実験用治具のヒントを得るために、秋葉の坂口電熱に行った・・・ら、定休日だった。ぐふぅ。折角、会社に寄って、嵩張り物を持ってきたのに〜。そのまま、街をふらつく。
 渋谷のHMVで新居昭乃さんのインストアライブの情報を確認。アルバムの予約をした。が、発売日に来店しないとイベント整理券の若番は手に入らないのでは?と思ったり。
 HMVの階段から夕方のセンター街をぼーっと眺めていた。人間観察は面白い。ライブの時刻が迫っているので、自分もセンター街に降りて、客体となった。

 18時半。ライブ会場である「たまははき」が開くまでの暇つぶしによった古本屋でつい本を購入してしまった。前に買った本、まだ読みきっていないのに・・・。
 西平直:魂のライフサイクル ユング ウィルバー シュタイナー(東京大学出版会)
 “人と思想シリーズ”「高村光太郎」(清水書院)

 西平直という名は随分前から知っていた。しかし、著書を読んだことはなかった。トランスパーソナル心理学に対して感じていた「いかがわしさ」が本を手に取らせるのを躊躇わさせた。時間潰しで入って、キェルケゴール関係の書籍が無いか調べたが残念ながらなかった。代りにE・H・エリクソンの著書があった。が、2冊で4K円ほど。後で良いやと目を移したのがこの本だった。パラパラめくるとエリクソンの名が。先のを断念した反動で購入した。
 2冊目は高村光太郎を文学作品と人生をクロスさせて解説する伝記的書籍。何故、購入したか?必要だったからだ。なんの為か?PBMの為。
 現在私がT社のゲームで演じているキャラクター。名を「宮沢耕太郎」という。近代日本の著名な人物数名の名前を融合して作った名前。パクリともいう(汗)。
 しかし、彼の人生については発達心理学の授業で知った程度のものしかなかった。このままでは、仏作って魂入れず。光太郎について知らなければならない。
 ざっと読んで、驚愕したのは光太郎と宮沢賢治の関わりだ。賢治死後の宮沢家との深い関わりから、戦時、宮沢家に疎開していたとは。光太郎がヴァイオリンを習っていたという事実にも驚いた。いやはや、ぐふぅ・・・

 嵩張り物を抱えて階段を降りた。岩下清香(vo)・吉田孝(ウクレレ)・石田健二(perc)の3名によるライブ。ライブ会場はいつもの居酒屋の「たまははき」だ。今回は、いつもとお客の世代が違う。平均で5歳ぐらい低い気がする〜。
 なじみのおじさんの隣に座って、まずビール。おつまみも頼む。今回の目玉は「つくしご飯」。「傘を取るのが大変だったのよ〜」とは女将さんの弁。大量のつくしと格闘した模様。次第に混んでくる店内。とうとう立ち見の人がカウンターの中まで。
 それじゃ、始めましょうか、という感じでライブが始まった。興に乗るおじさんの掛け声をフィルタリングしながら鑑賞(^-^;;。アンプ無しの生声なので、多少迫力に欠けるところがあったが、久々に聴く清香ちゃんの歌は相変わらず心地よかった。吉田さんのウクレレも味があった。
 でも、隣のおじさんの採点は少し辛かった。「清香、下手になったなぁ」隣で聞いてドキリとした。いくら顔なじみだとはいえ・・・。このおじさん、ここでしかライブを聴いていないはずだが、色々なアーティストの演奏を聞いているので耳が肥えている。「エポといつもやってるアイツ、アイツはギター上手いなぁ。自分のバンドのときのは堅くてダメだが、エポのバックで弾いてるときはいい感じなんだ。」笹子重治さんがこれだ。知久寿焼さんのライブも「コイツのはオレには合わない」といって途中で帰ってしまう。ジョイスのライブに顔を出して、偶々その腕を披露してくれた、あのマルコス・スザーノに向かって「あんた、パンデイロ、上手いねェ」と声を掛けてしまうのだから、もう・・・(*_*;; そして、そのマルコスを基準に聞き比べられたら、石田さんも辛いだろうに。
 そんなおじさんが誉めたのは吉田さんのウクレレのみというのは・・・うーむ。他の馴染み客も耳が肥えているのを思いだした。今日はいつもより調子が悪いとか、やる気が無いとかすぐにわかってしまう。演奏する側にとって怖いお客だ。
 アンコールで、吉田さんが「お嫁においで」を歌ってくれた。中々聞けないというか、歌ってくれないだろ。ネタ的に(汗)。
 帰りに未購入のローズアンリミテッドのアルバム「FAR POINT OF VIEW」を購入。打ち上げに参加したかったが、翌日のことを考えて断念。22時に撤退した。

 という感じの一日。秋葉に行く予定は順延。
 午前中、NHK教育の「真剣10代しゃべり場」の再放送を途中から見た。この番組、結構好き。・・・けど、今回のはダメダメ。ゲストがダメだったのが、テーマ提示者にとって不幸だったことよ。表向きは「インターネットとの付き合い方」がテーマだったが、本当に語りたいのはそれではない。その辺を掴みきれていないというか。時間が無いこともあって、突っ込み足りない討論だった。本音が出ていない。討論の焦点が定まらない。その辺のフォローをゲストがしてもいいと思うのだが。あの人ではなぁ・・・ふぅ。

