随分早めに退社して、蒲田駅に向かう。渋谷で銀座線に乗り換えて、表参道に。
 外は激しい雨。小さなビニール傘では頭しか守れない。ライブハウスFABが駅から近くにあって助かった。
 
 [Peel a orange cut.16]と銘打ったイベントの1番手が奥華子さん。どうにか最初から聴くことができた。
 PAが良いのもあるだろう。久々に野外ではなくライブハウスで聴いたというのもあるだろう。それにしても良かった。力強さと安定感のバランスが良かった。このレベルの演奏が出来るならば安心して聴いていられる。ストリートライブを始めた効果が出ているのだろうか。更に貪欲であって欲しい。無理はしないで。
 
 次の由梨香さんは花束を贈呈する男性ファンか知り合いもいる感じで、既にインディーズレーベルでデビューしている様子。期待したのだが、最後の歌以外は届かなかった。オシャレな感じはするが、歌も曲も他の歌手、他の曲で交換可能な感じがした。つまり、「シンガーソングライター由梨香」でなければならないと感じさせるものが無いものだった。態々1時間掛けて駆けつけて聴きたいと思わせるものを見出せなかった。しかし、最後の曲は他のとは違った。イベント後に最後の曲を収めたCDがないか尋ねたがまだないという事だった。
 3番目のmuseeだが。割と良さげだったのだが‥‥。ギターのPAのバランスが悪すぎてぶち壊しになっていた。他のメンバーの音量と余りに差がありすぎて全体として聴くに耐えない。これはFAB側の調整ミスなのだろうか?それとも彼らの調整ミスなのだろうか?
 museeの悲惨さがあって、最後のトムリンソン・コート・パーク[http://www33.ocn.ne.jp/~atlast/artist/tom/index.html]の演奏は期待しなかった。面子もちぐはぐな感じに見えたので尚更。
 が、これが大当たりだった。POPさなどはSPANKHAPPYに通じるところがあるような。CD購入決定〜!
 イベント終了後、それぞれアンケートを書いて後ろを振り返ると奥さんが撤収しようと。慌てて駆け寄って手渡す。ふぅ。他の出演者にもアンケート用紙を渡さないとと余り話をせずに辞してしまったのだが、今思うとなんて勿体無い‥‥(がくり)。
 
 22時を過ぎても表参道の雨は止まず、更に激しさを増していた。
 昼休み。会社近くの郵便局で往復はがきを購入。往復はがきなんて出すのは何年ぶりだろう。
 「夕暮れ風鈴楽団」が出場するNHKのTV番組「オンエアバトル〜熱唱編〜」公開録画の入場整理券入手のため。
 彼らの音楽のユニークさは会場でも伝わると思う。問題は、もし審査の曲が1曲だった場合、何を歌うのか?という点にある気がする。とまれ、審査云々よりも彼らがその時、その場でどう歌い、それが会場の人々にどう伝わるか?だ。オンエアよりも公録後に会場にいた観客とスタッフが彼らの事をチェックしたくなったかどうかがライブに生きるものとしては重要だろう。何故なら入場者のほとんどがバンドのファンであるだろう故、入場券を持つファンの多さがオンエアかどうかを公録前に決定してしまっているだろうから。本当の「バトル」はバトル後にある。尤も、あきぞうさんはもっと早く売れてほしがっているみたいだけど(^-^)。
 しかし、NHKも上手いよなぁ。民放で随分インディーズ‥‥というかそれよりも更にマイナーな活動をしているバンドを取り上げだしているところに、こういう登竜門番組をどーんと出してしまうのだから。
 
 WT3リプレイ「MG戦記外伝【其の四 〜死神の選択〜】」。既に全く違う目的で参加している事は明確で。この状態でMGが運営できているのは無理がある気がするのだが。救済なき戦いの終りをどう演出するのだろうか。首都警の最期と同じ物を求めてしまうのはいけないのだろうな。
 
