どうにかこうにか間に合った。
　「村松健 Xmas Concert 〜片恋〜」＠横浜みなとみらい小ホール
　ここ最近ごぶさたで、ニューアルバム「Love Collection」も買っていなかった。
　
　思ったよりもお客が少なくて驚いた。どうやら余り熱心に宣伝してなかったようだ。平日とはいえ金曜日、もう少し席が埋まっていても良かったと思う。
　自分の席を探してホッと一息。おそらく私よりも前の席にいるだろう、知り合いのファンの姿を探したが見つからない。尤も、開演時間が迫っていたので座席に座ったまま前方の席に視線を走らせただけだが。
　そうこうしているうちに開演時間。
　演奏はクリスマスソングに最近の仕事である「中仙道　風の旅」などで使用した曲、そして「Love Collection」収録曲から。
　村松さんは「シンガーソングライター的なピアノ弾き」と説明するのが判り易い。ジャズやフュージョンと言った方向からよりニューミュージック系な曲を作曲して演奏している。何が言いたいかというと、演奏技術的なところでは不安定さがある。なので、何度かアルバムで聴いた曲はちょっとはらはらしながら聴いていたりする自分がいる。
　今年も生で『雪催』を聴くことができた。雪を見る前に聞くことが出来て良かった？
　アンコールで驚かされた。自分の曲を演奏するのだとばっかり思っていたら、カバー曲。それも、懐かしの「青春の光と影」。
　
　演奏終了後、周囲を見回すと後ろの席に馴染みの顔があったのでご挨拶。村松さんのライブはこのところご無沙汰なので、久々で珍しがられてしまった（汗）。21日にもライブがあることは知っていた。が、別のイベントを観に行く予定なので行けない。28日のライブも行けないだろう。ともかく、知り合いに会えて良かった。　村松さんのサイン会に、それ自体にはそれほど興味がなかったのだが、とりあえず並んでみた。と、知り合いは遠方から来ていたこともあって先に帰ってしまった（汗）。高崎でライブを主催した人に話を聞きたかったのだが。（そのライブはおそらく有志を集めての手作りライブだったはず‥‥と、今、調べてみたら‥‥今年、2回も群馬で村松さんのライブを開催していた！不覚、余りに不覚‥‥）
　気が付けば、また‥‥
　折角、桜木町に出たのだから、野毛の麺房亭にでも行こう。「寒かった」ので熱燗を頼んだ。ツマミは‥‥「茄子の皮」と「イカの塩辛とおろし大根　ゆず風味」。茄子の皮は皮だけを炒め煮したもの。辛子がきつ過ぎて食べきれない。もう少し弱くても良かったのでは。おろし大根は三浦大根を使っているのだけれど、あまり辛味がない。生きのいいイカの塩辛とマッチして美味しかった。最後に「かんずり・にんにくラーメン」を頂いて帰宅。食事だけだと高くないけど、ちょっと呑むには高い店なんだよなぁ。

　
　最近のSF小説を読んでいないのはSF者としては不味かろうと半年前に買ったはいいがそのまま積読状態だった文庫本を出張先に持ち込んで読んでいる。米田淳一という人のプリンセス・プラスチックというシリーズの「エスコート・エンジェル」を読み終えた。きもちわる。
　私が読んでいない内に日本SFはこんなに退化したのかしらん。酷い。ハヤカワ文庫だからそれなりに読み応えがあるかと思ったら‥‥。これならばヤングアダルトSFでも読んだ方がマシだ。背伸びしようと爪先立ちしている中学生の「小説」のようだ。ここまで読中感と読後感が悪いのは初めてかもしれない。基本的に買った本は中々処分しない性質なのだが、これはためらい無くブックオフに持って行ける。
　最悪なのは続巻も一緒に買ってあること‥‥。読まないで捨てるのは敗北主義だと『イタイ』文章を敢えて読むか。それともさっさとゴミ箱に捨てるか。いやいや、きっと続巻はスバラシイ文章になっているに違いない。きっと税別640円分以上愉しませてくれるに違いない。きっと他人の箱庭を無理矢理覗かさせられているような不愉快さなんて微塵もないに違いない。ああ、楽しみだ。早速、読むことにしよう‥‥2冊纏めて購入するという私の判断が間違っていたなんて事は私の自尊心が許さない。きっと‥‥