 夕方、PBMのプライベに。その後、川崎に住んでいる交流者宅で呑み。プライベに参加していなければ、この10名近くの飲み仲間も出来なかったのだなぁと話したり。翌日2時半まで飲み、一時間弱歩いて帰宅。

 「大純情くん」1巻入手!再読するに、これからかなり影響を受けていることを確認。人から影響を受けやすい私は手話の本も購入。地名など面白い。

『たのしみながら生きよ かなしみながら生きるより その過ぎ行く時は幸いなり』

 遠方の知り合いと話をした。いつも近状とかとりとめないことしか話をしなかったけれど、今日はそれ以外の話。意外なことだったので驚いた。
 それなりに親しい友人だと思っていたのに、物事に対する考えなど知らなかった。特に驚いたのは物の考え方が似ていたことだ。幸福に対する考え方など。思った以上に近いところに考えの似た人がいるものだなぁと感じた次第。それは嬉しいこと。

 昨日の日記に書いた『言葉』、出所が気になって思い出そうとした。で、思い出せた。松本零士の「大純情くん」からだ。久々に読みたくなったが、手に入らない・・と思っていたら、なんと講談社漫画文庫として4月に出ているとのこと。これは手に入れないと。

 ここ最近、人に対して怒ったことがない。最後に怒鳴ったのは何年前のことだろう。とはいえ、だからといって、今では怒りの感情を抱かなくなった・・・という訳ではない。怒りは地中のマグマのように、私の心の奥底で密かに渦巻いていた。

 元ハンセン病患者の訴訟のニュース。彼らが受けた、余りに酷い扱いを知るに怒りで総毛立つ。当時、患者であることが知れたら、本人は隔離・強制収容され、家族は村八分同然の扱いを受けたという。病気自体は随分昔に特効薬が出来て完治できている。なのに、強制収容を許す法律が数年前まで存続・機能し続けていたという事実。収容された人達は家族に迷惑を掛けないようにと、本当の名前を捨て偽名を名乗ることを強要された。遺伝とは関係ないのに、断種・不妊治療を強制的に処理された。一度入れば生きてでることは叶わない。それどころか死んで骨になってもでることができない。誰も遺骨を引き取りたがらないのだ。
 法律が廃止されても、強制収容された人たちの大部分に帰るところがない。それどころか、未だに本名を明かせない。「そんなことをしたら、家族に申し訳ない」と。自分を隔離した側の家族への義理立てのなんと哀しいこと。それを強いる人間の愚かさと弱さ。そして、こういう国に生まれ、何も知らずに生きてきた私のなんと・・・  くやしい。

 『怒るべきときに怒らない人間は真のバカである 私は怒れる人間になりたい』
とは、誰の言葉だったろうか・・・


 今日の日経産業新聞にこんな記事があった。

 「精神疾患関連遺伝子の場所確認」
 米インディアナ大などの研究グループは、アルコール依存症とうつ病などの精神疾患に共通する遺伝子が第一染色体上にあることを突き止めた。この遺伝子を見つければ、これらの病気になりやすいかどうかを診断できる可能性がある。治療法の研究にも役立ちそうだ。 (略) うつ病の発生率とアルコール依存症の発生率とが関係していることも示した。

 真っ先に優生保護思想を連想してしまうのは私だけではないはずだ。共通する遺伝子だというだけで、それが罹患にどれだけ関わるのかまでは判っていないはず。というよりもこれらの病症が類似群だと認識が先にあるように感じられる。還元主義的な匂いも。原因を個に求めるか、システムに求めるか。
 とまれ、忘れてはならない。その追究の目的を。追究のための追究は道楽でしかない。そして道楽として行ってはならない領域があるはず。

 ここであるドラマPBMのネタ振り。
 もし君のPCが遺伝子検査で、治療法のない劇症若年性痴呆症にもうすぐ罹ることが判ってしまったら、どうする? 800文字以内でアクションを作成のこと。

 プレイバイメールRPG(PBM)というゲームのもつ魅力は、コンピュータRPG(CRPG)やテーブルトークRPG(TRPG)とは異なったところにある。
 一番最初に取り上げられる点は、多数のキャラクターによってゲームが進むことだ。キャラクターはそれぞれ異なる目的、志向、能力、考えをもっている。数学的モデルでいえば、PBMのキャラクターは多次元複素ベクトルと考えられる気がする。対してCRPGのキャラクターはスカラー、TRPGのキャラクターは2次元空間のベクトルという感じか。スカラーは量のみ、ベクトルは大きさと方向の2つを持つ。
 ベクトルという言葉を持ち出したのには意味がある。PBMはベクトル演算のゲームではないだろうか。PBMは大勢のPCによって進むが、個々のもつ影響力は決して小さくはない。パーティを組んで戦うのはベクトルの足し算のイメージ。他者の影響を受けての認識の変化は内積。人との対立で産みだされるものは外積。内から外へ沸き出る思いの強さは発散。回転、勾配、ラブラシアンなどの演算子が様々なイメージをもつ。
 「PBMは関係性のゲームである」と言える。そして『関係』という言葉から次の文を想起する。
「・・・かかる派生的な措定された関係がすなわち人間の自己なのである、――それは自己自身に関係するとともにかかる自己自身への関係において同様に他者に対して関係するところの関係である・・・」

