午前10時に東京芸術大学　大学美術館に茶道具勉強会の面々と集合。電車を1本乗り過ごしたのだが、遅刻せずに済んだ。今日はここで催されている『日本近代美術展』を見学。題名からすると大した事ない感じがするが、実はちょっと違う。韓国国立中央博物館所蔵の品々。何故、韓国？と思うだろう。戦前、朝鮮王室の李王家の財産を減らして力を弱めるという政治的な目的のために収集させたもの。韓国にとってはかなり屈辱的な品々で、それゆえ公開される事も無く半世紀以上も保管され続けてきた。とはいえ、博物館職員の仕事は確かできちんと管理され、結局日本にとってタイムカプセルから出てきたように立派な保存状態の作品に再会することになった。これを先生の解説を頂きながら鑑賞することに。といっても、先生も忙しい方。全てを観て回ることはせず、価値の高いものや面白いものを駆け足で観て回る感じ。解説が終わってから、各人が思い思いにゆっくり観て回るという形式に。
　絵画は当時のいわゆる「売り絵」も含まれている。逆に言えば、余り表に出てこない作品、歴史の流れに消えた作品があるとも言える。
　ここで展示してある作品で注目すべきものは、この展覧会のチラシの写真が載っているもの。絵画よりも工芸品に傑作が多いらしい。岩田ガラスの岩田藤七の作品とか、漆物の世界に白を加えた松田権六の作品とか。絵画も確かに堅山南風の群青色に足を取られる。
　続いて、5／5まで併設されている「日本の洋画　明治・大正・昭和前期展」。これは芸大が買い取った優秀な卒業制作の作品と著名な卒業生の自画像、それ以外の買い入れ品などを展示している。美術の教科書に載っている「鮭」などがある。洋画排斥の時代と以降で画面の雰囲気が違う。黒田清輝の「婦人像（厨房）」は足を止めさせる作品だった。徳川慶喜の水彩画など歴史的価値のありそうなものや名前を出すだけで立派な面々の作品。卒業制作が優秀でもその後ぱっとしなかったり、学生当時はぱっとしなかったのが今は・・・・という作家も。自画像は時代風景を表していて、個別に見る以外に歴史の流れとして見ることもできる。
　赤松麟作の夜汽車という絵の中にいる婦人が元文部大臣に似ているという話を彼女が来場した折りに先生が振ったところ流石に別人ですよと笑われたらしいが、赤松麟作がこの作品の登場人物が知人をモデルにしていたので親戚の方だった可能性はあるらしい。
　一回りしたので、解散。駆け足で回ったところを再度ゆっくり見て回る。昼食を美術館内にあるレストランで昼食を食べる。オークラの料理が気軽に食べられるのがいい。
　上野公園を突っ切ろうとしたところ、大勢の学生達の姿が見える。コーラスが聞こえる。貰ったチラシからすると山形の寒河江市立陵東中学校3年生の皆さんらしい。旅先で合唱するのが伝統になっているようだ。
　
　原宿駅を降りて、「ふしみ」へ。今日もお休みだ。うーむ。ちょっと嫌な予感。
　そのまま表参道を歩く。同潤会アパートは銀座のあの歴史建造物級に古いマンションと同様にギャラリー棟になっている。と、小さな立て掛け看板があった。写真展らしい。その看板をTVカメラで撮っている。なんだろ。『ヒトトヨウ×サノマサミ1DAY写真展』。後で知ったのだが、今日、東急池上線池上駅から歩いて直ぐの池上本門寺で一青窈がライブをやるらしい。それとリンクしたイベントだったようだ。
　一青窈という人。こんなにブレイクする前にあるラジオで語っていた話にちょっと引っ掛かっていた。どうもこのブレイク振りに乗れない。それもあって、ちょっと寄り道して覗いてみることに。
　狭い階段を上がって狭い部屋に入る。写真展はまぁ予想どおり、彼女が被写体の写真。それが壁に鋲で留める形で10数点張られていた。歌手「一青窈」ではない「一青窈」の写真。この写真の被写体は「一青窈」である必要があったのか？「一青窈」の何を撮っているのか？何の「一青窈」を撮っているのか？
「一青窈」に対する関心の強さ故にこういう写真群があるのだろう。「一青窈」のパーソナリティに。「カワイイ」「オシャレ」という空虚な感想しか口にできない観客。でも、それはそれ故に適確な感想なのだろう。tv局が取材でカップルに要求していた感想も。
　メッセージノートが2冊。私も書き込もう。と、他の人の書き込みに1つの書式が見られた。「ようさんへ」という書き出し。それがほとんど全員。それって、どうなんだ？そして「ライブ、見に行きます」がつづく。まさか、これからライブがあるので全国から駆け付けたファンが書き込んでいたのだとは気づかず。ただ、ちょっと異様に思われた。私は写真の中にいる女性に女性性よりも少年性を垣間見たので、それを書き、そして最後に記した。「未だに貴方が天性のroleplayerなのか、dollなのか判断できません」と。
　
　青山通りにぶつかる。ワンダフルワールド青山店・・・には入らず（ぉ、左に。いい加減、歩きつかれたので落ち着ける喫茶店があったら入りたい。ようやく見付けた。入り口に「・・・に閉店します。」と書かれたボードがあった。「へぇ、もうすぐ閉店してしまうんだ。」と思いながら、ダージリン　エクストラファンシー　カリポンという妙に長い名前のお茶を頼む。ポットサービスなので割と長く楽しめる。
　上の階に上がり、ノートパソコンを広げて、日記作成。ライブが始まるまでの間、ここで過ごすことに。どうも周りの雰囲気が変だった。馴染み客らしい人達が、店員と妙に話しをしている。会話の切れ端からようやく判った。閉店する日は4／20。つまり今日だったのだ。偶々歩いて見付けた、その日が閉店日だなんて・・・。店の名前は「Peet’s Coffee&Tea 南青山店」。店員の応対がとても良くて心地よい店だったのに。帰りがけにこれで最後だし、半額セールということで紅茶缶を3つ、6K円分買うのは我ながらオバハン臭い行動だ（沈）。
　喫茶店を出、途中コンビニに寄ってから、南青山MANDALAに到着。