　プログラミングとは別の製品の途中工程品が上がったので、性能確認測定を開始。24時まで測定室に篭る。
　昼食は近くの喫茶店でボリュームのある日替わり定食、夕食はairH"が繋がる場所を求めて黒磯市街にあるいくつかの馴染みの店を巡回。ホテルに上がってから軽く晩酌、朝食は帰り道に寄ったコンビニなどで買ったお弁当。
　蒲田にいるときは昼食を抜く事もよくある事を考えると‥‥確実に太る〜（汗）　ホテルと工場の間を歩けばよい運動になるかもしれないが、ちょっと距離がありすぎる。風邪を引くよりはいいかとベルトがきつくなりはじめているのを感じつつ、遠い眼で東京にはない澄んだ空を見上げる。
　
　
　自爆PCのバストアップイラストがアップされた。イラスト画像を一目見て、悶絶。ヤバイ‥‥似すぎてる。己が為した事に恐怖した。発注に際し、天文部OB会HP内の「トルコ皆既日食ツアー日記」に載っているスナップ写真の画像を示したことなどもある。かんちゃんさんは素敵な似顔絵‥‥じゃなかった（汗）、PCのイラストを描いてくださった〜（感謝）。
　
　駄菓子菓子！
　チャットの面子には不評。「あんなに爽やかなはずがない。」「『似非』表示がない！」「ダウト！」と散々。み、皆‥‥誤解してないか？っていうかそこまでいうか〜！（涙）

　いつもとちがうホテルに泊まった。昨日泊まったホテルが満室だったため。
黒磯駅の近くのトップスというホテル。ツインの部屋をシングルユースということで高い。一体、何故に？と思っていたら、どうやら内装と調度品が違う。確か小綺麗な感じ。6階の部屋からの光景はそうとう良い。4階以上の建物が周囲にほとんどないからだ。ルームライトを消すと、窓越しにオリオンが見えた。
　
　久々に電波環境の良いところにきたので、ネット散策。色々書き込みしたいが読むだけで手一杯。
　NHK　BS2の「真夜中の王国」である音楽ディレクターが「癒しから許し」と言っていた。が、その精神状況って余りに弱すぎやしないか？　罪人、悪人であることを許されるという意味の『赦し』ではなく、現状に及第点を与えてくれるという意味の『許し』。「癒されるだけではダメなんだ」というコピーがあった。その志向は「癒しはもう十分だ」というものだったはずなのだが、ここでの志向は「癒しではもう不十分だ」という全く逆のものになっている。「癒し」が最終的には自己の生命力による復活なのに対し、「許し」は手近な他者（拡散した自己）の了承を頼みとする停滞。「許し」でも自己の空虚が埋められなくなったとき、「殺し」が訪れるのだろう。「赦し」に移行する強度を持ち得ないままに。
　
　ところで、マリみてのアニメ化だけれど、ファンとしては反対。確実にチェックするが。アニメ化するということは世界観も含めて丸ごと『商品化』されるということだ。芸能人となった人が私生活までも売られるみたいに。
　あの世界観とキャラ達が『消費』されつくされ、陳腐化してしまうことが予想されるが故に。現在、ファン同士の場で使うにしても、外で使うのはためらわれる「こぎげんよう」という挨拶は半年後、別の意味合いによって外で口にするのに抵抗を感じることになるだろう。
　
　マリみてDBにアニメイトから発売予定としてアニメイトのサイトにアップされていた「ロザリオ」の紹介がなくなっているという情報があった。もしやと思って、アップされいていたアドレスを辿って画像を見た。それは「ロザリオ」ではなく十字架だった。紅、白そして黄の薔薇に合わせて3種類のデザイン的には綺麗なもの。でも、足りないものがある。ロザリオのロザリオ足らしめる数珠がその画像にはない。そして、十字架にキリスト像が無かった。もしかして‥‥判っていないまま商品化した？

　商品説明がなくなったのは、画像を見た人からクレームが来たからではないだろうか。なんか他にも術語間違いとか色々やらかしそうで不安だ。実は現実世界に似たファンタジー世界で、カトリックもプロテスタントもイスラム教も仏教も何もかも現実世界のものとは違う‥‥とか言い出すのなら面白いが。
　何故、自身が信者でもないのに宗教的な間違いが気になるのかというならば、志摩子というキャラを捨てる事ができないからだ。若かりし白薔薇と栞の逸話を捨てたくないからだ。正しい宗教知識に基づいた描写が無いとき、彼女達の信仰をなおざりにする事になり、物語の中の大事な物が失われてしまう。
http://www.chugoku-np.co.jp/kikaku/Rose/010401.html
これを読むだけでも、薔薇とロザリオが物語中で機能しあっている事が判ろう。

