体力は回復し切れておらず、お腹の調子も今ひとつ。結局、今日も昼食は取らない事に。
 そんな状態だが、明日のことを考えると今日中に東京に戻らないと。
 車内のクーラーの効きすぎに負けないよう厚着をして新幹線に。
 
 ようやく『境界線の政治学』を読み終えた。
 最後の章「二分法の暴力」を読み終えて、暗鬱な気分に。というか気持ち悪くなった。
ローな時に読まない方がいいかもしれない。
 
 筆者がマイケル・ウォルツァーの正戦論から浮かび上がらせたもののグロさ。
 正戦(正しい戦争)という体面を維持するための論法を進めた結果・・・
国家のためとしてダーティな作業(非人道的な戦闘行為)を命令され、それを実行した自国の戦闘員である兵士に『穢れ』を被せ、彼らを切り捨てる事で戦争を支持した非戦闘員である市民の『正しさ』を守る・・・
 
 この論法を掲げて、志願兵が集まるだろうか?
それでも集まるのは経済的な理由で志願せざるを得ない市民だけじゃないだろうか?
それはもはや志願兵でもなんでもない。傭兵だ。
 
 共同体の構成員である市民をイノセントにしておく為に政治や戦争から引き離し、兵士(元々市民のはずの)に手を汚させた上でいざという時には尻尾(兵士)を切って、とかげ(市民の共同体)を存続させる。
 
 さて、日本はどうなのだろうか?

AFO:「若かりし君に捧ぐ」

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