　こちらKGBの公演を見にいった。ここって前は素直に「KGB」という劇団名だった気がするのだけど‥‥おとなの事情かもしれないので突っ込むのはやめよう。
　keikoさんに連絡をとって、チケットを取りおいて貰っているので入れないことはないが横浜相鉄本多劇場はそれほど大きくないはず。席確保のためにもあまり遅くない方が良いだろう。
　受け付け。DIRASの名前で取ってあると言われたが、係の人に「DIRASです」とハンドル名を言うのは憚られる。並べられているチケットの中に自分のハンドル名が書き込まれているのを見付け、それを指差して「これです。」　後はトラブルもなく、席に付けた。
　劇はこの劇団の団長である河嶋政規氏の最初の脚本と去り行く仲間に捧げた脚本の2つの劇を連続して行うもの。keikoさんは最初の劇に出演。劇そのものはタイトルそのままのコミカルなSFもの。「楽しかった」と言わせるのが目的の劇。2番目は登場人物の中に演劇を続けている者と演出家を志しながらも挫折した者がいて・・・というこれも軽い作品。久々に劇団カタコンベ以外の小劇団の演劇を見た。お金を払った分、楽しませてくれた。
　劇を見て、驚いたというか気がついたことがある。誰かに似ていると思ったのだ。実際に姿形は違うのだが、演じているときの雰囲気が劇団カタコンベに所属していた谷藤幹枝さんに似ていた。今後、奥行きのある舞台女優に化ける人かもしれない。

　奥華子さんの久々のライブ。会場は前にも出たことのある原宿GIGZOO
イベント名：Live in the Sunshine Day Revival Female Style。ariさん、成底ゆう子さん、信保陽子さんが歌った後のとり。お陰で仕事が終わった後に駆け付けても大丈夫だった。
　ぼんやりした感じでステージに登場。客席はまだざわついている。しかし彼女が声を発した途端、客席が静まり返る。彼女のファンや知り合いが多いからだけではないはず。等身大の自分を意識せずに出せる、出してしまっている。そこに惹かれるのかもしれない。

　チャットに入ると、MT14のリプレイが到着したかどうかが話題の中心。予定通りだと昨日のうちに発送されているはず。となれば、札幌市内のPLさんのところには今日届いてもいいはず。しかし、未着の呻きが聞こえるのみ。札幌でそうならば神奈川県は更に遅くなる。19日に届けばいいが、最悪21日到着かもしれないな。
　今回も至る所で大きな動きがあったはずだから、皆その結果を早く知りたがっている。