　那須出張。頭痛は収まらず。昨晩ほど状態は酷くないので移動できたが、作業効率は悪い。イブプロフェン配合の風邪薬を飲んだので多少は良くなる‥‥はず（汗）。15時過ぎにようやく気にならなくなってきた。

　
　夕食のついでに黒磯郵便局に寄って、読参のハガキを出した。今回は4PC分しか出せなかった。まぁ、仕方ない。夕食は中華料理屋「湖畔」‥‥に行こうとしたのだが、お休みだった。先週食べに行こうとしたときも休みだった。定休日にたまたまかち合ったのかしらん。でも同じ曜日ではなかった気が。結局、ふぁみりーれすとらん「五十番」に。定番のハンバーグカレーを。このメニュー、毎日は流石に飽きるけど、1ヶ月に1回ぐらい食べたくなるというもの。じゅる。

　カタログCD購入。
　朝から妙に焼き鳥が食べたかった。しかし日曜日は焼き鳥屋は閉まっていることが多い。アキバに到着して、ちょっとうろうろしていたが、開いている店は見つからない。まぁ、お昼という時間だからか。焼き鳥の代わりとして‥‥「大酋長」という焼き肉屋に入った。焼き肉食べ放題ランチ。
　食べ始めてから気が付く。なぜ俺は戦いの場にいるのだ？優雅にとは行かないまでも、満腹中枢が刺激される前にどれだけ詰め込めるかを競うような戦場を求めていたはずではなかった。‥‥結局、それなりに戦った。
　
　満腹なまま、ちょっと歩いて『きっさてん』に入った。カウンター席に座って、ケーキセットを注文。ケーキは抹茶ムース。お腹が一杯なのですぐに食べるわけではない。長居する名目といったところか。
　紅茶をちびちびやりながら、ゆったり作業。実際にはテーブルに怪しいものを広げていた。ゲームギャザの読参の締め切りが近いので、送付用葉書に記入していた‥‥と。
　
　私が入った時にいた団体客が去ってから、お客は一人も来ない。90年代のアニソンが流れる午後の店内はゆっくりとした時が流れる。店長さんは向かいのカウンター席でノーパソ相手に事務作業をしている様子。私は相変わらず怪しい作業を継続。
　店長さんが打ち合わせらしい電話の会話に「ひよこけん」という単語があった。なんだろ〜と思っていたら、他にお客がいないこともあって、ソレを見せてくれた。ソレは「ひよこ犬」のラフ画だった。新キャラらしい。名前からもっとグロいものだと思っていたら、普通にマスコットとして可愛い。もう少し良い名前の方がいい気が‥‥
　その後、カタログCDの話が出たので、「買いましたよ〜」とカタログCDを取り出した。そういえば、ノーパソがあるじゃないか。オールインワンタイプだから見られる。DiscBのCDを取り出して、セット。消音状態になっていたのを解除したら、いきなり大音量だったので焦ったが無事に見ることができた。去る11月某日に行われた「トークライブ冬コミ前夜祭」。店長やお店の人たちも最後のまとめの部分できちんと出ていたし、それなりに面白いものになっていると思われ。客席が余り映っていなくて良かった。　本にお店の広告もきちんと載っていて営業的にはまずまずかと。
　‥‥そんなこんなしているうちに昼の営業時間が終わったので、撤収。もとじに向かった。丸洗いをお願いしていた長着を引き取りに。店は混んでいた。それほど広くない店内に数組のお客が詰め掛けていたからだ。面白いのは40代後半の裕福そうな家族連れと20代後半のシモキタ系な男性二人連れというちょっとベクトルが違う組み合わせが1つの店内にいるということ。
　その後、会社に寄って作業するつもりが、突如激しいだるさと頭痛に襲われて何も出来なくなった。結局、いくつかの荷物を鞄に収めて帰宅。どうやら、徹夜などの無茶の反動が来たようだ。頭痛はおそらく眼精疲労からきているのだろう。右目の乱視の度が進んで眼鏡が合わなくなりつつあるのかもしれない。