  梅澤さんから演劇チケット入手の報のメールが来た。ありがたいことだ。
 決して熱心とは言えない私は入手を試みる事さえできなかったろう。
 そんなわけでチームナックス「LOOSER」東京公演を観にいけそうだ。
 蒲田駅で途中下車し、都区内フリーキップを購入。(この始まりは前にも会った気がする‥‥)
 アキバ‥‥ではなく、御茶ノ水駅に。学生の頃、何のためにかは失念したが、ニコライ堂を見ながら本郷通りを下る瞬間「東京にいるんだなぁ」と感じた事を思い出す。そんな感傷に浸りながら(?)本郷通りを下る。
 1つ目の目的地は見事にお休み。この辺りの飲食店は日曜の昼はお休みの所が多いみたい。そんな訳でにしんさんの最初の目論見は失敗。お互いそれぞれ持参したdancyu「全部うまい店」というカタログ本を取り出して近くのお勧め店を探した。果たして、それらの本にあったかどうかは定かではないが、新世界菜館という名に引っかかった。上海蟹で有名な店だったはず。上海蟹はオフシーズンだから無理だが、それでもちょっと興味があったので新世界菜館に行く事にした。
 店内は昼下がりなのに多くのお客が居た。2階に案内されてメニューを見る。初めての中華料理店の様子見で餃子を頼むのは基本。麻婆豆腐も基本。小籠包子もデフォ。3品があっという間に決まる。主食のようなものがないので、やきそばと肉の角切り入りそばを。とりあえずそれでいいかなと思ったが、メニューに白菜のクリーム煮を見つけた。老広東を失って以来、幻となったメニューの1つが白菜のクリーム煮。メニューがあるところで頼んでみては落胆するばかりだった。この店はどうだろうか?期待半分で頼んで見た。
 餃子は味がしっかりしていて且つジューシー。普通に美味しい。麻婆豆腐の味に老広東に似たものを少し感じた。もしかしたら白菜のクリーム煮もいけるかもしれない。それは全く同じではなかったが、今まで老広東以外で食べた中では最も老広東のそれに似たものだった。うまい〜!これを食べるためにまた訪れてもいいかも。
 肉の角切り入りそば、美味しいのだが、かなりこってりしている。既に大分食べた身には堪える。それほど頼んだつもりはなかったのだが、どうやら二人分とはいえ頼みすぎたようだ。ちょっと敗北感。
 当初の予定以上にお腹一杯になった。腹ごなしも兼ねて神保町の古本屋散策。買うような本は無いと思っていたのに未購入のキェルケゴール本を発見してしまった。古本ではないので定価買いなのだが仕方ない。
 1つの店を見たら隣の店を見る‥‥という感じに書店巡り。美術系の古本屋で大正名器鑑を見つけてみる。それなりの値段がするねぇ。この店で如何にも古本屋だから手に入る本を見つけた。今は絶対売っていない本。「嘗てはこんな感じの本が一杯あったんだよなぁ」という社会学的資料として価値のある本。
 『【入門】[絵画投資]で楽しみながら儲ける本』 1990年12月23日 第1刷発行。
 ある意味で今ならば落ち着いて読めばそれなりに価値があると思う。が、それでも惹句の「株より安全!不動産より確実!」を見ると苦笑いが浮かんでしまうのは仕方ないだろう。
 本文中の「リッチ」「財テク」という言葉がうつろに響く。しかし、また「絵画(アート)も商品なのだ」という強烈なメッセージは無視できない強さを持つ。なぜなら、そのメッセージの背後にある問題に対する答を示せてはいないからだ。
 濡れ手に粟を試みる亡霊たちが復活の時を待っている。その時、この本を笑っていられるだろうか?
 
 
 神保町の古本屋街をこんなに丁寧に見て回ったのは初めてだった。昔はそれほど興味を引くジャンルが少なかった所為もある。PBMをやり始めて随分遠くまで来てしまった気がする。PBMを始めたきっかけである、あの「雷鳴」が轟かなければ今頃は親の言うところの「普通の人」だったろう。
 
 
 御茶ノ水駅近くまで戻り、一休み。駅の傍の店で義理チョコのお返しを購入。贈呈して、お別れした。
 川崎に戻り、靴のひかりでスニーカーを購入。革靴よりもスニーカーの方がきつく感じることが多く、普通は28〜28.5cmなのだが、今回は29cmのものを購入した。まぁ、半日歩きっぱなしだったからねぇ。
 マユール[http://www.mayoor.jp/]で喫茶。3月までの特別メニューということで桜のフレーバーティセットを頼んだ。これが素晴らしい。3月末までというのが勿体無いと思った。(しかしオフィシャルサイトがあったとは今の今まで知らなかった‥‥(汗)2001年6月からあったなんて‥‥OTL(終わってる))
 
 チネチッタ川崎で「イノセンス」を観た。映像的にはとても解りやすい内容だった。一番の感想は「俺にメタルヘッドをやらせろ〜っ!」という所だろうか。サイバーパンクTRPGをやり込んだ身としては。
 内容に関しては今日の日記に既に書いてあるのでとりあえずはいいだろう。
 
