いぬもあるけば・・・「あかり」

　SFクリスマスに参加するために大井さんが上京。
　昼を一緒に食べることにし、御茶ノ水に。大井さんの友人2人も合流し、4人で明大中の近くにある「松翁」という蕎麦屋に。
13時過ぎなのに並んでいる。店の外で蕎麦談義をしたり、出雲鍛冶から聞いたという話を聞いたりしながら席が空くのを待った。
　20分ほど待ったろうか。中に入り、田舎蕎麦と普通の蕎麦の盛り合わせと天ぷら盛り合わせを頼む。
注文してから揚げるので時間が掛かるため、先に注文しておく。
　それから大井さんと私は日本酒をそれぞれ1合頼む。私は獺祭を。他の二人は昼から飲めないため我慢。
しかし、アテに頼んだ穴子の煮こごりや湯葉を口にして呑めない事を悔しがっていた。逆に我々は至福（ぉ。
　1つ1つ揚げたてが取り皿に載せられる天ぷら。ほこほこした海老が美味しい。酒も進む。
蕎麦も天ぷらに負けず旨かった。昼からこんなに贅沢な気分になれるとは。
　
　水道橋で大井さん達と別れ、私は京王多摩センターに。
駅前からの通りがイルミネーションで彩られている。
ここのイベント広場でカズンのクリスマスイルミネーションライブが催される。
日が落ちて肌寒いが、お客が集まっている。イルミネーションに誘われた家族連ればかり。
　二人が登場。「列島縦断12，000km　最長片道切符の旅」のテーマソング「風の街」や冬の定番「冬のファンタジー」を披露。
カズンの名を忘れていても「冬のファンタジー」は覚えている人が多いだろう。
　ミニライブ終了後、ミニアルバム「風の唄」を購入し、サインしてもらった。
カズンも来年で結成10年とのこと。もう・・・ともいえるし、まだそれしか経っていないのか？とも思える。
ファーストアルバムにポケベルがキーアイテムとして使われている曲がある事と共に感慨に耽る。
　
　駅の中にあるパスタ店に入って食事。
テーブル席ではグループでわいわい。
カウンターには休日なのに少し疲れた人がぱらぱら。
私も「幸福な風景」に中てられたひとりか。
　
　購入したミニアルバムを聴く。
小林和子さん作詞の「愛をうたいながら」を聴きながら想う。
　
　
　愛をうたいながら　愛をさがしていた
　愛をさがしながら　あなたを失くしても
　
　愛をうたいながら　愛を傷つけてた
　愛を傷つけながら　私はここにいる
　
　
　思い人を失うに至るような捜し方は無明とは言えないか。
　思い人を失ってでも手に入れたいと願う愛は既に・・・