　マリみてを既刊全て読了。時刻は‥‥(汗。おやすみ（ぉ。
　
　
　自分の画像が載っているかもと天文部OB会のサイトを覗いた。その過程でアライグマンな友人のサイトが機能しているのを知った。が！日通旅行ってこの前の南極日食のツアーを実施したんだ！ツアー代金、200万。日記を読む限り、友人はいけなかったらしい。それも金銭的理由ではなく、迷っている内に参加枠が埋まったからだそうだ。つまり、ツアーそのものはキャンセル待ちが出るほど人気があったということか。流石だ、日食フリーク。これで7大陸全て制覇した人もいるのだろうな。

　自分の画像を探す必要が生じた。が、想像上にない。とくにここ最近は証明写真以外にはほとんど撮っていない気がする‥‥思い出した。ニューヨークでパーティーの後にホテルに戻ってきた時に鏡に映った自分をデジカメで撮影していた。が、今きちんと見るとピンボケしている。が、資料としては使えない。他に何かないか探さないと。

　帰宅。
　電車に揺られながら、読書。マリみての再読も随分進んだ。問題は、読書の箍が外れ懸けていること。
　自宅についてからも、読書が止まらない。やばい‥‥このままだと‥‥

　圧縮睡眠後に慌ててWT4のプレイングを纏めて送付。
　そんなに無理して弾けなくてもいいのに、いつの間にか混沌なプレイングとなっていた。かなり分裂‥‥いや、統失ってるよなぁ。桜マスター、ごめんなさい（ぉ。
　ファルニーテルフェルな方はてぱてぱと済ませた。
　
　夜、テラに無事PCシールピンナップが届いた事をメールで連絡した。送った方もこれで安心だろう。受領印が手に入らない発送は怖い。ついでに、WT1のスペシャル卒業アルバムがまだ届いていないことを連絡。途中で『ヤギに食べられた』可能性がある。事前に送付の連絡がない場合、普通郵便だと送った方も送られた方も『ヤギに食べられた』事を気づかない場合がある。
　さらに、硯絵師の容態を尋ねた。復活はいつだろうかと。絵師復活と発注イラスト完成を心待ちにしているのだが。

　再度、出張。これで明日の奥さんのインストア（？）ライブを観に行けないのは確実となった。プログラムの改修はそう簡単には終わらない。
　こういう嵌っているときにプレイングを考えるのは気分転換になる。PBMは理論上どこでも遊べるというのは、PCの事を考えたり、プレイングを考えたりする行為がゲームの主であるから。思考はTPOさえ弁えればいつでもどこでも出来る。恋する人を思う事そのものにある装置が必要でないのと同様。
　
　そんな訳でWT3のショートシナリオ「正しい魔皇との付き合い方　≪逢魔メインシナリオ≫」（からた狐マスター）のプレイングを送信。自爆PCコンビによる自爆的イロモノプレイング。内容は‥‥余りにイロモノ過ぎて、ここにアップするのも躊躇われ‥‥（涙）。
　
　WT4のサブシナリオ「【火】龍の宴」のリプレイが帰ってきた。スゴイことになっている。テラ倫規制により描写削除って‥‥（汗）。ああ、またゴカイされるにょ。
　
　宿。いつでも温泉に入れるのはいい。入浴時間が決められていたら、宿に着く時間を考えたら入れない日も出てしまう。0時過ぎまで作業しているときもある訳だから。2時過ぎに誰もいない湯船に体を真っ直ぐ横たえて温泉に浸かる。4時間睡眠の効果も上がろうもの。

　郵便受けにテラから大判の封筒が入っていた。ようやくWT1のスペシャル卒業アルバムCDが届いたのかと思ったら違った。
　封筒の中から出てきたのは‥‥『シール』。思い出した。秋のどさいべで「PCシールピンナップ」を頼んでいた事を。それは本当にシール状にイラストを印刷したものが後で郵送されるという商品だった。
　かんちゃんさんのよるプリクラ風イラストシールは発注時やOMCマガジンにアップされたのを見た時よりも遥かに威力のあるものだった。どがん！とダメージを受けてしまった。梅澤さんから送られた『ブツ』を封筒から取り出して見た時と同等かそれ以上。何しろ完全に忘れていたから心の準備が出来ていなかった。はふぅ〜☆　
　「ココログ」はニフティのブログサービス。ここが一時アクセスしても繋がらなかったので、別のブログを探していた。機能はともかくとりあえずニフティだから確保したという感じ。ここはカウンタ機能、お気に入りを相互登録した同士で秘匿掲示できる機能そしてバックデートして書き込める機能があるのがいい。特に私のように後から色々書き込んだり、誤字や間違いを修正したりするような人にとってはバックデート機能は無くてはならない。最新情報をつなぐというブログの特徴からは離れた使い方なのは承知しているのだが‥‥
　
　この世界のPCであるところのPLを、ある交流促進サービスのサイトに登録してみた。ふみ。

