされ方は嫌だ〜!「あ、あの踏み切りの‥‥」とか言われたら、苦笑いしかできない。
その踏み切りのためにか、全然進まない車を見ながら歩く。目的地のギャラリーブロッケンに。町田さんの個展。
住宅地の中にあるので日が暮れると探すのが大変。送られたDMの地図が判りやすいのでどうにかたどり着けた。
そのギャラリーはコンクリート打ちっぱなしの壁がむき出しの一室。中からだとお堂のような感じか。とてもよい状態でコンクリートを打っていて、表面が滑らかな質感を持っている。頬を付けるとしっとり冷たい感じがするだろう。
その壁と町田さんの作品がよく合った。ギャラリー北村の白い壁よりもよい感じだ。日が落ちて外が暗くなったので、ガラス窓が鏡の役割をする。私は鏡に映った「それ」を観る。計算されたものなのか、偶然なのか判らないが、それはとても面白かった。
町田さんと会食。ドタバタ後の気分転換に文化交流の企画に応募してキエフに行くのだそうだ。また、中々行けない、真っ先には行こうとは思わないところに出掛けるなぁ。レアな体験になるだろうから、旅行話が楽しみだ。
既に廃刊している女性雑誌の切り抜きを見せてくれた。着物(特に古着)を現代風にアレンジして着こなす姿を特集したもの。素人っぽい人がモデルになっているのだけど、それぞれが雰囲気を持っていて、企画とはまた別にいいポートレートになっていた。大正時代の古着のデザインは今の感覚を突き抜けたものがある
何故そのようなものを持っていたかというと、彼女自身最近救世軍のフリーマーケットでほとんど古着で一揃えを手に入れたそうだ。かなり手軽な値段で。
その話を聞いて、夏コミで電源なし系ゲームサークルを回っていたときに、学生時代の知人(スーパーチャイ(以下略))が和服姿で歩いていたのを思い出した。彼も全て古着だと言っていた。彼の背丈だと色々流通しているだろうけれど、私の背丈だと中々ないだろうと羨ましく思った事を覚えている。
先日、着物を着て、想像以上に着心地がいいことを知った。そして、丈が合わないと、見っとも無い感じになる事も。長衣のままだとつんつるてんと足首のあたりが見えてしまった。幸い袴だったので大丈夫だったが。そんなことを思い出して、気軽に古着を手に入れて、自分で着こなせるのが羨ましく思った。
キエフ以外にも、仕事の話‥‥というか縁の不思議さを感じる話を聞いた。創作を生業とする人にとって、縁というのは、運とも言い換えられるが、かなり重要な気がする。
町田さんが馴染みにしているイタリア料理店の料理は美味しかった。自家製サングリアも。
自転車を借りて、第一京浜(国道15号線)沿いのホームセンターに行ってみた。無い。帰り道のドンキホーテ。あるはずが無い。
しかし、ここは工場の街、蒲田。更に戻る途中でネジと書かれた看板のある建物が目に入った。もしかしたら、小売もしているかも‥‥と覗いてみる。素晴らしい。小売してくれる。こういう会社が土曜日に開いているのも驚きだった。が、喜んだのもつかの間。「M3の最目?市販ではないなぁ」と。ほとんど特注品らしい。残念ながら、ここにも無かった。ネジのみを扱っているところでないのだから仕方ない。M2の並目を使おう。接地面積が狭いからプラスチックの筐体ダメージを与えそうなのだが。まぁ、商品でなく、自分達の道具だからいいだろう。
夕方に退社。武蔵小金井に。改札を出て直ぐの歩道橋。人だかりが出来ている。選挙演説を聞く人達。一体、誰が来るのだろう。候補者目当てか、応援者目当てか。
「小金井市は今、全国で注目されています!‥‥」 はて?注目されるような何があるのだろう。背中で拡声器からの声を聞きながら、人ごみを離れていた。「踏み切りが‥‥」
私が小金井市民だったら、そんな注目のされ方は嫌だ〜!「あ、あの踏み切りの‥‥」とか言われたら、苦笑いしかできない。
その踏み切りのためにか、全然進まない車を見ながら歩く。目的地のギャラリーブロッケンに。町田さんの個展。
住宅地の中にあるので日が暮れると探すのが大変。送られたDMの地図が判りやすいのでどうにかたどり着けた。
そのギャラリーはコンクリート打ちっぱなしの壁がむき出しの一室。中からだとお堂のような感じか。とてもよい状態でコンクリートを打っていて、表面が滑らかな質感を持っている。頬を付けるとしっとり冷たい感じがするだろう。
その壁と町田さんの作品がよく合った。ギャラリー北村の白い壁よりもよい感じだ。日が落ちて外が暗くなったので、ガラス窓が鏡の役割をする。私は鏡に映った「それ」を観る。計算されたものなのか、偶然なのか判らないが、それはとても面白かった。
町田さんと会食。ドタバタ後の気分転換に文化交流の企画に応募してキエフに行くのだそうだ。また、中々行けない、真っ先には行こうとは思わないところに出掛けるなぁ。レアな体験になるだろうから、旅行話が楽しみだ。
既に廃刊している女性雑誌の切り抜きを見せてくれた。着物(特に古着)を現代風にアレンジして着こなす姿を特集したもの。素人っぽい人がモデルになっているのだけど、それぞれが雰囲気を持っていて、企画とはまた別にいいポートレートになっていた。大正時代の古着のデザインは今の感覚を突き抜けたものがある
何故そのようなものを持っていたかというと、彼女自身最近救世軍のフリーマーケットでほとんど古着で一揃えを手に入れたそうだ。かなり手軽な値段で。
その話を聞いて、夏コミで電源なし系ゲームサークルを回っていたときに、学生時代の知人(スーパーチャイ(以下略))が和服姿で歩いていたのを思い出した。彼も全て古着だと言っていた。彼の背丈だと色々流通しているだろうけれど、私の背丈だと中々ないだろうと羨ましく思った事を覚えている。
先日、着物を着て、想像以上に着心地がいいことを知った。そして、丈が合わないと、見っとも無い感じになる事も。長衣のままだとつんつるてんと足首のあたりが見えてしまった。幸い袴だったので大丈夫だったが。そんなことを思い出して、気軽に古着を手に入れて、自分で着こなせるのが羨ましく思った。
キエフ以外にも、仕事の話‥‥というか縁の不思議さを感じる話を聞いた。創作を生業とする人にとって、縁というのは、運とも言い換えられるが、かなり重要な気がする。
町田さんが馴染みにしているイタリア料理店の料理は美味しかった。自家製サングリアも。
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