P.S.どなたか高校生にも読めるぐらい簡単な「群論」の本を教えて貰えませんでしょうか。ネタのために、考え方とか知りたいなぁと思って・・・。え、足で探せ?ううっ(涙)。
 小泉総理の所信表明演説があった。期待感からこのところ日経平均が元気だ。とはいえ、明日や明後日は反動で多少さがるだろう。人の心なんてそんなもの。
 そういえば、3月末に漬けた漬け物が一束あった。ネットで確認してみると割と順調に漬かっているようだ。糠床をかき回すように、資料を片手に情報収集。屑物も漬ければ美味しく食べられる。一人暮らしなりに細々、様々な種類の蕪を色んな漬け方で漬けてみよう。腐らせても、少量だから実験だと思えばいい。そもそも、これは漬け物ゲームなのだから。浅漬けで頂くも、深漬けして頂くも状況次第。食中たりしない程度に遊びましょ。
 こうやって情報収集したり、アイテムを選択したりするところがRPGの醍醐味だよね〜。ネットでやりとりしているから、これもネットゲームか。
 あまりに楽しくて、つい夜更かししてしまった。さて、今度はどれに手をだそうか。

 最終日は遊び疲れを翌日に残さないために休養を取った・・・いや、出掛けるつもりが寝過ごしたが正解(汗)。細々とした雑事をしていたら、日が暮れてしまった。渋谷に用事があるのだけれど、今更出掛けるのも何なので断念。

 珍しく、ゴールデンタイムにTVを観た。TV東京の特番。自給自足を目指す人々を取材していた。無農薬・有機農法を行っている人がほとんどなのが気に懸かった。初めて土をいじる人にとってはかなりハイリスクローリターンな農法なのだが。夢の生活を演出するためなのだろうか?リポーターは「自給自足だ。素晴らしい。」と取材しているけれど、取材される方々は割と冷静。「自給自足は難しいし、大変だ。もちろんそれに見合った素晴らしさはあるけれど。」生活の重みを感じる発言。 「土と共に生きる」 理想と現実は違う。このゲームの参加者は時に理想に拘り、時に現実と折り合いを付ける柔軟性を求められる。如何に難関を見つめ、クリアしてゆくか。苦難すらも楽しむ余裕が必要だ。

 NHKでは佐賀バスジャック事件の被害者を取り上げた特番。被害者は全員心の傷を受け、それによるPTSD(心的外傷後ストレス症候群)に悩まされている。「この世界は安全である」という確信が揺らいでしまい、「自分は無力だ」という思いがジクジクと滲み出す。近縁者によるフォローのある人がほとんどだが、適切な心理的ケアが行われていない感じの人もいた。阪神・淡路大震災などの大規模災害などの被害者には公の機関が動いてくれることもあるが、犯罪によるPTSDに対する働きかけは未だ不十分だと思う。[関連サイト->リンク
 大学の頃のサークルの仲間が東京に遊びにくるというのでOB会のようなものをすることに。集合場所は有明。集まってから有楽町に出て、まずは・・・映画鑑賞(^_^;; あのシリーズ、初めて見たけれど、中々面白かった。
 それから、情報誌で調べたお店に。ロシア料理が紹介されていたので、てっきりロシア料理店だと思って出かけたら・・・ビアホールだった。ほとんど飛びこみで入ったお店の名は「ピルゼン」。これが、大当たりのお店だった。
 飢えていた我々は、居酒屋の乗りでつまみを注文した。すぐに料理は出てこないだろうという見込みで。それが大外れ。それほど大きくない丸テーブルに次々やってくる皿、皿、皿・・・。そのために我々は呑むというよりもひたすら食べることに専念。ボルシチ、ピロシキ、パイ包み焼き、などなどなど。どれも美味しい。何気なく入った幸運に感謝。 お腹が落ち着いて店を見渡すと、インテリアも面白い。とても年季の入っているお店の様だ。古いビルの改装している感じ。程よく食べ、程よく呑んだ。
 店を出たが、まだ時間がある。そこでカラオケに行くことに。変わった歌も歌いたいということで、敢えて上野のカラオケボックス「パセラ」に。歌ってみたい歌を見つけて歌った。
 自室に戻って、TVをダラダラみていた。エブナイという番組の「おんがくマニュアる」。バンドのオーディション企画らしい。カバーのアレンジと演奏でバンドの実力を見るというもの。てつやさんの話など思い出して、ぼーっとみていたら、聞いた事のあるバンド名が。「トゥルーデ マーマレード」。はて、どこで・・・思い出した。1/5、La.mamaでのぱぶりかのライブの対バンだ。おー!頑張っているねぇ。かなり完成されたイメージがあったなぁ。

 打ち上げは日を超えて続く。お腹が膨れるビールを敬遠し、てつやさんと共に、日本酒にスイッチ。プレゼントのお手製グッズはどんなものがいいか?などで盛り上がる。ヨッパライのブレインストーミングは活発。次々と怪しいネタが。
 結局、店を出たのは3時。井の頭線の始発までまだ1時間以上ある。こういう事態は慣れている。さて、どうしようかなぁと考えていると、バイクでやってきた人が送ってくれるとのこと。そこでお世話になることに。
 乗るのは、大型スクーター。防風のためにレインウェアを羽織って発進。吉祥寺駅から井の頭通りを通り、環8に出、蒲田経由で川崎に。尻手駅を見つけるのに少し迷ったが無事到着。タンデムは慣れるまで怖かったが、久々のバイク体験は心地よかった。風を感じられるのがいいねぇ。

