荒い網の目
2008年8月13日>がん患者 4割が収入減の現状
>http://mainichi.jp/select/science/news/20080812k0000e040069000c.html
> がん患者の4人に3人が現在の仕事を続けたいと考えているが、実際には3人に1人が転職していることが、東京大医療政策人材養成講座の調査で分かった。約4割は収入も下がり、がん患者が厳しい就労環境に直面している現状が浮き彫りになった。
> 治療中や治療経験のあるがん患者に3月、仕事の変化や、仕事への不安などを尋ねた。403人(男性40人、女性363人)が有効回答。20〜40代の働き盛りの世代が約7割を占め、乳がん患者が最も多かった。
> 仕事をしていない123人のうち、85%が仕事に就きたいと回答。うち約半数が「これまでの社会経験を生かした仕事」、4割が「病気の経験を生かした仕事」を希望した。
> 調査チームの桜井なおみさん(41)は「乳がんや子宮がんは術後2年間は毎月、3年目からは3カ月に1回の治療が必要で、女性の就職はより厳しい。治療を受けながら働けるよう、柔軟な勤務体制の導入が必要だ」と話している。
企業の障害者雇用促進法施行への対応などを踏まえると、がん患者への対応は片手落ちだと思う。
この調査に対し、がん患者だけを取り上げて・・・という批判もあるだろうが、癌も鬱病もそれ以外の重篤な病気や怪我も確率的に発生する。
となれば、誰もが同様の事態になりうるということ。
こういう風潮は社会不安の源泉の1つだと思う。
就業ダイバーシティに関するセフティーネットが不十分ということ。
一歩でも足を踏み外したら元に戻れない社会は人を恐怖させる。
日本人の生命保険契約率の高さは、この国がそういう不安と恐怖を蔓延させていることを昭かにしているのだろう。
勿論、契約者の中に自分もいるのであるが。
>http://mainichi.jp/select/science/news/20080812k0000e040069000c.html
> がん患者の4人に3人が現在の仕事を続けたいと考えているが、実際には3人に1人が転職していることが、東京大医療政策人材養成講座の調査で分かった。約4割は収入も下がり、がん患者が厳しい就労環境に直面している現状が浮き彫りになった。
> 治療中や治療経験のあるがん患者に3月、仕事の変化や、仕事への不安などを尋ねた。403人(男性40人、女性363人)が有効回答。20〜40代の働き盛りの世代が約7割を占め、乳がん患者が最も多かった。
> 仕事をしていない123人のうち、85%が仕事に就きたいと回答。うち約半数が「これまでの社会経験を生かした仕事」、4割が「病気の経験を生かした仕事」を希望した。
> 調査チームの桜井なおみさん(41)は「乳がんや子宮がんは術後2年間は毎月、3年目からは3カ月に1回の治療が必要で、女性の就職はより厳しい。治療を受けながら働けるよう、柔軟な勤務体制の導入が必要だ」と話している。
企業の障害者雇用促進法施行への対応などを踏まえると、がん患者への対応は片手落ちだと思う。
この調査に対し、がん患者だけを取り上げて・・・という批判もあるだろうが、癌も鬱病もそれ以外の重篤な病気や怪我も確率的に発生する。
となれば、誰もが同様の事態になりうるということ。
こういう風潮は社会不安の源泉の1つだと思う。
就業ダイバーシティに関するセフティーネットが不十分ということ。
一歩でも足を踏み外したら元に戻れない社会は人を恐怖させる。
日本人の生命保険契約率の高さは、この国がそういう不安と恐怖を蔓延させていることを昭かにしているのだろう。
勿論、契約者の中に自分もいるのであるが。
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