　黒磯や那須の里はようやく桜がほころび始めていた。
　週末をこちらで過ごせば、お花見ができるかもしれない。・・・そんな事を考えるのも、作業中は窓1つない暗い部屋にいる反動か。
　工場内にある寮にずっと私物を置きっぱなしだったので、回収。なんやかんやとこの建物にもお世話になった。楽しい思い出や怪しい思い出がある。PHSが繋がればもっといい思い出が一杯だったのに（ぉ。
　寮に泊まれなくなるということは、ますます出張者が孤立してゆくことになる。煤けないように気を付けないと。って、そんなに来ないよなぁ・・・多分。
　
　帰宅してネットに。今野隼史さんに依頼したOMCが上がっていた。回線状態が良くなかったのでアップされているのを確認できていなかった。出来は、もちろん満足。映画の1コマみたいなシチュエーションを空気感も含めて描ける絵師さんはOMC登録絵師にも余りいないと思うので貴重。今後も依頼して行きたい絵師さんの一人だ。

　準備作業のため、那須に出張。割と荒れている測定室や汚れていた歩道などが綺麗になっているかの確認や、適当なアベレージング回数などの測定パラメータの決定など。来週の測定作業に際し、滞りが発生しないように色々チェックした。ちょっとしたトラブルが発生したりして、上がったのは21時。
　予約していあるホテルにチェックインする前にホテル近くの大型スーパーに駆け込んだ。夕食と朝食にする食料品そして晩酌のためのお酒を購入。
　旅の窓口にはホテルを利用した人が感想を書き込む掲示板がある。そこには「古いが管理が行き届いていて快適」という感じに建物の古さがみな枕詞になっていたが、それほど否定的な書き込みがなかったのでチェックイン時もそれほど不安には思っていなかった。もっとも特別枠なので安かろう悪かろうの部屋に案内されるかもという不安はあったが。幸い、特別に怪しい部屋に案内されるということもなかった。それどころか、部屋が空いているからなのか、管理が楽だからか3階の階段近くの部屋をあてがわれた。しかも、ツイン。部屋が狭いかったらと気に掛けていた上司も一人にツイン1部屋を宛がわれたら文句などあるはずもなく。
　窓枠などをチェックすると確かにいい加減年期が入っていることが判るが、別にそれほど気になることもない。工場内の寮の方が（以下削除）。
　ただ、予想と違った事が1つ。airH”の回線状態が良くない。いや、酷い。これではまともにチャックが出来ない。窓を開けた上で窓の側にいればいいが、それでも不安定。おそらく外にでればいいのだろうが・・・うーん。

　いと。さんとやすゆきさんのイラスト受領。・・・がふっ。こんな組み合わせでいいのか？
どんどん、堕〜と落ちていっている気がするなァ。
　
　旅の窓口の会員になった。今年度から出張者は寮ではなく、ビジネスホテルに泊まることになった。・・・はて、困った。何回も黒磯に来ているが、ビジネスホテルを利用したことはない。工場の人は地元だから、ホテルの評判など知らないし。候補としてあげられているのが3つあった。そのうち、一番駅に近いチサンホテル黒磯に泊まる事に。旅の窓口会員特別枠ということで、通常よりも安い部屋があった。どんな部屋になるのか不安だったが、まぁ1晩だけだからとそこを予約。今迄とは違う出張になりそうだ。

　たまライブの今日の出演者は「亀工房[->http://www7.ocn.ne.jp/~kamekobo/]」。ギターとハンマーダルシマーのユニット。ハンマーダルシマーってどんな楽器なのだろうと楽しみにしていた。
　開演ぎりぎりの到着だったので、遅れてしまったと反省していたら「どうした。こんなに早く。」と言われるとわ（汗）。
　ハンマーダルシマーは台形の箱の表に弦が張ってある。音はどことなく大正琴に似た感じか。大正琴よりも表現力が豊かな気がする。この楽器は始まりはペルシャ付近にあり、それが各地に広がっていったものらしい。亀工房が使っているのはアメリカで作られたものらしい。前澤朱美のこの楽器との運命的な出会い・・・は、前澤勝典さんの家に眠っていたのを発見したといものらしい。つまり二人が一緒になる前からやっていた訳ではなく、逆に二人が一緒になってから始めたという事。面白い。
　彼らは全国各地に公演に出掛ける。ワンボックスカーに楽器と大勢の子供達を連れて。それ自体が1つの物語だ。旅と音楽が結びついている生活。
　
　ライブ終了後、顔馴染の人達と相席して呑み。Kご夫妻の会話が気に掛かった。「最近、純米が出るんですよ」と親父さんに行っている。はて？以前から趣味の蕎麦打ちで人を招待していることは知っていたが、そういうときにはこんな言い方はしないだろう。こういう言い方は店を出したりしたときに‥‥まさか（苦笑）
　
　だが、まさかはほんとだった。営業日が印刷されている店の名刺をもらった。週末だけ営業しているらしい。それどころか‥‥「今月のdancyuは買った？」「いえ、まだ。蕎麦特集なので買うつもりですけれどね‥‥（はっ）えっ！もしかして‥‥」
　うーん。まさか、そこまでとは‥‥（感嘆）。そのうちに食べに行きますと約束。それよりもdancyuの今月号を買わないと。
　
　今年も「たまハイク」がある。4／29。野草を摘んでの野草鍋が楽しみだ。