 松屋で牛めしを食べて帰宅。
 かんちゃんさんのオリカ描画の権利を得るのに失敗した(がくり)。こんな事なら‥‥と後悔しても後の祭り。濡葉の姐さんは無事に依頼を果たした様子。今回のオリカ受注でいくらのお金が動くのだろ。
 気落ちした自分を慰める為にASOさんを引き連れて「きっさてん」に。彼は「きっさてん」は初めてだという。‥‥そんな馬鹿な。意外すぎる。
 日替わりランチはスパゲッティ。香辛料のバハネロがどれほどの辛さかを様子見しながら数滴たらしつつ食す。タバスコとは方向性が違って、却って辛くない気もする。
 ASOさんは用事があるというので食べ終わると去っていった。私は日記を書いたり、ネットをさ迷ったりしながら15時まで。
 アキバ界隈から一気にベクトルがまったく異なる場所、下北沢に。Restaurant&Ber「ぐ」という店に向かって‥‥迷った(汗。や〜、まさか迷うとは。20分ぐらいグルグル歩いてようやく到着。
 ここで藤野さんが参加している「Rivendell」というユニットのスペシャルバージョン「Rivendell the grey」のライブがある。藤田さんのアコーディオンと木村さんのアイリッシュハープ、それにyasukoさんのヴォーカルが加わり、『場』が形成される。
 「ぐ」という店は‥‥如何にもな店だった。オヤジさんはたまははきと同じ全共闘世代っぽく、フライヤーも如何にもなものが多い。ビールに玄米定食という組み合わせを頼む。
 既に10名ほどお客がいたが、そこそこの席を確保することができた。顔馴染みの人が無くし物をして探している。何を無くしたのかと尋ねたら、「指輪」だという。藤田さん達も一緒になって探し回ったが見つからない。
 
 演奏時間になった。アイリッシュ・トラッドを演奏し、時にyasukoさんがゲール語を研究した成果を歌として空気の波にする。柔らかいオレンジ色のライトが3人を優しく照らす。
 スペシャルユニットの本骨頂は「Lord of the Rings」のサントラ曲のカバーかもしれない。思い入れが強すぎて涙しながら歌える人は日本ではそういないと思う。
 yasukoさんの歌唱力は上がっている。以前のライブで聴いたときのものより奥行きが広がった感じがある。前はまだ小手先で何かをしているという感じで、所謂「パフォーマンス」もしくは綺麗なアクセサリーという感じがあった。ほんの少しの間で随分変わるものなのだなと感じた。それは歌っていた歌にもよるのだろうが。


 
 
 そうそう、「指輪」は無事、見つかった。「大事なものは近くにある」という教訓を与えて。
 
 シェレンバウムの巡回販売車に惹かれてパンを大量購入。大人3食分はあるかも。
 早めに帰宅できることになったので、マチルダに。肉団子スープご飯を頂き、チャイを呑みながら‥‥シグマリオンでネットに興じている客(汗。怪しい。
 WT4サブシナリオ「【火】神獣討伐 ドラゴン」のリプレイ受領。それぞれのプレイング内容を生かしてリプレイを書いていく技量の高さはさすがベテランマスターだと唸らせる。魅せ方が上手い。リプレイはチャーハンのようなものだなぁと思ったり。同じ素材でも料理人で味が全然違うが如く。
 WT3シナリオ「お茶屋の掟」プレイング。何かが壊れた音がする。最後の一線を越えてしまった感がある。どうかマスターも含めて皆に誤解されなければいいが‥‥(かたかた)。
 お昼休みに郵便局に振込みに行った。社有車が借りられたから行く気になったけど、なかったらちょっと躊躇うほど遠いところにある。無事にATMで振込みを済ませ、昼食もありつけた。
 夕食は皆でマチルダに。オムライスを頼んだのだが、ご飯が妙に強かった。ここで解ったことはカフェのローテーブルで食事をするのは中々大変だということ。特に皿物は。
 後輩達が店を気に入ってくれたらいいが、微妙だ。
 今日の夕食も知らない店に行った。尤も先輩は行ったことがあるし、私も看板ならばよく見ていて知っていた。しかし、ちょっと怪しい感じがしていて看板に惹かれて脇道に入るまでは至らなかった。「うどん」と書かれていたらうどん屋だと思う。「焼き肉」と書かれていたら焼き肉屋だと思う。しかし「うどん 焼き肉」と書かれていていたら‥‥一気に怪しい看板になる気がするのだが。特に4号バイパス沿いにある看板は小さいので尚更。その看板から想像されるイメージは純喫茶が生き残るために出来そうなものをとりあえずテキトーに始めた店というものだった。
 しかし、その初期イメージは予想外の形で裏切られた。うらざびれているどころか、内装に気を使った小奇麗な店だった。でも怪しさは残る。こんな小奇麗な店を何故旧4号線や4号バイパス沿いに出さずに、両者の間にある住宅地の中、それも田畑の傍に出しだのか。妙に「間違った」感溢れる店だった。実際黒磯にはそういう「なんでこんなところにこんな店が?」という「間違った」感溢れる店が多い。パンとケーキで成功したシェレンバウムにしても。
 内装だけでなく、料理もきちんとしていた。うどんも自家製麺っぽく腰があったし、黒磯らしくボリュームも多い。私が引かれる怪しいメニューもある。今回はすき焼き鍋うどんを食べたが、アサリ鍋うどんなど他にも怪しいメニューがあるので後数回は来てみたいと思わせた。