 一眠りして起きたら、もうお昼。今日の予定の呑みがお流れになったので、日記を書くなど、大人しくすごすことにした。ACなどの言葉を確認するために資料を引っ張り出たり、言葉を考えたり・・・たかが日記に何をしているのだろう。<自分
 遠方に住む友達に夕方、電話。フュージョンっという市外電話サービスに加入したところ、5/16まで10時間通話のキャンペーンとのこと。インターネット回線を利用した電話の音質がどんなものか確認の意味もあって電話してみた。音質は悪くない。これで全国一律24時間3分20円というのは他社と比して十分安い。山口や北海道の知人にも気楽に電話できそうだ。
 食材を片付けるために自炊。丹沢の直売所で買った野菜を調理。里芋の皮をむくのは買って13年目になる万能包丁。対して研いでいないのに使える。ステンレススチールの凄さを体感するねぇ。尤もそれなりに切れなくなっているので、ヒヤヒヤすることもしばしば。
 お気に入りのCDを掛けて、晩酌。里芋の煮物はホクホクした味。「極上吉乃川」も美味しい。クーッ!(*_*)/
 PBM運営会社のT社のオフィシャルイベント(オフイベ)に参加した。
 会場はJR大手町駅前の「きゅりあん」。エターナルヴォイスTCGというトーレーディングカードゲームの大会も行っていた。同じエリアで遊んでいる人と出会い、交流した。T社は8月からインターネット環境ONLYのPBMを開催する。今回の趣向は「影技(シャドウスキル)」という漫画の世界を使う版権物という点。アニメにもなったのでそれなりに参加者を得られるのではないだろうか。
 オフイベ終了後、同施設の4階で今度はプライベートイベント(プライベ)が催された。プライベはゲーム参加者個人によって行われている。こちらに顔を出した後、有志5人で近場の居酒屋で軽く呑んだ。
 18時半に別れた後、吉祥寺はシルバーエレファント(シルエレ)に。ぱぶりかのライブがあるのだ。地下に降りると、珍しくも椅子が並べられてあった。対バンにブルース系が多いからか。グルーピー仲間を見つけ、席に着く。
 ぱぶりかはいつもと趣向を変えて、ヴォーカル/ギターのどぶさんの影響の受けたブルースを意識した選曲、珍しいのはカバーも2曲。ヴァイオリン/ヴォーカルのてつやさんの声が響きわたって彼らのライブが始まる。彼女の朗々と歌う声が心地よい。様々な貌をもつぱぶりか。時に爆音バンド。時にアコースティックバンド。今回はブルースバンドの顔を見せてくれた。このバンドが好きなのは、全員がライブを楽しんでいるのが表情から読みとれるところだ。少し厳めしそうなドラムのぴざさんや演奏中は堅い顔つきのベースのかんぞうさんも一瞬ニヤッとした表情を浮かべる。メンバー全員の人柄の良さがよく判る。
 今回はいつにも増して時の経つのを短く感じたライブだった。7曲があっという間だった。ぱぶりかは今回、お馴染みさん感謝企画立ち上げとしてスタンプラリーを始めた。5回ライブに来ていただくと、もれなく「一瞬、受けの取れる、お手製グッズ」をプレゼントとのこと。
 ライブ終了後、打ち上げに参加した。会場は魚民。入店、22時過ぎ。楽しく呑む。気がつくとまともに帰れる電車は無くなっていた。仕方ないので・・・そのまま呑み続けた(爆)。宴はこれからだった・・・
 奥井亜紀ライヴ、渋谷エッグサイト。整理番号順のはずの入場が、遅れた開場の末にダラダラと適当に近場にいた人からの入場になった。事務所のスタッフがだめなのか、それともエッグサイトにスタッフを割く余裕がないのか。事務所とエッグサイトの運営能力に不安を覚えた。組織の状況は末端で判るものだ。

 そんな出だしだったので、テンションが低くなっていたが、亜紀さんが登場し、歌声が飛び出すとそういう嫌な気分も飛んでしまった。髪型が場所に合わせたのか、弾けていたために、登場した瞬間は思いっきりR&B色の強い歌を歌うのかと懸念してしまった。その懸念も伸びのある声によって歌われた馴染みのナンバーでかき消えた。
 初めの数曲は励ましソング。聴くもの、歌うもの双方に訴える。
 「歌うことを辞めたあと、家事などをしていた。あるコンピレーションアルバムのヴォーカルを頼まれたことが復帰のきっかけだった。」とその時の歌を歌った。
 「この間、アダルトチルドレン関係の本を読みました。そして『銀のスプーンで』はアダルト・チルドレンの悲しみに似ているんだって気付きまして・・・」
 読んだことありますか?との観客への呼びかけに「はい」と答えたのは私だけだった。このMCに激しい感慨を抱いたのはライブ会場では私一人だったようだ。それにしても・・・亜紀さんの口からAC(アダルト・チルドレン)(*1)の言葉がでるとは思わなかった。いや、思わないわけではなかった。
 『銀のスプーンで』 彼女のデビュー曲であり、CDでは菅野よう子さんがアレンジしている、繊細で美しい歌。
  「迷いこんだ子猫のように 君は無邪気に笑うけど
  信じられない人ごみの中 いくど傷つき叫んでいたの
  時がかけてく 私のうしろ ふりむけば笑ってる 自分が見える」
 誤解を恐れずに言えば、私は以前から彼女の歌にAC的なものを感じていた。そのために本人の口からACという言葉を聞いたときに動揺してしまったのだ。
 ターンAガンダムというアニメの後期エンディングテーマの「月の繭」や魔法陣グルグル(第一部)というアニメのエンディング・テーマの「Wind Climbing」などが歌われた。月の繭は富野監督が自ら作詞し、菅野よう子さんが作曲した歌。
最後に歌われた新曲の「大樹」は無明の闇の中で内なる小さな光を見つけた・・・そんな歌。
 アンコールは「My Best Song」。この歌は彼女にとって重要な歌。以前担当していたまんたんミュージックという深夜ラジオが切っ掛けになった歌。深夜ラジオのパーソナリティ(*2)という「語り部役」をロールプレイした彼女はMCでも「今、自分が考えていること」を信頼関係にあるファンである私達にあけすけに語りかける。その姿勢に対する共感が活動中止になってもファン活動が続いた原動力だったと思う。