　日経キャラクターズのマリみて関係の記事を読む。
アニメ化に伴って、アニメ誌やこの手の雑誌でも分析的な記事が載るようになるのだろう。
日経キャラクターズの記事は踏込みも深さも甘くて苦笑いを誘うものだったが。
いや、そうではなく原作を読んでいない人の捉え方はこういうもの‥‥というサンプルなのだろう。
何故、出版社がお客としている女性読者だけでなく男性読者が多くいるのか。
週刊少年ジャンプの漫画の女性読者との比較考察ぐらいあってもいいはずなのだが。

　マリみて再読。「いばらの森」を読了。

　10代〜20代の男性読者も惹きつける現象の土壌にはここ数年来の美少女ゲーの変遷と関わりがあると思われる。その変遷は現実社会からの照射があるので、社会学的に言えばここ数年来の日本社会の変遷と関わりがあるとも言えよう。（尤も、その手のゲームは友人から借りた『東鳩』ぐらいしかしたことがないので、それらの内容については多分に聞きかじりであるが。）
　
　言える事は、マリみてには近頃稀有な人間関係が存在していること。余りにも稀有なので、それ故に『ファンタジー』、『奇跡譚』だと言ってしまいたくなるほど。
　男女関係無く大勢の読者を捉えている理由は、特殊な設定ではなく、ここにある。

　ネットで「マリア崇敬」について調べてみたり。ロザリオの使い方が「数珠」と同じなのだと知って感慨深い‥‥というか、今までそんな事も知らなかった自分が情けない。
女男爵(baroness)と同じような感じで「その女神父は優しく話し掛けてくれた」とか書いてしまっても不思議ではないぐらい無知だ。
　
　（思い出したように）そうそう、マグダラのマリアに惹かれた訳でしたな‥‥。彼女が私に最も近しい人、つまり「凡夫」だと思ったからですよ。
他のシトよりも、遥かに罪深い存在と自覚しえたヒトが、ソクラテス的に言えば無知であることを良く知りえたヒトが救済された物語。
日本人に判りやすく言えば、「悪人正機」。
　
　自宅にある本、例えば「現代キリスト教神学入門」などはどのように今のカトリックに繋がっているのか判らない。それもあってネットで色々調べていた。
一々読んでいるとあっという間に時間が経つもので。いい加減動かないと出かけるタイミングを失う可能性があったので、とりあえずそのまま外出。
新橋の丼物屋のマグロ市場で軽く腹ごしらえをしてから、東高円寺ライブハウス「kaztou」に。元ぱぶりかメンバーのどぶさん、てっこさん、かんぞうさんの3人の新ユニット「Plug+daisy（プラグデイジー）」の初ライブ。
　地下に降りようとしたら、それを妨げる圧力を感じて、吹きさらしの1階で引き続きマリア崇敬について調べたり、第二バチカン公会議の情報を集めたりしていた。
と、どこからか怪しい外国語らしきものが聞こえてくる。「‥‥まりおん　しっぐまりおん　しっぐまりおん‥‥」
漸くそれが「シグマリオン」だと判って顔を上げたら、かんぞうさん達だった（汗。
彼らと一緒にハコに入った‥‥ら、いきなり店内。まさか扉1枚ですぐに中だとは思わなかったので一瞬焦った。
　
　対バンの人達のステージを余り期待していなかった。が、どうして中々自分の世界を作っている。「若い」けど。
　気が付くと、元パブリカグルーピーの顔がそこらにあった。う〜ん、まるで同窓会のよう。
　
　そうして、「Plug+daisy」の演奏が始まった。
　‥‥どぶさん、飛ばしすぎ‥‥っていうか、弾けすぎ。その怪しいテンションに他の二人が振り回されている格好(^-^;;
　でも、それが魅力となって対バンのお客さんも巻き込んで‥‥爆笑の渦‥‥違う！何かが違う！！（笑い
　
　十分、楽しませてもらった。
　その後、ライブハウス近くのアジ飯屋で打ち上げ。おいしゅうございました。たのしゅうございました。
　流石に終電の時間が怖いので23時過ぎに先に撤収させてもらった。次は1／10は寒イベとぶつかっているので、2／29かな。
とまれ、これで元ぱぶりかメンバーがそれぞれライブ活動をするようになったということで。彼らの誕生日に乾杯〜！