 WT4サブシナリオ「【地】嘘から出た誠?」プレイング。ファンタジーなのにエイプリールフールの習慣があるというのを気にしてはいけない(笑)。
 WT4メインシナリオの個別が両方とも到着。桜マスターの「マスターより」のコメントにダメージを受ける。チャットで「誤解が〜」と嘆いたら、「それは『理解』だ〜!」と皆に突っ込まれた‥‥(ぱたり)。
 今日の夕食は黒磯の「万豚記」という中華料理屋に行った。「なす野」で手に入れた「ざばぶ」という無料配布情報誌に載っていたお店。すでに通算2ヶ月近く出張している人達はなじみの店以外も開拓したくなっている様子。
 中華料理の店だけれど、一押しはタンタンメンらしい。白胡麻タンタンメン、黒胡麻タンタンメン、そして赤玉タンタンメン‥‥。白胡麻、黒胡麻はともかく赤玉ってのは何なんだ?アヤシイ。怪しいせいか誰も頼まない。誰かが頼んだら別の怪しいものを頼むつもりだったのだが‥‥仕方ない。赤玉に行ってみた。
 
 赤玉タンタンメンの赤玉とはトマトのことだった。湯剥きしたトマトがドンと載っている。どうやらスープにもトマトピュレが入っているようで、タンタンメンの辛さは弱まりマイルドな味になっていた。素直に美味しい。白胡麻、黒胡麻に挑戦した人達は辛さに驚いていた。特に黒胡麻は相当辛かったようだ。
 
 WT3「【紫の夜】Desperado〜《死》の天使〜」のプレイング締め切り。
 WT4サブシナリオ「【地】神獣討伐タイタン」リプレイ受領。中々愉しい内容だった。
 昨日は充実していたが疲れもした。寝過ごさなかったのに我ながら驚いていたり(ぉ。
 東京駅でお弁当を買い、東北新幹線に。大宮辺りでお弁当を食べ終えたら睡魔が。
 乗り過ごしが怖いが、今のところ乗り過ごしたのは1回しかない(ぉ。
 
 今日はチームを取り仕切る先輩が張り切っていたせいか、夕食も取らずに1時まで作業。
夜食はホテルの途中にあるコンビニで調達。サントリーの伊右衛門というお茶が新発売されていた。色々出すよナァと思って見ていたら、何かがオマケに付いてくるみたい。茶筒の小さなものだったが、どうやら茶葉が入っているみたい。そういうのに弱い私はそれが為だけにGET。かなり評判が良い事を知ったのはずっと後のこと。
 蒲田駅で途中下車し、都区内フリーキップを購入。亀戸に向かう。
 北口を降り、通り向かいにある商業施設のサンストリートに。入り口手前の広場がステージなしのミニライブ会場になっている。施設の許可を得て行われるストリートライブのようなもの。
 奥さんはリハを終えたところのようだった。今日は天気もよく穏やかでサンストに出入りするお客も足を止める気持になりやすい。演奏が始まると思った以上の人々が聞き入っていた。クレープ売りとエスプレッソ売りの屋台バンがほどよく場所を区切ってくれて只の出入り口の空間があつらえたような広場になっている。屋台バンがないと閑散とした雰囲気になるのでライブの盛り上がりも違うものになったろう。そこに奥さんの歌声が響くと、何かの1シーンのように見える。中てられてしまう程の幸福感がその場にあった。
 奥さんも歌えるのが愉しいかったため、つい延長して歌ってしまった。次のこの場所を使う演奏者が来るまで‥‥のつもりだったのだが、流石に押すのはやばかろう。こういうとき微妙だ。もっと聞きたいが、次の事を考えるとトラブルを起こしてほしくない。私にできるのは撤収の手伝いと、ファンに応対している間、荷物の見張りをしているぐらいだ。
 居られるギリギリまで会場に居たが、流石に次の予定もあるのですっと立ち去った。秋葉原でMDと8mmビデオテープを手に入れるつもりだった。が、手に入らない。MDはともかく、8mmビデオテープは数軒当たってもソニーの在庫品はあるけれど安売り物はない。結局諦めた。
 昭和通り沿いにある中華料理店で麻婆丼と食べる。老広東のにそれほど似てはいないが、それなりに美味しかった。
 今日のうちにビデオテープを入手したかったので、ヨドバシカメラ@新宿に。中は迷路状態になっている。別な意味でサイバーパンク?とまれ、目的の物は手に入れた。後は、東高円寺に行けばいいだけだ。
 