　NHK教育　夜7時から「Papa told me」を原作にしたドラマが始まった。
　
　　　　・・・・・
　
　NHK教育　夜7時から「Papa told me」を原案にしたドラマが始まった。
　
　
　予想に反して・・・という事が無い。原作みたいに奇跡はそう起こらないようだ。
　
　
　そして、大した事ないと思っていた、その後の番組「中学生日記」にヤラレタ。面白い。そして、これが面白く感じれば感じるほど、先程の・・・やめよう。

　ここ最近の私の口癖は「びみょ〜」という言葉だ。
これ、物事を判断するときの言葉。優劣つけがたい時に使う。点数で言えば60〜70点の「可」の辺り。「不可」ではないが、「優」でもない。必要条件は満たしているが、十分条件を満たしているとは言い難いとき。具体的に言えば、ファーストフードやファミレスなどの食事。量産消費される歌、映像、偶像。
　
　完全燃焼、完全充足の感覚を得られない。喉が渇いたときに海水を呑むような‥‥。
　
　
　・・・・・・・なんだ。「びみょ〜」は現代消費社会の生活感情と生活心理を表しているってことか。
　
　そして、今日も「びみょ〜」な生活を過ごす・・・・・・・・・・・
　
　

　MT14PCのバストアップイラストすらまだ発注していないのに、ゲームが始まっていないWT3PCのバストアップを頼むってのはどうよ。＜俺
　それも2PC目・・・。やすゆきさんの枠が空いているのを見て、ほとんど衝動的に発注した辺りがなんとも。相変わらず、細かく説明しきれていない。もっともこれは絵師さんに敢えてお任せするという目論見もあるからなのだが。
　それにしても、ここ数日、OMC関連のことしか書いていないってのはヤバイぞ。
　ほら、春らしく・・・新番組チェックでも・・・（ぉ。

　OMCでヨコ山ヒロ子さんにお願いしたイラストがアップされた。修学旅行を題材にしたイラスト。この絵師さんのセンスは風に身を任せている描写のときに光るだろうと考え、修学旅行先が沖縄であることを踏まえて、「岸壁に立って、あの彼女達に思いを馳せる」というシチュエーションを依頼した。
　全体的な雰囲気は良かったが、PCがかなり今迄の流れとは違うものになっていた。このPCは描くのが難しいのだろうか？他の絵師さんに頼んでも、どうも私が抱くイメージと違うキャラクターになっていることが多い。私が上手く言葉で伝えられないのがいけないのだろうが‥‥

　WT1は正式に終了した。サイトも閉鎖され、思い出ピンナップなどのイラストを見る事が出来るだけになっている。
　。。。しかぁし、まだOMCの発注の方は可能。可能ということで・・・絵師さんをチェックしていると「今野隼史」さんの名を目にした。前にPC二人で「夏の我慢大会：コタツにストーブ、鍋焼きうどん」というシチュエーションのイラストを描いてもらった。その雰囲気がとても良かったので機会があれば、またお願いしたいと思っていた。
　まさか、このタイミングで目にするとは・・・しかしまだマニアックツインは発注できる。ディブファイルCDには載らないが・・・。あうあうあ。結局、発注。朝の登校風景：お約束のパンを齧りながら、学校まで走る二人　という感じで。ふ。

　げーむぎゃざ5月号を更に1冊購入。3PC目の読者参加ゲーム参加はがきの為に。（がふっ）
　かんちゃんさんにお願いしたWT1のPCの思い出ツインピンナップがアップされた。念願のピンナップだったので嬉しい。いやぁ、嬉しいなぁ〜。
　J2さんにお願いした別のPCのフォトアルバム用イラストも受領。前に描いてもらった事もあるので、それほどイメージと乖離していない。
　今から全リプレイとイラストを収録したCDを注文している。今から、それの到着が楽しみだ。