　WT3のショートシナリオ「正しい魔皇との付き合い方　≪逢魔メインシナリオ≫」に参戦。
　浜邪屋さんに勧められてというか、教えてもらって。教えてもらうまで、こんなシナリオがあるのを知らなかった。からた狐マスターも初めて。
　魔皇と逢魔はメインPCとサブPCの関係で、通常プレイングも主は魔皇なのだがこのシナリオは特別に主を逢魔のプレイングとしている。戦闘とかリスクのある任務のシナリオではこんな事はしにくい。このシナリオがドタバタなコメディ（？）シナリオだから出来た変り種。同様の試みが今後あるか判らないという点でレアなシナリオ。
　知ったからには参加せずにわ〜！ということでPCを投入したのだが‥‥投入したPCが例の自爆PC。危険だ‥‥危険すぎる‥‥。他の参加PCを見るに浜邪屋さんの甘言に乗ってしまった気すらする。ファーザー曰く「これは罠じゃよ〜（汗」
　
　
　ところで、私はPC名を独自に考えるのが苦手だ。一番最初のPCからして独和辞書から単語を抜き出して合成した『エレイソン・グラール』だし。以降のPC名も大概、元ネタがあったりする。
例えば、亡きホビーデータ社の「アラベスク＃1　サファールの帰還」では『アルミトラ・マクロカルパ』というPCで苦労していた。このPCは天界人という翼を持つ種族だった。「空を飛ぶ」というイメージから探し始め、中に含まれる「ミトラ」という言葉が太陽とか天界につながりそうという言葉からのイメージと、「地に落ちて死なば」から想像力が刺激された結果、この言葉を元ネタとして選択し、PC名を繰り出した。これだけ聞くと訳が判らないかもしれない。これの元ネタ「アルソミトラ・マクロカルパ」を検索して頂けると通じると思う。

　「エルハーダの秘宝」の『アルディ・アジフィーカ』は「アル・アジフ」だし、風の魔物『フラウト・トラヴェルト』は「フラウト・トラヴェルソ」そのままだし。（当時、NHK−FMの「朝のバロック」を良く聴いていた事が思い出される）
　MT3の『キガロ』はマイク・レズニックの「キリンヤガ」（キリマンジャロ）。MT4の『北条れいん』は「harvest rain（豊穣の雨）」。MT5の『グァラウ・クトゥーグス』はクトゥーグァ。『ラシェル・ドィースウィント』は静かな風。MT6の『エルスィー・カレイド』はエルチ・カーゴとカレイドスコープ。MT7の『円山智』はマルチと渋谷の円山町。MT8の『蒼星哲狼』は星野鉄郎。MT9の『麗羅』は特になし。MT10の『ブロウド・ジョリーロジャー』はBJというイニシャルと海賊旗。MT11の『ヴェイク・アネス・カールマール』は辺境警備。弾銃〈GUN〉追争曲の内野鶴友と関屋早福も何かのもじり。‥‥
　‥‥それにしても、改めて振り返るとなんてオリジナリティがないんだろう‥‥（汗）。
　
　とまれ、そんな感じでマリみてのPC名も苦労した。いかにも同人小説の主人公にありそうな、カッコイイ名前は避けようと思っていた。どちらかと言えば平凡な。2音はどことなく言い切りの感じが強いので3音の名前がいいか‥‥とか。WT1のPC名の転用で「巴」という名前にしようと思ったら、同じ名前のPCが登録されていたので断念。
　そこで、仕切り直して「マリア様がみてる」から、マリア‥‥は直接的過ぎる。なんとなく、ネットを彷徨っていて気になる人物を見つけた。‥‥『マグダラのマリア』。これをどうもじったら日本名になるのだろう。
さらにネットを彷徨う。日本語ということで、古文から何かネタになるものはないだろうか？ダラダラと見ていって、またもや目に止まったものが。‥‥「安達太良真弓」。
そのまま使いたかったが、余りにそのままなのでちょっと手を加えて、名前を作った。「マグダラのマリア」から始まった命名はどうにか収まった。
　
　さて、マリみてPBeMのロールプレイを真剣に行うに際し、どうしても避けて通れないものがある。舞台であるリリアン女学園がカトリック系であるということ。つまり、カトリックとはどういうものか？ということ。これを押さえないで振舞うのは、おかしいと思う。無視していいのなら、別にただの風変わりな伝統をもった宗教と関係ない私立女子高でいい。信仰と関係ないアクセサリーとしての「マリアさま」ならば、一気に下衆じみた物語に転落する。
　