 ライブ終了後、ファン同志20名ほどで交流会が開かれた。下は16歳から上は・・・歳ぐらいまで。幅広い年代層。そういえば、会場には北は北海道から南は佐賀、熊本から来ているという話だった。久々のワンマンライブということで「すわ、渋谷!」と馳せ参じてきたのだ。

 それにしても、エッグサイト、新装しても相変わらずあまり音響良くないね〜。

(*1)ACという単語は激しく誤用されている言葉だ。「大人のような子ども」という勘違いはさすがに無くなったが、「子どものような大人」「自分の不幸を全て親のせいにする甘えた奴」という誤認はまだ広くあり、そのように使う人の英語能力の無さと術語に対する無知振りをさらけ出し、かつ、その悪いイメージのために自分を再定義する際に使うのをはばかれる様な状態にある。言葉の生命力を奪ったという意味ではこれも言葉狩りだろう。信田さよ子は「現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人」と定義している。ACは他人が診断するための言葉ではなく、自らが自らを定義、認知するための言葉、アイデンティティである。それまでのロールがどんな役(他人の脇役)であったのか把握し、その上で自らを自分の人生の主役にするための橋頭堡なのだ。現在は「サバイバー(生存者)」という言葉が意味的に誤解がないようにと使用される流れにある。

(*2)オールナイト・ニッポンや彼女が担当したまんたんミュージックの様な深夜番組のパーソナリティを担当する人の幾人かは「モノローグ」だと認識していたラジオが「ダイアローグ」であることに気付く。マイクの向こうに真剣に聞いてくれる誰かがいる。その存在を感じる。見えないものが見えてくる。「ニュータイプ」という言葉は挫折したが、そのコンセプトは未だ求められていると思う。

 19時少し前、六本木交差点の誠志堂書店前に怪しい人だかりがあった。
野田幹子MLのオフ会参加者の面々だった。これから向かう会場は会員制のバー。余り公に出来ない理由があり、メールでも会場の詳細を流していない。集合時間に間に合わない人は縁が無かったと諦めてもらい、参加者一行は秘密の場所に向かった。

 ドアを開けて店内に入ると、ソムリエール野田幹子さんが笑顔で迎えてくれた。まずは純米吟醸「瀧自慢」で乾杯。参加者19名と野田さんやゲストの藤原弘奈さんなど総勢25名ほどが決して広くない店内にいるために、自然に立食パーティとなる。新しいシェフが作ったおつまみに、次々と出てくるワイン。野田さんに注いでいただくことも。
 自己紹介の後はしばし歓談。左隣の方達とイタリア製のバイクの作りのとんでもなさやバイク便について話したり、海外駐在体験のある方からオマーンの石油プラント建設途中の逸話などを聞いたり。
 イタリアの工場の信じられないような品質管理。思わず不具合部分をデジカメで撮って「これはあんまりでは?」とメールしたら上層部にまでそれが出まわったらしいという話。「でも、これが乗ると味があるんだよねぇ。不思議だよ。」
 オマーンで作業していた人達は日本人とは働きに対する意欲が違うという話。ラマダンのときは尚更働いてくれないらしい。もっとも、気候が厳しく4000人も働いていれば何人も倒れるらしい。彼も熱射病で倒れて、危うかったことがあるという。脱水症状で30mぐらいしか動けない状態で同僚の部屋まで助けを求めたという。もし同僚がいなければどうなっていたかと。ハードだ。それにしても・・・気温52℃で湿度100%・・・想像すらしたくない。中東は砂漠の国というイメージがあったので、熱くても乾燥しているので過ごしやすいと思ったら・・・海沿いは全然違うとのこと。気を付けよう(何を?)
 前回、舞い上がっていて呑んだワインを全然チェックしていなかった。今回は幾つかラベルの記述を書き写してみた。但し、酔った上でのことなのでスペルが多分に怪しい。
 PEGASUSU DUY [PRIMADONNA 1998](ニュージーランド):赤。野田さんが「私の事よ〜(笑)」と言ってました(^-^)
 RIOIA,RESERVA 19995 FINCA VALPIEDRA(スペイン):赤。
 PELEE ISLAND WINERY [VQA Plee Island VQA,1997](カナダ?):この辺から記述と記憶が怪しくなってくる。
 PELEE ISLAND WINERY [CHARDONNAY 1998](カナダ?):赤・・・だったかなぁ(汗)。
 CASTILLO DE MOLINA [LONIUE CHIE 1999] Cabernet Sauvignon(チリ):赤。
 MOULINS DE CITRAN 1997(フランス)
これ以外にも数本出ていたと思う。呑めなかったり、ラベルチェックできなかったり。