 疲れていたのだろうか?目的地と違うライブハウスのUFO CLUBに向かっていた。「それは2004.05.02(日)のグリーンホーンのライブ会場じゃ!」と自分にツッコミを入れつつ、反対方向にとぼとぼ戻る。
「こんなところにケーキ屋があるんだ〜。喫茶室もきちんとあるんだなぁ〜。珍しい‥‥」なんて思いながら通り過ぎようとしたのだが、視界の中に引っかかるものがあった。フィルムを逆回転させたように、数歩戻って喫茶室を覗き込むと、プラグ×デイジーのかんぞうさん達が居た。ライブ前の腹ごしらえだったようだ。後で聞いたらとてもレベルの高いパティシエのお店らしく美味しいケーキでびっくりだったそうだ。東高円寺、侮り難し。
 kanzuに到着。1番手の演奏が始まっていた。ギター弾き語り。彼の演奏が終わって、プラグ×デイジーの演奏。どぶさんは相変わらずはじけていて良い。が、てっこさんの調子が悪そう。それだけでなく、PAのバランスが良くなくてヴォーカルのボリュームが大きすぎて聴くのが辛かった。初めて聴く人には誤解されてしまったかもしれない。残念だ。 改めてPAの重要さを認識。
 打ち上げに参加。前も利用したアジア料理の店。何を頼んでもおいしい。う〜む、東高円寺、侮り難し。
 途中、高速スパムのカミオさんが現れたのに驚いた。彼がよく来る店らしい。ああ、高速スパムのライブもご無沙汰だなあ。初台DOORSでのイベントは趣向を凝らしていて面白い。また観にいきたい。
 東高円寺の駅前で解散。新宿駅までCheap@nyanと一緒に帰る。前回から彼女もプラグ×デイジーに参加しているのだが、すっかりバンドの音として欠かせないメンバーになっている。前はぱぶりかグルーピーの一人だったのだけどね。ちょっと昔話を愉しんだ。
 チャットでいかりや長介さんの死去を知った。[http://www.asahi.com/obituaries/update/0320/003.html] お悔やみ申し上げます。
 
 
 いかりや長介さんといったら「ドリフのいかりや長介」だが、近年は「役者のいやりや長介」として広く認識されている。大河ドラマ「独眼竜正宗」で味のある老武者を演じていたのを見た記憶があるが、今は「踊る大捜査線」の和久さんが分かち難い役になっている。逆に言えば「踊る大捜査線」の大ヒットがなければ、役者としてのイメージの確立はまだそれほどだったかもしれない。
 私が役者としてのいかりや長介を意識しだしたのは、少し変わったものからだった。彼が出演している作品を見たのではなく、彼が出演して『いない』作品によってだった。
 資料が手元になく、国会図書館で確認するほどの時間もないので、曖昧な記憶のまま記述することにする‥‥
 昔、SFマガジン誌に野田宇宙軍元帥こと野田昌宏サンがSF小説に関するコラムを書いていた。その中で「いかりや長介サンを主役にした映像を取りたい」という話があった。まだ、いかりや長介サンが役者としてはそれほど活躍していないか、数作参加した程度の頃だろうから、80年代末辺りだと思う。未だ「ひょうきん族に敗れた、時代遅れのコメディアン」というイメージが強かった時分。
 その小説が何なのか思い出せない。だが、インターネットは凄いもので、ある人の記述が確かならば、野田元帥がいかりやサンにやって欲しかったのは、トム・ゴドウィンの『冷たい方程式』の船長。
 しかし、小説としてはそれかもしれないが、コラムはその役だけしかコメントしていなかっただろうか?私の記憶の奥底にあり、私の役者いやりや長介を規定していた幻の役とシチュエーションは違うものだ。それは次のような映像だった‥‥

 宇宙船が難破し、ある岩だらけの星に漂着する。救助が来るのは絶望的。
 生き残った船員も次々死んでゆき、後は老船長と肩に乗ったパートナーの鳥という、一人と一匹のみ。
 これ以降のカメラの視点は船長の視点で。
 
 誰もいなくなった宇宙船だったものから離れて、船長だった男は荒地を歩き出す。歩きながら男はパートナーに話かける。
  「なぁ‥‥」
 長い間共にしてきた旧友に語りかけるような調子で昔話をしながら男は歩き続ける。
 しかし、この映像を見ている視聴者には決して、男の肩は見えない。見えない鳥に対して男は語り続ける。見えない鳥に対して‥‥
 

 (曖昧な記憶なので、設定や情景はかなり歪曲している可能性があるが)そんな男を日本人で演じられるとしたら‥‥いかりやサンしか‥‥と野田元帥が書いていたと記憶している。コラムを読み終えた時、その強烈に孤独なイメージが頭に焼き付き、またいかりや長介さんが役者として大成するだろうを確信していた。というか、私にとって「いかりや長介」はいつかこの船長を演じる役者として定義されていた。以後の役歴はそれに繋がるものとして。その確信の度合いは、ガラスの仮面を読み始めたときに主人公がいつか紅天女を演じるだろうと期待し、それを持続させながら続刊を読み続けるように。
  残念ながら、その映像は幻となってしまった。野田元帥は今も問われれば「いかりやサンしか」と答えると思うのだがどうだろう。

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 夜更かしの代償は高くついた。寝過ごしてキルシェのチケット入手失敗。
 そして、5/9の鈴木祥子さんのライブチケットは2Fの立見席をようやく。
 
 有隣堂でまた本と雑誌を衝動買い。
 
 子育てで選ぶ街   保育園 小児医療 学童保育 全国主要自治体調査リスト AERA臨時増刊
 近代哲学再考 「ほんとう」とは何か・自由論 竹田青嗣 径書房
 幸福は絶望のうえに アンドレ・コント=スポンヴィル 紀伊国屋書店
 