　マリみて読書。一気に2冊を読み上げる。
　
　WT4のサブシナリオ「【火】龍の宴」（成瀬丈二マスター）のダメダメプレイングを送付。見事に壊れた〜（ぉ
　成瀬マスターにお世話になるのはMTも含めて今回が初めてだったりする。
−−−−−−−−−−
プレイング：
「ドラゴンさんにお酌をするですか〜。僕、『食べ』られないですよねぇ〜。」「あ、はじめまして〜。よろしく〜（ぽわぽわ）」という感じで、イロイロな意味で判っていない（汗）。『そういう事』、あまりやったことが無いから判らないんだけど、「村人のためにもヒト肌脱がないと」ね〜！
でも、本当は盟主さまが僕に頑張ってほしいみたいだったから・・・あ、そんな考えを持つから、「お前はまだ導師としては半人前なんだ」ってこづかれちゃうのかなぁ〜？
　お酒は得意ではないです。呑んだ事はありますよ。でも、すぐに記憶がなくなっちゃって・・・。酷いんですよ。導師さまもその後、どうだったか教えてくれなくて。一緒にその場にいた人も誰も教えてくれなくて。何かしたみたいなんですけれどね〜。顔を赤らめて、視線をそらすなんて失礼ですよね。
　ともかく、ドラゴンさんがルンルンになってお帰りいただけるように僕ガンバリますね〜！
−−−−−−−−−−

　‥‥フッ（とおいめ）

　
「　誕生日を迎える度に
　　何を祝うのかが　ずっと　ナゾだった
　　見えなくなってしまったものは
　　二度とかえらないと知ったとき
　　
　　年を経ることに後悔と
　　一日が過ぎていく恐怖を感じた　　　」
　
　『Wind Climbing　〜風にあそばれて〜』
　セルフカバーアルバム「COCOROTO」では、それまでのアップテンプなアレンジではなく、しっとりと歌詞を噛み締めるようなアレンジが収録されている。それもあって、聴くほうも改めて歌詞を噛み締めながら聴く。この歌がアニメ「魔法陣グルグル」、つまり子供達を対象にした番組、のOPであった事を思い出す。先日のライブにはおそらく当時、小中学校に通っていたのだろう人も観客にいた。彼らはこの歌詞をどう咀嚼して来たのだろうか。感受性の高い子供の時に見聞きしたものの影響は意外に大きい。当時は歌詞が判らないままに口ずさんでいたこともあろう。私が7歳ぐらいのときに「真っ赤なスカーフ」を歌っていたみたいな感じに。
　そして、この歌詞を10代、20代、30代とそれぞれの時にどう感じて行くのだろうか。

　マリみて読書。1巻を読了。

　WT4のサブシナリオ「【地】アルフォレストの精霊獣」（北原みなみマスター）に最終的なプレイングを送付。


「　どうにもならない　今日だけど
　　平坦な道じゃきっと　つまらない
　　きみと生きてく　明日だから
　　這いあがるくらいで　ちょうどいい　」

　息抜きにマリみてを1巻から再読しようと思って、4冊ほど出張先に持ってきた。
　マリみてPBeMに参加していながら、かなり内容を忘れている事が判った。それでいて、キャラクターメイキングに際してはそれらを参考にしたとしか言えない様な感じであることも。忘れているはずが覚えていたという事か。