 企画として、クイズ大会。お昼まで沖縄にいた野田さんからのお土産が賞品。クイズは質問に野田さんが色紙に答えを書き、それを当てるというもの。「今年、日本一になる球団は?」「もし歌手やソムリエールになっていなかったら何になっていると思う?」「無人島に流されることになりました。3つ持って行けるものがあります。何?」など。熱烈な野田ファンの女性が哀願の目で野田さんに訴えた結果、無事(?)正解して賞品と答えの書かれた色紙をゲット。私はゲットできず。ぐふぅ。
 クイズの後はまた歓談。和気藹々、おしゃべりを楽しむ。この時、野田さんに持参のCDにサインしてもらったり、ゲストの藤原弘奈のCDを購入したり。
 2時間はあっと言う間だった。またこのような会が催されることを願いつつ、野田さんとお別れした。会費は11K円。これを高いと考えるか、安いと考えるか。

 ファン同志でおしゃべりし足りない5名で六本木駅近くの居酒屋に。そこで思わず野田さん論議をしてしまった。二人ともファンであるが、アルバムに関して捉え方が少し違っていた。まあ、こんなことを語り合えるのも嬉しいことだ。(財布を気にしなければ〜)
 自室に戻ってきてから酔いが回ってきた。ネットに入って、チャットするもそのまま意識を失ってしまう・・・携帯が鳴って、気が付いた。助かった〜。嬉しいコール音(笑)。

 薄ら寒い夕方、渋谷から銀座線に乗り換え、外苑前駅に。南青山マンダラの裏にある「GALA of TOKYO」というお店を探す。レストランと聞いていたが、言葉の印象とはちょっと違う感じ。ここで「Windfall」というバンドのライブがあった。このバンドはキルシェにアコーディオン奏者としてサポートしている阿部由佳さんが「宗田靖子&クラレット」の宗田靖子さんと山本正彦さんと組んだバンドだ。余り調べないで望んだので、この二人の実績と実力を知らなかった。てっきり阿部さんと同年代の方と組んだのだと思っていたのだ。
 演奏が始まって、驚いた。アコーディオンとギターの掛け合い。清流のように爽やかで澄み切った歌声。ケルトミュージックが体に染み込み、聴いていると体が自然に動く。
「ああ、なんで日本人なのに、こんなにケルトミュージックが身にしみるのだろう」と言う感慨を抱きながら。
 「Windfall」には棚ボタという意味があるという。どんなものだろう?と疑問符付きで観に行った私にとって、この夜はまさに「Windfall」だったと言える。

 6時半、起床。8時、小田急線新宿駅急行ホーム集合。渋沢駅を降り、バスに乗る。バスを降りると、もう丹沢山系の入り口だ。
 居酒屋「たまははき」主催の「たまハイク」。丹沢山中の沢で野草鍋を食す趣向。老若男女併せて20名ほどの参加。
 呑むためのイベントなので、バスを降りてすぐビールを買って、飲み始める。少し歩いて川沿いの小道に入る。しばらくすると沢に出て、更に上るといつも鍋をする場所にでた。
 親父さんと女将さんは竈と鍋の準備。それ以外の面子は付近に生えている野草を摘みに散開した。このあたりで採れるのは、セリ、ミツバ、ノビル、そしてアケビの芽など。
 セリはあちこちに生えている。ミツバも植生が判るとどの辺りに生えているかわかる。
 ネギの仲間のノビルは少し掘る。生のまま、味噌をつけて食べると美味しい。アケビの芽は蔓の先の部分なので高所のある。ちょっと貴重品。いずれも全て取り尽くすのではなく、いくつか残して採取する。自然の恵みを分けて頂く心持ち。来年また採取できますように。
 採りたてのミツバを使ったサラダの美味しいこと。野草鍋も旨い。お漬け物や卵焼きなどの持ち込みも。いつも店で呑んでいる二級酒が更に旨く感じる。
 参加者に今度ライブをする清香ちゃんもいて、宴の途中でライブ告知。場所はたまははき。まだそれほど予約がないとのこと。そこでちょっと質問してみた。「どちらかといえば、和み系という感じかな〜。歌いたい歌が沢山溜まってる」とのこと。個人でシングルやアルバムを出したことは知っていたし、アルバムは所持している。ライブでウクレレを弾く吉田孝さんとは、ローズ・アンリミテッドというユニットを組んでいる。こちらでも数枚アルバムが出ているという。ノーチェックだった。
 ネットで検索して驚いたのは、それ以外にも色々な所に顔を出しているところ。「LIFE GOES ON」というバンドのライブで一時ヴォーカルをやっていたことを知ったときには、「うわ、こんなところでムーンライダースと繋がるとは!!」とディスプレイを前に仰け反ってしまった。「ヴィータ・ノヴァ」の『SUZURO/Vita Nova』にもヴォーカル参加していたとは。このアルバムは未購入だったのでチェックできていなかった。
 しかし、今回本人から聞いて一番びっくりしたのは、OVA「僕の地球を守って」の『時の記憶』という歌を歌っていたこと。げーっ、菅野よう子さんとも繋がっているのか〜。
 引退したというのは、こちらの情報不足による勘違いだった。トホホ・・・。とはいえ、逆にライブが楽しみになってきた。どんな歌を披露してくれるのだろう。