 枠が開いているのを観ていられなかったという貧乏性としての参加。まじんさま対策的なものもあるが。
 睡眠不足からかどうも体調不良。今日のメインは自動測定の動作確認など頭を余り使わなくてよいものだったから良かった。

 日替わりランチは「魚の煮つけと肉じゃが」定食。煮付けはいいんだが、この魚は何なのだろう。最後までわからなかった。
 食事の場で後輩が「鯉はどんな魚?」という話をしていた。随分美しいイメージ‥‥それはまるでイトウか何かのようで。幻想を突き崩したくは無かったが余りに本当と乖離していたので、「雑食でもっと泥臭いよ」とコメントせざるを得なかった。彼女は新潟市出身だから鯉を食べた事はないようだ。海の傍に住んでいた人と海なし県に住んでいた人との違いか。他にも秋田出身の人がいて、新潟と秋田の郷土料理の話題で盛り上がった。「カキノモト」とか、「秋田の人はきりたんぽ鍋を外食するか?」とか。

 隣のテーブルでは技術者数名が食事をしていたが、その会話が耳に入ってきた。どうやら分析屋(化学分析)さんがいるらしい。アヴァンティしてみた。
 「1リットルピペットっていうのがあるんだよ。滴定に使うピペットの大きなもの。それを使い方を知らないで、口で吸う奴が!!」
 その光景を想像して噴出しそうになった。
 早起きは依頼参加の得?WT3のDesperado〜《死》の天使〜の参加枠を取得。
 今日の昼の日替わりランチは「かき揚天ソバとおはぎ」だった。最初、なぜ「おはぎ」なのか判らなかった。別にそんな季節感を出さなくても‥‥。
 
 結局、那須から脱出できず、今日の奥華子さんのライブは断念し、予約を取り消すメールを昼休みに送った(涙)。
 
 夕食は上司からの振る舞い金があるということで、「なす野」で普段は頼まない金額の和牛定食(那須和牛)を頼んだ。後輩はブランド牛の「とちぎ和牛」の定食を頼んだ。剛毅だ。
 豪華な食事で英気を養ったので、遅くまで作業。ホテルに戻ったのは2時だった。
 那須出張。今日は余裕を持って出発できた。
 昼は工場近くの喫茶店で食事をするのだが、今日の日替わりランチはびみょ〜な「ビビンパ丼」だった。
 夕食を食べに行く時間が遅れ、定番の店が閉まっていたので国道4号沿いにあるどさん子ラーメンに入った。チェーン店も長く続くと独自色が出てくる。
 「大砲ラーメン」という名前からはどんなものなのかさっぱり想像できないものがあった。そんなアヤシイもの‥‥頼まない訳がない(ぉ。
 出てきたのは一見、五目旨煮が載ったラーメンという感じ。食べ始めて暫くしてこのラーメンの恐ろしさを知った。ニンニクが入っている。それも摩り下ろしではなく、スライスが。そしてその量がハンパではない。一塊分はあろうかという分量のニンニクスライスとの戦いだった。うぐ〜。完食したが、今日の夕食に女性陣がいなくてよかったと思ったのは秘密。
 
 ホテルで「マリみて」→「十兵衛ちゃん」→「イノセンス宣伝特番」というコンボで夜更かし。特番はついつい全部まで見てしまった。お陰で十分な事前知識を得られた。
 最近なかなか自炊が出来ていない。最大の問題は朝起きられずにお弁当もどきを作る時間的余裕がないことだ。気が付くと2時過ぎ就寝が当たり前の生活。そのため、昼と夕を社食で食べることになる。22時過ぎに帰宅してから作るのはいいが、23時過ぎに食べるのはやばかろう。
 そんなことで自炊生活は生活改善に懸っている。明日から那須出張で強制的に生活のリズムが変わることになるのだが、果たしてそれで早朝型の生活に矯正できるだろうかしらん。最近、フレックスタイム制の罠にも気付かされたので定時を早めに戻したいのだが。
 
 WT3のMF戦記外伝シナリオのプレイング。完全にヤバイ方向に行っているが今更合流できる訳もなく。マスターのコメントから今回で最終っぽいのでそれに合わせた行動を行わせた。それとこの日記がなくなっても、別の媒体に残るのようにとある出来事をネタとして含ませて見る。採用されれば、それはリプレイという形で記録される。メタな事を目的としているので邪道ではあるが。
 WT4の戦闘系サブシナリオではWT3と似たような相談が交わされている。これならば、成功するだろうと安心。
 会社帰りに米を買った。特売だからと「きらら397」10Kgを。デイバッグに入れて歩くと流石に重い。階段を上り下りすると足にくる。10Kg太るというのは大変なことなのだなぁと実感。
 