WT3のシナリオ「MG戦記外伝【其の参　〜連動する魂〜】」のプレイング締切日。
プレイング：
●「MG批評」設立
　PBMは主催者だけに熱意と実力があってもどうしようもない‥‥そのことは判っていたつもりだった。幻想郵便局のゲームのOP集を見て肩を落とす。神や悪魔をも支配する法則がここにも確実に作用している。スタージョンの法則が。「‥‥『あらゆる作品の90％は屑である』‥‥酷いものだな。世界観などの前評判が良かっただけに。大量のPCを捌くために、粗造された感が拭えない。世界観を全く理解していないOPなど読んでいてイタすぎる。文章を読むだけだと通りが良くて心地よいけれど、いざアクションを掛けようとすると取っ掛かりがなくてとても不親切だったり、如何にもNPC主導で話が進みそうだったり。これだけOPの出来に差があると参加PCの分布に差が出来るはずだが、情報を集めたところ、予想した分布と違う。どうやら初心者PLが文章の綺麗さとか見た目の派手さに惑わされているようだ。危険だ。未熟ゆえにみすみす辛くて楽しめないところを選択してしまう。匿名掲示板にも神帝軍がらみだからか、露骨な罵倒は見受けられない。大部分の参加者はこのゲームが初めてのPBMとなる。最初のゲームを楽しめたかどうかでその後のPBMに対する思いが決まってしまう。良質の批評が必要だ。初心者PLを導き、初心者MSを育てる批評誌もしくは批評サイト、MLの立ち上げに取り掛かろう。まずは日記サイトの立ち上げから‥‥（ぉ

●****も良くやるよねぇ。すでに理想は消えて、ただ存続する事のみに堕した物に今だ夢を託そうとするなんて。滅びゆくモノを愛しむ‥‥そんな美学は判んないなぁ。批評サイトを立ち上げてニュースにしてから雑誌化が順当だよね。オフィシャルが言えなかったり、気づかなかったりする点を取り上げれば、読者は付く。第1回目の結果は「ダメOPに対して、沢山のダメプレイングが殺到して悲惨な屑リプレイが量産。幻滅してPC移動が沢山起こる」と予想。移動の為の、楽しみを模索する為の情報が求められる‥‥という事で取材だよね〜。イベントにも参加しないと。特集企画案「ダメMS vs ダメPL　こんなマスタリング／プレイングが嫌われる」

　帰宅後、圧縮睡眠を取ってから、那須へ。諸事情で一年間放っておいた作業を再開。うわ。自分で手を加えたプログラムを解読できない。一年間のブランクはやはり相当のものだった。過去に作っていたプログラムの解析と理解で一日が終わった。
　工場内の寮が廃止されたので、宿泊先は黒磯市内のビジネスホテル。春頃に泊まった宿がビジネスホテルの値段にも関わらず温泉付き（ボーリングして掘り当てたらしい）なので、今回もその「ホテルアライ」に宿泊した。市街地から離れているため、airH"の電波環境としては良くない。しかし、全く通じない工場よりはマシ。とはいえ、重いサイトは回れない。シグマリオン3のポケットIEに画像を表示しない機能があるからどうにか見て回れる。そうでなければ、とても無理な受信状態だ。
　一番下の階にある大浴場の温泉は深夜にも入れる。と、温泉は大丈夫だが、体を洗うための温水が出ず、真水のままだ。どうやらボイラーが止まってしまった様子。個室のユニットバスに入ろうとした人は酷い目にあったみたい。大浴場にくればよかったのに。

　出張準備‥‥というか、それまでにやっておかなければならない作業をひたすらやっていたら‥‥終電時間を過ぎていた。タクシーで帰るのもなんなので、朝まで会社に。3時半過ぎに会社を出て、牛丼屋で夜食を食べてから始発に乗って帰宅。

　　WT3キャンペーンシナリオ「20年の旧友（前編）」参加申し込み。
　

　
　
　
　
　
　イラクで2名の日本人外交官が射殺された。
　
　
　
　
　
　　　　　　　　・　・　・
　
　
　
　
　昨日購入した奥井亜紀のライブDVDを見た。収録会場は渋谷NEST。
　DVDの中の亜紀さんは本当に幸せそうに、嬉しそうに歌っている。　昨日のライブもそうだった。10周年記念ライブだったり、収録だったりとはいえ、1ステージで23曲も歌うのは並じゃない。あの体のどこにそんな体力があるのだろうと驚いた。
　セルフカバーCDである「COCOROTO」を聴いた。ガツンと来た。
曲紹介として亜紀さんのコメントが寄せられている。最後の歌「You’re the only melody」を聴きながらコメントを読んだ。

　「
　　　　　　　　・　・　・

　　以前は、できるだけ大きく歌おうとしたから、
　　今回はそばにいるひとに歌ってみたかった
　　幼稚園のときに礼拝していたマリア様を思い出した。
　　ああ、歌っていうのは、お祈りみたいだなあと思った。

　　　　　　　　・　・　・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　」

　歌を歌おう。声を張り上げて、銃声をかき消すほどに。