『網状言論F改』を読んでいる。なるほどと思ったり、歯がゆさを感じたり。
 この本のキーワードとしては「オタク」とそれの文化装置の1つの「萌え」辺りだろうか。
 
 「萌え」も「愛」も何もかも、「虚無」を忘れるための必死の足掻きなのかもしれない。
 「萌え」ている人は「萌えている」というロールプレイを演じているのかもしれない。必死に。
 私達は自分の欲望すら演じることが出来る。塩水を真水と思って喉の渇きを癒せるぐらい。
 
 テーマは「ポスト」だと把握した。
 何もかもが相対化され、その結果、消費されてゆく。そんな時代精神。
 
 尤も、そんな言説は既に語り尽くされて、それ自体もう何の意味も力もない。
 
 何もないのだ。

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