いぬもあるけば・・・「アーティスト・トーク」
2006年3月5日 9時に家を出るつもりが、11時近くになってしまった。
これでは東京国立近代美術館を回るのは難しいな。
早々に諦めて、お昼を食べに「きっさてん」に。
「きっさてん」も久々だ。
肉じゃが定食を頼んだのが、定食に出すほど残っていないということで日替わり定食を。
みやびさんがすいませんと残り物の肉じゃがを出してくれた。恐縮です。
久々なのでゆっくりしたかったが、予定があるので長居せずに店を出た。
東京都現代美術館に来たのは2回目。今回もMOTアニュアル2006展に。
何故に2回?と思われるが、今日はアーティスト・トーク「町田久美×三瀬夏之介」を拝聴するのが目的。
3階へのエレベータを上がったところが観覧者の待ち合わせ場所だった。
よろっと日記を更新などして時間を潰す。
気が付くと大勢の列が出来ていた。
アーティスト・トークは三瀬夏之介さんの作品の前で。
三瀬さんはアーティストであると同時に教師のアイデンティティを持つ人だった。
問題意識に現われている。
作品の解説を聞いて、自己相対化を考えて作品を構築している事が解った。
枠を持たない作品は終わりがない。次々和紙を貼り足して世界が広がってしまう。
究極を唱えても、それより大きな和紙(世界)を足せば究極でもなんでもない。
町田さんは語る事に慣れていない様子で三瀬さんが進行役みたいに話を振っていた。
故郷に関する話は興味深かった。
二人とも子供の頃は新興住宅地に住んでいて、これを1つの鍵として話を進めていた。
三瀬さんは奈良の人で今は東大寺の近くに住んでいるらしいが、子供の頃は奈良県の新興住宅地に住んでいたらしい。
新興住宅地とはどういう場所か。
元々の地元の人たちが馴染み深い古の森林や田畑を切り開いて出来た場所。
そのような開発を子供心に憤っていたところ、自分もそういう経歴の場所に引っ越して暮さざるを得ないことにショックを受けたらしい。
町田さんは新興住宅地である故郷に思い入れがないという。
もしかしたら、今の画材や日本画というものにもそれほど思い入れはないのかもしれない。
枠を乗り越えるのではなく、枠を意識しないボヘミアン的なもの。
三瀬さんがもし絵本を描いたら見てみたい。
彼の教育的な関心を考えると、絵本という媒体は合っている気がする。
町田さんはギャラリー猫町などでハリボテの招き猫を出展していて、それのファンもいる。
今回、質問時間に「もう作らないのですか?」という問い合わせがあったが、今の路線の作品に注力したいのと、それ以外回す余力と時間がないとのことだった。
この場合の時間とは人生というスパンから見てのもの。
「何かを大成するには人生は短い」という意味で。
上潮にある今に出来る限りの事をしたい。砂時計の砂が落ちきる前に。
MOTを出たのは16時半近く。
錦糸町駅を経由して亀戸に。
亀戸駅から直近くの商業施設サンストリートで行われた奥華子さんのイベントライブに間に合った。
セットリスト
1.春風
2.恋つぼみ
3.やさしい花
4.そんな風にしか言えないけど
5.帰っておいで
6.魔法の人
7.自由のカメ
最後に自由のカメを歌うのは亀戸ならでは。
サイン会に並びたかったが、明日の会議を思い出して撤収。
振り返れば、繋がりのいい一日だった。
これでは東京国立近代美術館を回るのは難しいな。
早々に諦めて、お昼を食べに「きっさてん」に。
「きっさてん」も久々だ。
肉じゃが定食を頼んだのが、定食に出すほど残っていないということで日替わり定食を。
みやびさんがすいませんと残り物の肉じゃがを出してくれた。恐縮です。
久々なのでゆっくりしたかったが、予定があるので長居せずに店を出た。
東京都現代美術館に来たのは2回目。今回もMOTアニュアル2006展に。
何故に2回?と思われるが、今日はアーティスト・トーク「町田久美×三瀬夏之介」を拝聴するのが目的。
3階へのエレベータを上がったところが観覧者の待ち合わせ場所だった。
よろっと日記を更新などして時間を潰す。
気が付くと大勢の列が出来ていた。
アーティスト・トークは三瀬夏之介さんの作品の前で。
三瀬さんはアーティストであると同時に教師のアイデンティティを持つ人だった。
問題意識に現われている。
作品の解説を聞いて、自己相対化を考えて作品を構築している事が解った。
枠を持たない作品は終わりがない。次々和紙を貼り足して世界が広がってしまう。
究極を唱えても、それより大きな和紙(世界)を足せば究極でもなんでもない。
町田さんは語る事に慣れていない様子で三瀬さんが進行役みたいに話を振っていた。
故郷に関する話は興味深かった。
二人とも子供の頃は新興住宅地に住んでいて、これを1つの鍵として話を進めていた。
三瀬さんは奈良の人で今は東大寺の近くに住んでいるらしいが、子供の頃は奈良県の新興住宅地に住んでいたらしい。
新興住宅地とはどういう場所か。
元々の地元の人たちが馴染み深い古の森林や田畑を切り開いて出来た場所。
そのような開発を子供心に憤っていたところ、自分もそういう経歴の場所に引っ越して暮さざるを得ないことにショックを受けたらしい。
町田さんは新興住宅地である故郷に思い入れがないという。
もしかしたら、今の画材や日本画というものにもそれほど思い入れはないのかもしれない。
枠を乗り越えるのではなく、枠を意識しないボヘミアン的なもの。
三瀬さんがもし絵本を描いたら見てみたい。
彼の教育的な関心を考えると、絵本という媒体は合っている気がする。
町田さんはギャラリー猫町などでハリボテの招き猫を出展していて、それのファンもいる。
今回、質問時間に「もう作らないのですか?」という問い合わせがあったが、今の路線の作品に注力したいのと、それ以外回す余力と時間がないとのことだった。
この場合の時間とは人生というスパンから見てのもの。
「何かを大成するには人生は短い」という意味で。
上潮にある今に出来る限りの事をしたい。砂時計の砂が落ちきる前に。
MOTを出たのは16時半近く。
錦糸町駅を経由して亀戸に。
亀戸駅から直近くの商業施設サンストリートで行われた奥華子さんのイベントライブに間に合った。
セットリスト
1.春風
2.恋つぼみ
3.やさしい花
4.そんな風にしか言えないけど
5.帰っておいで
6.魔法の人
7.自由のカメ
最後に自由のカメを歌うのは亀戸ならでは。
サイン会に並びたかったが、明日の会議を思い出して撤収。
振り返れば、繋がりのいい一日だった。
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