会社を出て下北沢に。
CLUB251に着いたのは19時半少し前。
チケットを買ってから、かまボイラーの事を思い出した。確か今日がレコ発ライブだったはず。
会場は同じ下北沢だ。普通、レコ発主催のバンドは演奏は最後だからグリーンホーンのライブ終了後に駆けつけられるかもしれない。
 
CLUB251は初めて入る。1Fの440は入った事があるが。
中は予想以上に広い。お客も50人以上いる。驚いたことに9割が女性。
対バンのはやぶさジョーンズが目当てなのだろうか?
ビールを飲みながらそんなことを考えていたら、GHのセッティングが終わった。

 活動中止の話を聞いてから初めて観るライブ。
セッティング時、ユリカさんの印象が随分違ったような気がしたが、演奏が始まったらいつも通り。マイクにごちんもご愛敬。
それでもちょっと顔が強ばっていたような気がしたが。
3人とも休止まで残り少ないステージを愉しんで欲しい。
 
 GHのライブが終わった後、念願のCD−Rを購入。しかし、おつりがないというので2枚買い。
メンバーに一言挨拶したかったが、かまボイラーのライブに駆けつけたかったのですぐに店をでてしまった。

 本多劇場向こうのシェルターというライブハウス。入り口でぴざさんに似た人がいたので思わず声を掛けた‥‥別人だった(がく。
地下に降りて当日券を購入して扉を開ける‥‥わ、混んでる。
階段を降りてすぐに声を掛けられた、プラグ・デイジーのけろけろさんだ。
もしかしたら誰かいるかと思っていたけど、こちらが先に見つかるとは思わなかった。
けろけろさんはスヌーキーさんの演奏も聞けたそうだけど、私は間に合わなかった。しかし、かまボイラーの演奏はばっちり。
ぱぶりかのドラマーだったぴざさんがぱぶりか活動停止後、『かまボイラー』というバンドに参加したと聞いていた。
けれどもその演奏を聞くのは今日が初めてだった‥‥
 
 演奏が始まるとドリンクの交換ができなくなるとスタッフが呼びかけていたので交換に。階段の近くにライブハウスでは見かけない人達がいた。50代のスーツ姿のおじさん達。業界の人とも思えない。まさか、かまボイラー目当て?? そんな考えに独り苦笑しつつ発泡酒を手に先ほど居た付近に。混雑しているので、思うように進まないし、下手に前に出すぎたら女性ファンの視界を遮ることになる。
 
 胃の中に酒を流し終わったときにメンバーがステージに。
 さて、どんな音楽を聴かせてくれるのだろう。サンボマスターがプッシュしているという話を聞いていても、アルバムに奥田民生がコメントしていると知っても実際に聴いてみないことにはなんとも言えない。
 
 
 
 
 
 
 びっくりした。こうくるか。壷〜!(ぉ
 
 何故、50代のおじさん達がいるのか判った。彼らはかまボイラーの歌に惹かれて来たファンに違いない。
 カッコイイ。少年‥‥ガキのロックではなく、青年‥‥大人のロックを志向している。
 詩に説得力があり、それだけでなく音にも説得力がある。
 この音楽を言葉にするなら、「『反復(キェルケゴール曰く)』される70年代」。

 70年代前後のフォークやロックのノリを取り入れているけれども、決して同じにはならない。
その辺りは判ってやっている感じだ。
 ロックだなぁと思うのは、密かな諦念や静かな悲しみの中から立ち上がる怒り、「やってられねぇ!」。

 昔、「俺たちの勲章」や「俺たちは天使だ!」というドラマがあった。
 「俺たちは天使だ!」のテーマソングを歌っていたSHOGUNというバンドを思い起こした。
 ドラマに出演していた彼らをカッコイイと思う人はかまボイラーを気に入ると思う。
 松田優作をカッコイイと思う人はかまボイラーを気に入ると思う。
 やるせなさや不甲斐なさを内に秘めつつ叫ぶ野獣を
 
「ペティ」
 
 あてもないままでここままいって
 どうにかなるなんて思わない
 
 いつも同じ道を辿っているような
 そんな筈はない確実に老けてく
 
 さっき生まれたせいで 横になったまんまで
 どうにかなるなんて 思わない

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