雨の降る中、上野の東京国立博物館に。
とても混んでいる北斎展を横目に、「華麗なる伊万里、雅の京焼」展を開催している表慶館に。
最終日だからか雨にも関わらず、それなりに人がいた。まぁ、自分もその中の一人だったわけで。
 
 伊万里焼の方は歴史的にどのように発展していったのか概観することができるものだった。
柿右衛門様式の肌もいいけど鍋島の[色絵組紐文皿」のデザインには脱帽。
その衝撃覚めやらぬまま、京焼エリアに。
仁清は名前は知っていたけれど、作品そのものは余り見たことがなかった。
いや、石川県立美術館に行った時に「色絵雉香炉」は見ていたがそれだけで独立していて他の焼き物との繋がりがなかった。
今回、重要文化財の品を観て、なるほど凄いと感じた。「色絵吉野山茶壷」など見事な構成。
そう、続く乾山もそうなのだが、構成力が凄い。この頃に1つの頂点に達した事が判る。
乾山の「色絵紅葉図透彫反鉢」。透かし彫りの穴は木々の枝の隙間を表している。
その隙間の先に別の枝の紅葉が見える。そういう位置に視点を置いて初めて3次元的に見える。
この作品ももうすぐ重要美術品か重要文化財になる。
それ以外の作品も味わい深い。良いといわれる所以が理解できた。
以降の古清水は需要に合わせた感じがあって少々色あせる。
が、最後の「江戸後期の名工達」の展示はまたキラリと光るものがあった。
一点豪華的な展示だと思っていたのだが、期待以上に堪能できた展示だった。
 
 上野から川崎に移動。
マユールでお茶をしてから家に向かう。
池上駅からの道、新しくオープンした百円ショップを覗き、台所周りの整理用品を購入。

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