 コシカワグウ絵師に頼んだOMCのWDピンナップがアップされた。うにゅ〜♪ イメージ通りで来るものがあった(ぱたり)。
 WT4のサブシナリオ。【命】羽衣ハンターのリプレイを読む。ふむ、こんな感じか。現在は2つの神獣討伐シナリオにそれぞれ参加させている。シナリオ成立人数に足りなかったり、難易度からして参加人数が足りなかったりなので、チャットで参加者を呼びかけている。青の九月さんの人脈などでなんとか成立しそうだ。ほっ。
 11時にJR蒲田駅に集合。中華料理店「乾杯」で昼食を取ろうと思ったら、まだ開店していなかったので蒲田駅前図書館で時間を潰す。確認したかったAERA記載の対談を読む事ができた。
 さて、昼食だが焼き餃子や水餃子が美味しいのでそれらを中心に頼む。春巻はちょっと失敗だったかな。昼に食べるにはちょっと重い。ダグラスさんみたいにビールを呷りつつならばともかく‥‥(うぐぐ)。
 彩風さんの食の細さを忘れて、大の大人3人分の料理を頼んだのは失敗だった。昼から残すほど頼むなんて。
 腹ごなしに温泉に行く事に。歩いて10〜15分ほどのところにある蒲田温泉に。流石に黒湯に浸かった事はなかったらしく、ダグラスさんもおそるおそる入っていた。美肌の湯ということなのでつるつる〜。
 2階の宴会場でゆっくりしたかったのだが、カラオケ大会になっているという話で湯上り後に休むことなく蒲田駅に戻った。割りと『鉄』なダグラスさんは東急の路線に乗った事がないからと、渋谷に行くのに多摩川線、東横線経由で行く事になった。温泉の疲れがでて、東横線で意識を失ってあっという間に渋谷に。
 まずは大荷物が邪魔だからとコインロッカー探し。10分ほどうろうろして丁度開いたロッカーに二人の荷物を入れる事が出来た。喉が渇いたので、地下にあるNREの社内ベンチャーの喫茶SUIでお茶をした。AirH"が使えれば、もっと便利なのになぁ。そのうち無線LANは使えるようになるとは思うが。
 渋谷西武で引き落としに間に合わなかったカード未払い分を払ってから、彩風さんご希望の東急ハンズに。途中、わざわざスペイン坂に出てFM東京の公開スタジオ前に。人の群れが出来ていた。どうやらELTが人ごみの向こうのガラスの向こうでパーソナリティとおしゃべりしているらしい。ちょっと覗くということは出来そうにもないので、早々に諦めて移動した。
 彩風さんは銀粘土を使ったアクセサリー作りに嵌っているらしく、自然石を入れた指輪を作るための材料を探したり、店頭実演している店員さんとお喋りしたり。ダグラスさんのお父さんも彫金を趣味にしているらしく、「この道具も観た事がある」と教えてくれた。
 次は何も決めていない。とりあえず、うろうろ。センター街の端の富士そばの更に先。マヨネーズラーメンの店までいったが、それほどお腹が空いていないので素通り。NHK放送センターが見える辺りまで来るとまた違う趣の町になってくる。NHK放送センターから代々木公園野外ステージまでの歩道は予想以上の人ごみだった。というか、煩い。暖かかった事もあるのだろうが、あちこちにいるバンドやパフォーマー達の存在がまるでアキバの呼び込みのようで、こうなるとそれぞれの演奏やMCの音が干渉してしまって観賞するぎりぎりのところにまで来ている。編成が大きく、大きな音で演奏できるロック系が有利という感じだ。秩序も何もないので、全体を見渡すと違うものが浮かび上がってきてしまう。
 野外ステージ周辺では着く直前までフリーマーケットが開催されていたらしく屋台も沢山でていた。ベンチに腰掛け、缶ビールを求める。ふう。30分ほどだらだらした後、先程とは打って変わって静かで穏やかな代々木公園の中を通り抜け、原宿駅に。駅前にある回転寿司の柿家鮨に。ダグラスさんは「赤身は東京に限る」と赤身を頼んでいた。築地市場に一旦全て集まるシステムだからねぇ。
 また渋谷駅まで歩いて戻るのは時間もないので、山手線で戻った。荷物を取り出した二人を改札口までお見送り。
 スペイン坂まで戻り、ライブハウス屋根裏に。今年初めて聞くGreenHornのライブ。ロック志向のバンドの演奏に対して、心地よいという感想を抱いていいのか判らないが、ともかく「心地よかった」。対バンの演奏も全部聞きたかったが流石に体力が無いので撤収することに。地下から地上に出る階段を登るとき、油断していた。登りきったところでふと右に視線を向けるとGreenHornのメンバーが。動揺して、カタコトの挨拶をして逃げるように坂を下りていく(汗。
 
