いぬもあるけば・・・「メジャーデビュー」

　昨日の出張作業が終わらず、泊まりだった。
朝、奥華子さんのサイトをチェックしたら、「メジャーデビュー」の文字が。

＞今年の夏(7月)にポニーキャニオンからメジャーデビューをする事になりました。

　とうとう決断したのか‥‥それが驚きの後の感慨だった。
路上ライブを初めて半年で手焼きCDを1万枚も売っていれば、メジャーが見逃すわけもなく。
彼女のファン層の特異な点「老若男女分け隔てない」を知れば尚更。
しかし、得るモノが大きければ、その分失うモノもまた大きい。　
話が来たからとホイホイ乗るわけにはいかない。
そこには『決断』が必要になる。いや、必要だ。
　
　
　メジャーデビューという話を聞いて、寂しがる人もいる。
それはメジャーデビューした大半がそれまでを切り捨てざるを得なかったのを見てきたからだろう。
同様に奥華子という人が【奥華子】という商品になってしまうのではと恐れて。
しかし、一番大事な事を覚えていれば大丈夫だと私は思う。
　
　夕方、出張先から黒磯駅まで歩く30分の間に見た光景は素晴らしい日本の春の光景だった。
田興しされ、水を張った田は大きな水鏡となって山吹、山桜、浮き雲、夕焼けを写し取っていた。
こちらの八重桜は小振りで色が薄い。東京で見かける濃くて大柄なものとは大分違う。
昨日、タクシーの運ちゃんが「八重桜が一番好きだ」と言ったのを聞いて、びっくりしたのだがなるほどこれなら惚れるのも判る。