 鍋が終わり、皆ほろ酔い加減になってきたときに、落ちてくるものが・・・雨だ。
いつもならば、ゆっくりお昼寝した後に撤収するのだが、さすがに雨となるとそうもいかない。急いで後片付け。残った野草を分けてもらう。それからが大変。パランパランに酔っている者、数名。なのに敢えて元来た道ではなく、沢を登るルートを選択。思いっきり藪こぎしたり、川を渡ったり。雨が降ったせいで、振舞うつもりでもってきたパーコレーター一式は開けることなく、荷物のまま。更に酔ったオヤジの荷物も背負うことに。今回、女性の参加が多いためにポーター役が少なかったため。
 どうにか停留所まで降りてこられた。傍の店に入って、お疲れ様の打ち上げ。ここでもビールを飲む面々。ミソラーメン、350円は安いなぁ。その後、農産物直販所でキャベツを1個100円、イチゴ1パック250円で購入。安い!
 無事に小田急線に乗れた。2歳のお子さんや、幼稚園児もいたけれどトラブルは全くなかった。大人のヨッパライの方が大変だった(汗)。
 今回、汚れてもいいように見栄えを二の次にした格好で出かけた。それなのに・・・18時半。私はタワーレコード渋谷店にいた。薄汚れたマウンテンパーカーに身を包み、キャベツやイチゴなどで荷物がパンパンになったデイバッグを背負って。回りのファッションとの余りのギャップにクラクラする。
 19時から「ザバダック&キャラメルボックス」のインストアライブがあった。ゲーム仲間から入場整理券が余っていると誘われたのだ。雨が降ったお陰でやって来られた。
 劇団キャラメルボックスの「風を継ぐ者」という劇にザバダックの吉良さんが音楽サポートとして参加し、そのサントラが発売された。かなり好調な売れ行きらしい。らしいというのは、私はまだ買っていないから(汗)。
 ある程度予想されていたことだったけれど、観客のほとんどは劇団キャラメルボックスのファンの方々だった。かつてこれほど、ザバダックファンの割合の少ないザバダックを銘打ったライブは見たことない。それは演奏者の吉良さんにとっても同様らしく、かなり緊張していた。「ほら、手が震えてますよ」 進行は、最初、団員を交えたトークショウ。そのあと、ライブ。そして、小金井兵庫役の岡田さんと沖田総司役の菅野さん、そして吉良さんの握手会。
 「まだ、劇も見ていないし、この格好で握手に望むのもなぁ。」と退いていたのだか、せっかくだからと握手。岡田さんのサインの入ったポストカードも貰う。それを誘ってくれた彼女にプレゼント。居合わせた関東ざばうた友の会の主催者さんも彼女にプレゼント。キャラメルボックスのファンではない我々には余り価値のないもの。一番喜ぶ人が持つべき。
 余りにザバファンの知り合いに合わなかったことに驚きを感じつつ、でも今回の劇主題歌以外に、「遠い音楽」「小さな宇宙」そして「Tears」が聞けたことに満足し、帰路についた。渋谷の街はまだ雨が降っていた。

 いよいよGWに突入。色々仕込んできたこともあって、イベントが目白押し。イベントが多いということは出費も多いということ。とりあえず、野田幹子MLオフは参加者が多いこともあって10kほどで済みそう。
 今日は原宿ルイードで行われたイベントを見に行った。「あしあと伝説」というイベント。インディーズバンドの中で私が今、最も惚れこんでいるバンド「Public-A!(パブリカ)」が出演すると聞いたからだ。
 このイベント、主催者が応援したいバンドに演奏する場を与えたいという趣向で開催されているらしい。[サイト−>リンク]
 そういうことなので、他のバンドの演奏も期待して望んだ。「auf Reize」、ノリが面白い。「カリスマライフ」、腰の入った女性ボーカルに惹かれた。でも、このバンドは今回で解散してしまうそうだ。うーむ、残念。「super NOVA」、打ち込み系バンドだったのだが、シンセがトラブって一時はどうなることかと思った。「LaVie」は名古屋が本拠地のロックバンド。ルックスも歌もカッコイイ。そう遠くない日にメジャーデビューするのではないだろうか。手持ちのお金に余裕があったらCDを買ってもよかったな。
 「パブリカ」は4番目の出演だった。6曲演奏。彼らも楽しそうに演奏していたし、私も楽しく聴いた。今回はしっとりと聴かせる曲が割と多かった。ルイードは音響がいいのか、PAさんがいいのか、いつもよりも音のバランスが良かった。さすが、名の知れた箱だなと感じた。
 イベント終了後、打ち上げに参加。しかし、始まるのが23時と遅かったので、翌朝出かけなければならない私は途中で退席しなければならなかった。

