白金高輪の日経BP社で催された「速習! 学びなおしの経済学」に参加した。
http://kazuyaserizawa.com/event/index.htm
講師は駒澤大学経済学部准教授の飯田泰之氏。
90分の講義4コマで、ミクロ経済学とマクロ経済学の概要を把握することが目的。
10時半開始で終了は18時半。
12K円はイベント参加費としてはちょっと高いが、大学の授業4コマならこれの倍以上の授業料なのだから安いものだと思う。
自分の経済学の知識が大雑把でびみょうだったことが判った。
マスコミで経済的な話において、コメンテーターが言っている事がピントがずれていることが多いことも。
「経済学と経営学の違い」も判っていたつもりだけど、改めて説明されてよく判った。
経済学は企業の利潤と個人の利益の両者の増大を追い求める、つまり全体最適を目指す。
競争市場において全体最適が可能になる。その公正性と効率性によって。
これが「自由競争市場の優越」が意味するところ。
経営学は一企業の利潤の増大を追い求める、つまり部分最適を目指す。
競争市場ではめちゃくちゃ儲け続けることは難しい。
利潤最大の経営努力を重ねる行為が、自然に競争市場から逃げて価格支配力を持つ<独占>の方向に進ませる。
ミクロ経済学の主体均衡の理論から
「(物価一定で)賃金が上がると労働供給量は増えるか減るか?」くだいて言えば、「最賃が上がると労働市場はどうなるか?」という問いの答えが導き出される。
マクロ経済学の有効需要の原理から
「乗数効果(消費連鎖を喚起する度合い)の高い政策を採ることが景気対策になる。」という観点で、民主党の政策を捉えることができる。
フィリップス曲線から物価指数と失業率の関係が導き出され、
デフレ領域ではデフレの増減に対し失業率が激しく変化することが判る。<デフレがヤバイ理由
講義終了後、質問会。
「国債増発したら長期金利が上がってしまうのではないか?」
「小泉政権の経済対策について」
「最低賃金及び労働法制について」
「国の借金の実質はいくらなのか?」
「人口成長率と日本の将来」
「効果のある公共事業は?」
「10年後の日本はどうなると見ているか?」
などがあった。
質問会終了後、サイン会。
会場料金で売っていた「脱貧困の経済学」雨宮処凜×飯田泰之(自由国民社)を講義前に購入していたので、せっかくだからサインを貰う。
http://www.amazon.co.jp/dp/4426104610
会社に戻る車中に読んだが、講義で言っていたいくつかがここで対話形式で述べられている。
経済学を知らない雨宮氏との対話という形なので、経済学の門外漢でも理解しやすい。
http://kazuyaserizawa.com/event/index.htm
講師は駒澤大学経済学部准教授の飯田泰之氏。
90分の講義4コマで、ミクロ経済学とマクロ経済学の概要を把握することが目的。
10時半開始で終了は18時半。
12K円はイベント参加費としてはちょっと高いが、大学の授業4コマならこれの倍以上の授業料なのだから安いものだと思う。
自分の経済学の知識が大雑把でびみょうだったことが判った。
マスコミで経済的な話において、コメンテーターが言っている事がピントがずれていることが多いことも。
「経済学と経営学の違い」も判っていたつもりだけど、改めて説明されてよく判った。
経済学は企業の利潤と個人の利益の両者の増大を追い求める、つまり全体最適を目指す。
競争市場において全体最適が可能になる。その公正性と効率性によって。
これが「自由競争市場の優越」が意味するところ。
経営学は一企業の利潤の増大を追い求める、つまり部分最適を目指す。
競争市場ではめちゃくちゃ儲け続けることは難しい。
利潤最大の経営努力を重ねる行為が、自然に競争市場から逃げて価格支配力を持つ<独占>の方向に進ませる。
ミクロ経済学の主体均衡の理論から
「(物価一定で)賃金が上がると労働供給量は増えるか減るか?」くだいて言えば、「最賃が上がると労働市場はどうなるか?」という問いの答えが導き出される。
マクロ経済学の有効需要の原理から
「乗数効果(消費連鎖を喚起する度合い)の高い政策を採ることが景気対策になる。」という観点で、民主党の政策を捉えることができる。
フィリップス曲線から物価指数と失業率の関係が導き出され、
デフレ領域ではデフレの増減に対し失業率が激しく変化することが判る。<デフレがヤバイ理由
講義終了後、質問会。
「国債増発したら長期金利が上がってしまうのではないか?」
「小泉政権の経済対策について」
「最低賃金及び労働法制について」
「国の借金の実質はいくらなのか?」
「人口成長率と日本の将来」
「効果のある公共事業は?」
「10年後の日本はどうなると見ているか?」
などがあった。
質問会終了後、サイン会。
会場料金で売っていた「脱貧困の経済学」雨宮処凜×飯田泰之(自由国民社)を講義前に購入していたので、せっかくだからサインを貰う。
http://www.amazon.co.jp/dp/4426104610
会社に戻る車中に読んだが、講義で言っていたいくつかがここで対話形式で述べられている。
経済学を知らない雨宮氏との対話という形なので、経済学の門外漢でも理解しやすい。
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