いぬもあるけば・・・「DEPAPEPE」

　新橋駅を出たときはすでにかなり遅刻気味だった。
　日比谷公園に向かって歩いていたら、ぽつぽつと当たる。雨？傘は持ってきていないんだけどなぁ。
　それだけで終わったのでコンビニで傘を買わずに公園内に。天理教の記念式典が公会堂で催されるらしく、関係者がわらわらと集まっていた。
全国から集まっているのだろう。
　どうにかにしんさんと合流し、新橋駅まで戻ってお昼。禁肉なにしんさんの要望で回転寿司並みの料金の寿司屋でランチ。そして途中でビールを買ってから、日比谷野外音楽堂に。
にしんさんが先輩から貰った無料ライブ招待券。「DEPAPEPE」という聞いたこともないユニットのライブ。
　ギターデュオ、それもインストのみと聞いた。それじゃ碌にお客が来ないだろう。ガラガラの会場でぽつねんと座って聞いている情景をイメージしていた。
ところが、とんでもない。開場30分しても入場に長蛇の列。・・・ありえない。一体、どういう事だ。もしかしたらヤバイ動員？でも、それにしてはお客の客層がバラバラだ。
学生グループっぽい人やカップル、子供を連れた家族連れ、決定的なのはインディーズの女性歌手の追っかけみたいなオタクっぽい男性二人。これで何かの動員というのは余りに幅が広すぎる。
チケットをもぎりして、更にカメラチェック（！）をした先に花輪がいくつか飾ってあった。1つの花輪に「TVK　SAKUSAKU」という文字
があったのを見て、合点がいった。
なるほど。TV番組で取り上げられているユニットなのか。それならパフィーのライブ会場か？と思わせる幅広い客層も判る。
　曇り空の下、ビールを飲む。野外ライブの醍醐味はコレデショウ・・・。我々はB−5か6の下手側で割と良い席。
振り返ると、全席が埋り、立ち見客の姿も見える。2000人以上収容できるはずだから・・・
一度も聴いた事がない自分がこんな席にいていいのだろうか？と思うぐらいだ。
これだけの人を集める「DEPAPEPE」とは一体。。。
　開演時間になった。ラフな格好の二人が出てきた・・・[http://www.sonymusic.co.jp/Music/Info/depapepe/]
　
　デュオの強さを知った。これならばお客を愉しませることが出きる。歌は無しのままの方がいいな。
味があるといえば聞こえがいいがお世辞にもお金を取れるレベルではなかったから。
インストだけで彼等がどこまで走りつづけられるか、ちょっと愉しみだ。
　
　演奏途中も雨がぱらついていたが、アンコールが終了し、公園を出た当たりで本格的に振り出した。
新橋駅に着いたと思ったら、雷鳴。山手線に乗ったら稲光と雷鳴が続き、あっという間に豪雨。
この時期にこうも荒れる天気になるとは珍しい。
　もしライブの終了があと30分ずれていたら駅に着く前にずぶぬれになっていたろう。
公演時間が夕方からだったらPVを取るどころじゃない。壊滅的な状況になっていたはずだ。
　
　池袋は雨は降っていなかった。
東急ハンズでカーテンを物色したり、正座用座椅子を探したりした後、海鮮居酒屋で呑む。
疲れが出たのか、酔いが回って眠気が襲い、呑みながら意識が混濁・・・なので深酒はせずに上がった。
池袋駅で解散したのはまだ20時過ぎだった。まだ宵の口なのに・・・