 ゲームの世界ではよくあることだが、似たような事は続くもの。
昨日天文部OBの仲間と呑んだと書いたが、今度は写真部OB会のメーリングリストが発足した。今まで連絡がうまく行かなかったり、間があいたりしてOB展の開催は中々大変だったが、これでかなりスムーズに行くのではないだろうか。
 年に1回、飲み会が開かれているとはいえ、MLという形で再び繋がるとやはり違うものだなと思う。飲み会はわずかな時間会うだけなので、互いの近状報告レベルで終わってしまう。しかし、MLとなるとその運営が上手くいっていれば日常的な交流となる。写真部の暗室兼部室には暗室ノートというサークルノートがあった。伝言ノートだが、あれと同じノリになるのでは。すでに単なる近状報告だけでなく、情報交換が行われている。
 距離というもので離れていた人間関係が再び接続された。さて、これからどうなるのだろう。割と個性的な人が多いので、話題も含めて楽しみだ。

 しかし、こうなると探検部のOBとも会いたくなってくる。個の集合体だったから、継続的なOB会という形は難しいだろう。そもそも皆、今どこで何をしているのか。いつか会う日もあるだろう。互いが生きてさえいれば。

 東京から仙台に戻った友人が出張でやってきた。もう一人の友人と3人で溝の口で呑む。
移動してまだ一ヶ月余りなので、久々という感慨はないがそういつでも呑める相手ではないので一緒に呑める機会は逃さないようにしている。黒ビールを呑みながら、ダラダラと話す。
 天文部OB会のサイトを立ち上げているのだが、最近全然更新していない。それをどうにかしようという話で盛り上がる。
 まずはトルコ日食ツアーの日記がまだアップされていないのでそれをアップしようということに。私もリアルタイムでノートにメモを取っていたのだが、皆既食前で止まってそのままになっている。ようやく一人が書き上げているのでそれをアップしようということになった。
 お次はアフリカ日食ツアー関係だろう。ツアー当日までは旅行先の情報収集や予防接種など旅立つまでに発生するイベントについて、無事に帰国したらアフリカでの顛末やその後のイベントについて忘れないうちに書き上げてアップしてもらう。情報的価値があるコンテンツがあれば活発化するはずだ。

 味の判る友人は仙台で旨い店を色々発掘、開拓している。そのうち遊びに行きたいものだ。
 出張疲れというか寝不足が祟って体調が良くなかった。早く仕事を切り上げて・・・ソーイングマシーンというバンドのライブを見に行った。彼らのライブに興味あったが、四谷天窓という新しいスペースにも興味があった。アコースティックなバンドを中心にライブを行い、それ以外は和風のバーとしてやっていきたいという。場所は四谷フォーバレーがあるビルの2階。
 彼らを知るきっかけは、昨年12月28日に表参道ラ・パン・エ・アロにて行われたライブイベント。追いかけているバンドが参加するというので駆けつけた。そのときの対バンの1つが彼らだった。受付はこのイベントの主催者である、おおはしさつきさんだった。
 中に入る。スコッチのロックを注文し、席を探す。スペースは大きくない。どちらかと言えば小さい。そのため、ステージと客席の距離が短く感じられる。特徴的なのは後部に3〜4畳ほどの座敷があること。あぐらをかきながら、ライブを愉しめる。確かにフォーバレーとはコンセプトが違う。
 ソーイングマシーンはヴォーカル+アコギ、ギター、バンジョー、ウッドベース+ハイハットという構成の4人組だ。「武蔵野青年浪漫」をコンセプトにフォークミュージックの新たな地平を目指している。 ノリは決して堅苦しくはなく、いい感じのオチャラケが味だ。バンジョーとウッドベースの音が心地よい。
 ライブ終了後、アンケートを書いているとさつきさんに声を掛けられた。「もしかして、パブリカの・・・」「ええ、昨年のイベントを見に行きましたよ。」 で、気が付くと打ち上げに加わっている私。場所は先程の座敷。バンドについての話や今日のライブの感想など話したり。さつきさんに4/28に原宿ルイードでパブリカのライブがあることを伝える。折角の繋がり、維持していきたいもの。体調がよくないので、酔いやすい。早めに席を立った。
 小泉さん、総裁選、勝ちましたね。まあ、これから大変ですが頑張って貰いたいもの。

今回の選挙そのものは自民党にとってイメージ戦略としてはかなり旨く行ったイベントだったと思う。それは総裁が誰になったという結果によるものではない。その過程がマスコミを通して示されたところが重要。それも議員連の右往左往ではなく、各県連の動き。つまり予備選。この件が面白いのは決して上層部によって仕組まれたことではないという点だ。
 自民党員ではない(ましてや他の党員でもない)私にとって政党は抽象的な存在だった。派閥政治の温床など実態がどうであれイメージを通して認識していた。そして党員はそのイメージを維持する構成要素として捉えていた。
 当たり前だがこのような認識はその方法からして間違っている。しかし、今回の予備選の様子を見るまではその過ちに気がつかなかった。
 各都道府県で行われたの様子が伝えられた。その投票風景は「普通」の投票風景だった。そして票を投じる人も「普通」の人だった。なにを当たり前と言われるかもしれない。しかし「派閥政治に拘る、悪しき自民党」というそれまで私が参加していたゲームの設定を重視するならば、投票に来る人々も悪役でなければならない。しかし彼らは「普通」だった。
 政治に余り関心がなかった故の単純化。「認識」を改める必要が生じた。多元的、かつ具体的な資料を元にして。
 それにしても、今回一番情けなかったのは自民党以外の政党だった。単なる「文句言い」政党としてしか振舞えなかった。残念だ。

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