いぬもあるけば・・・「無限責任」☆
2006年5月2日コメント (1)世間ではWinnyなどのP2Pソフトによる情報漏洩で大騒ぎになっている。
この問題の最悪な点の1つに「流出した情報の回収がほぼ不可能」なことがある。
私達はさもそれがP2P型情報漏洩に限った話だと思ってはいないか?
CNET JAPANのコラム「子供たちの将来に影を落とすネットの書き込み」を読む。
この記事の主旨は「子供達に情報的に安全なweb上の場を与えよう」というものだが、その認識に至る「現状」は恐ろしい事を示している。
>ブログサイトやソーシャルネットワーキングサイトで自分の個人的な情報や考えを熱心に書きたがる子供たちや10代の若者たちは、自分の将来に重大な影響を与える可能性のある「証拠」をせっせと残している。
>結局のところ、今日ではある人物の素行調査をしたいと思ったら、インターネット上でその人物の検索を行ってみるのが一番手っ取り早いからだ。
>教師に腹を立て、痛烈でわいせつな諷刺文をMySpace.comなどのサイトに無分別に書き込む子供たちがいるが、そうした行為が数年後、大学進学のための奨学金を取得したり、希望の職に就こうとした際に、大きな障害になる可能性があることなど、彼らは考えていない。
>しかし、そうしたことは起こりえるし、実際に起こっている。
>デジタル文化の与える影響について、われわれがまだ把握していない部分は多い。
>若者たちは、自分がウェブに掲載した内容が10年経ってもまだ自分の身について回ることを知りつつある。
>インターネットで起こったことは、どこか実世界のものではない一時的なものであるように思えるが、こと情報の保存と流布という点では現実世界など足下にも及ばない。
>コンピュータネットワークというのはそのように設計されている。
>いったんネット上でさらけ出してしまった汚点をぬぐい去ることは事実上不可能だ。
>それは永久にネット上に存在し続け、検索エンジンでいつでも誰でも見ることができる。
>つまり、自分で書いたことでありながら、自分でコントロールできなくなってしまうのである。
>言論の自由は大きな武器である。しかしそれは、10代、20代の若者が振り回すにはあまりに大きすぎ、危険過ぎる武器である。
>それがサイバースペースの厳しい現実だ。
これは果たして、若者のネットユーザーに限る話だろうか?
自分の将来に限る話だろうか?
全世界に発信するブログの書き込みは、アップされた途端、googleなどの大容量サーバーに保存される。
インターネットと検索エンジンがあるかぎり、誰が何を書いたかは保存される。
電波通信がない世界が想像できないように、インターネットのない世界はもう想像できないだろう。
ならば今後その人が生きている間ぐらいはその人の書き込みとその記録は保存されると見ていい。
後先を考えない不適切な発言が一生ついて回る。
熟慮なしで感情の赴くままの発言だとしてもネットから消えないために、発言者はそれに対して無限責任が生じてしまう。
ネットへの書き込みは閻魔帳に自ら書き込みしているようなものなのだ。
PLに無限責任が生じるRPG。
この問題の最悪な点の1つに「流出した情報の回収がほぼ不可能」なことがある。
私達はさもそれがP2P型情報漏洩に限った話だと思ってはいないか?
CNET JAPANのコラム「子供たちの将来に影を落とすネットの書き込み」を読む。
この記事の主旨は「子供達に情報的に安全なweb上の場を与えよう」というものだが、その認識に至る「現状」は恐ろしい事を示している。
>ブログサイトやソーシャルネットワーキングサイトで自分の個人的な情報や考えを熱心に書きたがる子供たちや10代の若者たちは、自分の将来に重大な影響を与える可能性のある「証拠」をせっせと残している。
>結局のところ、今日ではある人物の素行調査をしたいと思ったら、インターネット上でその人物の検索を行ってみるのが一番手っ取り早いからだ。
>教師に腹を立て、痛烈でわいせつな諷刺文をMySpace.comなどのサイトに無分別に書き込む子供たちがいるが、そうした行為が数年後、大学進学のための奨学金を取得したり、希望の職に就こうとした際に、大きな障害になる可能性があることなど、彼らは考えていない。
>しかし、そうしたことは起こりえるし、実際に起こっている。
>デジタル文化の与える影響について、われわれがまだ把握していない部分は多い。
>若者たちは、自分がウェブに掲載した内容が10年経ってもまだ自分の身について回ることを知りつつある。
>インターネットで起こったことは、どこか実世界のものではない一時的なものであるように思えるが、こと情報の保存と流布という点では現実世界など足下にも及ばない。
>コンピュータネットワークというのはそのように設計されている。
>いったんネット上でさらけ出してしまった汚点をぬぐい去ることは事実上不可能だ。
>それは永久にネット上に存在し続け、検索エンジンでいつでも誰でも見ることができる。
>つまり、自分で書いたことでありながら、自分でコントロールできなくなってしまうのである。
>言論の自由は大きな武器である。しかしそれは、10代、20代の若者が振り回すにはあまりに大きすぎ、危険過ぎる武器である。
>それがサイバースペースの厳しい現実だ。
これは果たして、若者のネットユーザーに限る話だろうか?
自分の将来に限る話だろうか?
全世界に発信するブログの書き込みは、アップされた途端、googleなどの大容量サーバーに保存される。
インターネットと検索エンジンがあるかぎり、誰が何を書いたかは保存される。
電波通信がない世界が想像できないように、インターネットのない世界はもう想像できないだろう。
ならば今後その人が生きている間ぐらいはその人の書き込みとその記録は保存されると見ていい。
後先を考えない不適切な発言が一生ついて回る。
熟慮なしで感情の赴くままの発言だとしてもネットから消えないために、発言者はそれに対して無限責任が生じてしまう。
ネットへの書き込みは閻魔帳に自ら書き込みしているようなものなのだ。
PLに無限責任が生じるRPG。
コメント
ただ、正直、ネットはその垣根を低くしただけのことで、そう言う問題は以前からあったし、ネットでそう言う発言をしている連中は、多分ネットが無くても同じ事をするのじゃないかなあ、ホラ、新聞の投書欄や雑誌の投稿欄を見てみるとよくわかると思うよ。