 そんなちょっと長い一日。
 呑み過ぎたのか、30分寝坊した。ダグラスさんに先に上野に行って、彩風さんの出迎えをお願いした。そして二人と合流したのは秋葉原。
 彩風さんはダグラスさんをアドバイザーに買い替えのデスクトップパソコンを検討していた。ディスプレイはCRTだが、本体は現時点でもハイスペックと言えるレベルのものとなったようだ。
 二人を夢屋に案内し、試しに★の店頭売りを買ってみた。ネット購入よりも煩わしい事が判った。
 それからダグラスさんの来訪目的の1つ、中山競馬場に。。
 勝負に臨む前に、売店でお土産を物色していたのだが、そこに「競馬場で勝ってきました」と「競馬場で負けてきました」というお菓子があった。帰りにどちらかを買って帰ろうということに。
 メインレース。私もダイスを振ってみた。★×2の負け。そして帰りがけのダグラスさんが買ったお土産は(以下削除)
 
 傷心を癒すために「いざかや」に(ぉ。飲み放題2時間コース。開店してすぐに入って良かった。19時を過ぎていたら、3人では席は厳しかったかもしれない。
 場所を台東区から川崎に移して、呑み直し。白札屋に入る。蛍夜さんと連絡が付けば召喚しようと思ったのだが、でぢたるワールドにアクセスできず、召喚は果たせなかった。
 23時に撤収。明日もあるからねぇ。
 北海道からダグラスさんが東京圏に遊びにやって来た。川崎に宿を求めている辺り、どう過ごすつもりか判ろうというもの。
 20時過ぎにたまははきに入り、知蔵さん達と呑み。先に来ていたびびあんさんは我々の事の覚えていない様子。まぁ‥‥そうでしょうね〜。それでも呑んだり食べたりしていれば、話も弾む。遅れて知蔵さんもやって来ればなおさら。
 北海道ネタで色々話をしていたのだが、そのときに私が勘違いしていた事を教えられた。
 壁の桟に「鵡川のシシャモ」と書かれた品書きが掛けてある。この「鵡川の」というのは例えば「鳴門の鯛」みたいな只の水揚場所を示しているだけのものだと思っていた。
しかし、そうではなく、そのシシャモが「本物のシシャモ」であることを示すためのものだった。
一般にスーパーで流通しているシシャモには2種類あり、それぞれ別種のものだというのを初めて知った。本物のシシャモは北海道の一部地域でしか取れない。
ダグラスさんも鵡川近隣にドライブに行く事があるが、高いので折角近くを通っても買わないのだそうだ。一匹300円?
もちろん、たまははきで食べた事はあるが、別種だとは思っていなかった辺り、私の舌も相当いい加減。あっさりした身も偶々そういうモノに当たっただけだと思っていた。
オスメス1匹ずつで600円という値段設定も漸く納得した。産地直送だからこの値段という訳ではなかったんだなぁ。
 そんなこんなで3時間以上呑んで、たまははきを後にした。前回のお礼だと知蔵さん達が奢ってくれた。うぐ、高い純米ではなく上白にしておけばよかったか。

 WT3リプレイ「雛流しと消えた人形」「純心」、WT4「【地】憧れの導師様リバース☆」アップ。
 OMCは東条暁さんにお願いしたBUが納品された。今更BUという話もあるが、イメージに合う絵を描いてくれそうな絵師さんに当たらなかったのだ。東条さんの惑が開いているのを見て、ようやく頼む気になった。結果は‥‥頼んで良かった。
 WT4のプレイング締切日。人が少なく、また展望が未知なので積極的に動けない。そのため、待ちの行動となった。孤立していることそのものがリスクなので早いうちに他のPCとリンクしたいのだが、私のPCには不適任。チャットで、祐川さんのPCにやってきてもらうよう頼んだけれど、たどり着けるかは微妙。移動手段のあるPCが知らせに行く途中で合流するという展開が理想的なので、蒼人さんのPCに飛んでもらうようにお願いした。
 もう1つの方は、重要な人の傍に居るのが正解だと思ったが、PCの能力が不適。何かが起きたとしても、観ているだけで役に立たない。それならばまだ情報連絡役をやった方がましだろうという事でポストマンとして行動することに。む〜、無力だ。
 
 リメイクされた「白い巨塔」のドラマを見た。う〜ん、こういう物語だったっけ?小学生の時に黒いカバーの厚い原作本を読んだ記憶によると、二人の医師の友情についてはそれほど重要ではなかった気がする。遺族と弁護士、そして真実を話すことを承諾する看護婦の方に力点が置かれていて、いかにも社会派と言った感じの印象だった。唐沢さんの財前はそれまでの唐沢さんのキャラクターが頭にこびり付いていて(例えばCMの笑顔が思い浮ぶ)、演技によるものというより唐沢さんのデータベースによって財前のキャラクターが確定するという感じで受け取ってしまう。最初から「結局、いい人」というイメージ。高視聴率らしいが、それは判りやすさと安心感となどからくるもので、キャスティングの勝利という奴だろう。例えば、まだそれほど認知されていない内野聖陽さんが財前を演じたら、同じ脚本でも全く違う事になったと思う。

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