いぬもあるけば・・・「窓越しの星座」
2003年12月16日 いつもとちがうホテルに泊まった。昨日泊まったホテルが満室だったため。
黒磯駅の近くのトップスというホテル。ツインの部屋をシングルユースということで高い。一体、何故に?と思っていたら、どうやら内装と調度品が違う。確か小綺麗な感じ。6階の部屋からの光景はそうとう良い。4階以上の建物が周囲にほとんどないからだ。ルームライトを消すと、窓越しにオリオンが見えた。
久々に電波環境の良いところにきたので、ネット散策。色々書き込みしたいが読むだけで手一杯。
NHK BS2の「真夜中の王国」である音楽ディレクターが「癒しから許し」と言っていた。が、その精神状況って余りに弱すぎやしないか? 罪人、悪人であることを許されるという意味の『赦し』ではなく、現状に及第点を与えてくれるという意味の『許し』。「癒されるだけではダメなんだ」というコピーがあった。その志向は「癒しはもう十分だ」というものだったはずなのだが、ここでの志向は「癒しではもう不十分だ」という全く逆のものになっている。「癒し」が最終的には自己の生命力による復活なのに対し、「許し」は手近な他者(拡散した自己)の了承を頼みとする停滞。「許し」でも自己の空虚が埋められなくなったとき、「殺し」が訪れるのだろう。「赦し」に移行する強度を持ち得ないままに。
ところで、マリみてのアニメ化だけれど、ファンとしては反対。確実にチェックするが。アニメ化するということは世界観も含めて丸ごと『商品化』されるということだ。芸能人となった人が私生活までも売られるみたいに。
あの世界観とキャラ達が『消費』されつくされ、陳腐化してしまうことが予想されるが故に。現在、ファン同士の場で使うにしても、外で使うのはためらわれる「こぎげんよう」という挨拶は半年後、別の意味合いによって外で口にするのに抵抗を感じることになるだろう。
マリみてDBにアニメイトから発売予定としてアニメイトのサイトにアップされていた「ロザリオ」の紹介がなくなっているという情報があった。もしやと思って、アップされいていたアドレスを辿って画像を見た。それは「ロザリオ」ではなく十字架だった。紅、白そして黄の薔薇に合わせて3種類のデザイン的には綺麗なもの。でも、足りないものがある。ロザリオのロザリオ足らしめる数珠がその画像にはない。そして、十字架にキリスト像が無かった。もしかして‥‥判っていないまま商品化した?
商品説明がなくなったのは、画像を見た人からクレームが来たからではないだろうか。なんか他にも術語間違いとか色々やらかしそうで不安だ。実は現実世界に似たファンタジー世界で、カトリックもプロテスタントもイスラム教も仏教も何もかも現実世界のものとは違う‥‥とか言い出すのなら面白いが。
何故、自身が信者でもないのに宗教的な間違いが気になるのかというならば、志摩子というキャラを捨てる事ができないからだ。若かりし白薔薇と栞の逸話を捨てたくないからだ。正しい宗教知識に基づいた描写が無いとき、彼女達の信仰をなおざりにする事になり、物語の中の大事な物が失われてしまう。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/Rose/010401.html
これを読むだけでも、薔薇とロザリオが物語中で機能しあっている事が判ろう。
黒磯駅の近くのトップスというホテル。ツインの部屋をシングルユースということで高い。一体、何故に?と思っていたら、どうやら内装と調度品が違う。確か小綺麗な感じ。6階の部屋からの光景はそうとう良い。4階以上の建物が周囲にほとんどないからだ。ルームライトを消すと、窓越しにオリオンが見えた。
久々に電波環境の良いところにきたので、ネット散策。色々書き込みしたいが読むだけで手一杯。
NHK BS2の「真夜中の王国」である音楽ディレクターが「癒しから許し」と言っていた。が、その精神状況って余りに弱すぎやしないか? 罪人、悪人であることを許されるという意味の『赦し』ではなく、現状に及第点を与えてくれるという意味の『許し』。「癒されるだけではダメなんだ」というコピーがあった。その志向は「癒しはもう十分だ」というものだったはずなのだが、ここでの志向は「癒しではもう不十分だ」という全く逆のものになっている。「癒し」が最終的には自己の生命力による復活なのに対し、「許し」は手近な他者(拡散した自己)の了承を頼みとする停滞。「許し」でも自己の空虚が埋められなくなったとき、「殺し」が訪れるのだろう。「赦し」に移行する強度を持ち得ないままに。
ところで、マリみてのアニメ化だけれど、ファンとしては反対。確実にチェックするが。アニメ化するということは世界観も含めて丸ごと『商品化』されるということだ。芸能人となった人が私生活までも売られるみたいに。
あの世界観とキャラ達が『消費』されつくされ、陳腐化してしまうことが予想されるが故に。現在、ファン同士の場で使うにしても、外で使うのはためらわれる「こぎげんよう」という挨拶は半年後、別の意味合いによって外で口にするのに抵抗を感じることになるだろう。
マリみてDBにアニメイトから発売予定としてアニメイトのサイトにアップされていた「ロザリオ」の紹介がなくなっているという情報があった。もしやと思って、アップされいていたアドレスを辿って画像を見た。それは「ロザリオ」ではなく十字架だった。紅、白そして黄の薔薇に合わせて3種類のデザイン的には綺麗なもの。でも、足りないものがある。ロザリオのロザリオ足らしめる数珠がその画像にはない。そして、十字架にキリスト像が無かった。もしかして‥‥判っていないまま商品化した?
商品説明がなくなったのは、画像を見た人からクレームが来たからではないだろうか。なんか他にも術語間違いとか色々やらかしそうで不安だ。実は現実世界に似たファンタジー世界で、カトリックもプロテスタントもイスラム教も仏教も何もかも現実世界のものとは違う‥‥とか言い出すのなら面白いが。
何故、自身が信者でもないのに宗教的な間違いが気になるのかというならば、志摩子というキャラを捨てる事ができないからだ。若かりし白薔薇と栞の逸話を捨てたくないからだ。正しい宗教知識に基づいた描写が無いとき、彼女達の信仰をなおざりにする事になり、物語の中の大事な物が失われてしまう。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/Rose/010401.html
これを読むだけでも、薔薇とロザリオが物語中で機能しあっている事が判ろう。
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