　今日こそは、お花見をしたい。宴会ではなく、お気に入りの桜を見に行くということ。しかし、また出かけるのが遅れた。久々に東急池上線に乗る。池上駅を降りて、昔の寮までの道を歩く。商店街はそれなりに変わっている。東洋ボールの脇を通り、ダイシン百貨店の手前まで来て驚いた。はて？ここはボルボのディーラーだったはず‥‥なんと、工場併設のクリーニング屋になっていた。ずいぶんとベクトルの違う店舗になったものだ。思えば、この「変化」が今日の散歩のテーマとなっていたのだ。
　昔、寮だったマンションまで来てしまった。ここから、久が原駅方面に歩く。安祥寺の枝垂れ桜は流石に散りかけていた。ここまでは予想していた。が、まさか‥‥お寺の裏にある八幡神社の桜の枝が思いっきり枝打ちされているとは予想だにしなかった。お気に入りの夜桜を楽しむことは出来ない。昼間に様子を確認して、また夜にでも‥‥という計画はここで流れた。高級住宅地と工場地帯の境目となっている丘陵の際に八幡神社があり、その脇の坂にはいくつも見事な枝ぶりの桜があって、アーチになっていた‥‥かつて。今は住民からの無粋な苦情（道路に落ちた花びらや落ち葉を全て掃除しないと五月蝿いらしい）などによりどんどん切り倒され、神社の桜以外はとうとう1本しか残っていない。その変化は「すさまじきもの」。ため息をつきながら坂道を登る。個人的に「桜坂」と言ってみたりしていた、それはもうない。
　ライラック通りより1つ東にある細い通りがお気に入りの通り。ここにお気に入りの枝垂れ桜がある。これはまだあった。しかし、この桜もいつまであるだろうか。なまじ、見事な色合いの花なので人が足を止めて見てしまう。自宅を覗き込まれるような感覚を耐えられなくなった時が、「処理」されるときなのかもしれない。
　道の先にさらに桜があるのだが、ここも思いっきり枝打ちされていた。しょぼーん。
　しょんぼりしながら、左に曲がった。その先には馴染みの喫茶店「世比亜」がある。ちょっと歩くと、左脇にある倉庫みたいなところに人だかりがある。はて？なんだろう。記憶にあるのはそこでパン屋のバンが街頭販売していたこと。それなのかと思ったら、学生っぽい男性ばかりが並んでいる。何かイベントでもあるのかしらん？通り過ぎながら、倉庫らしい建物に書いてある文字を読んでみた。「ALL JAPAN 」・・・？　頭上にに疑問符を浮かべながら、世比亜に入った。
　「よう！ひさしぶり。」と声を掛けてくれたが、何も言わないでコーヒーを沸かしてくれる訳ではなく「キリマンジャロ？」と確認された。うぐ。来ていないからなぁ。
　早速、先ほどの集団の話をしてみた。そこで真相が判った。久が原にプロレスラーの長州力が住んでいることは知っていた。どうやら、彼がプロレス道場を開いたらしい。あの集まりは、道場主催の餅つき大会関係の人々だったのだ。エプロン姿のおばさんの姿が見られたのもこれで納得が行く。学生っぽいひょろひょろした男性以外に、妙に体格のいい男性がいたのも。
　道場を開くに辺り、マスターに色々相談があったらしい。話を聞いて納得。ドラクエだってそうだ。知らない街に着たら、何をするか。普通は酒場などで「街の話を聞く」だろう。種を探しに民家に侵入などせずに。
　一休みできたので、次の目的地の「ふしみ」に。がーん！閉まってる。お花見にでも出かけたかしらん。折角、原宿にまで来たのだから‥‥。チャットしながらなので羽目を外して、アンミラ目黒店に‥‥。がーー！！へ、閉店ですか‥‥（吐血）。
　結局、そのまま川崎まで戻ることに。しょんぼりした気持ちを慰めてくれたのは、マユールのシナモントーストセットだった。

　酔った勢いというのは恐ろしい物で‥‥昨日、検討して1PC投入したばかりだというのに、2PC目を検討している。チャットは恐いねぇ。会話中に出てきたネタをそのままPCに。しかも、勢いづいてなので、チェックミスしてしまって‥‥男性のつもりで作ったのに女性で登録していた。がふっ。クールな男性口調な37歳の闇外科医‥‥。
　開き直って、そのままパートナーPCのバストアップイラストを発注。小悪魔的なキャラを書くのが得意な「いと。」さんに依頼した。クマのぬいぐるみを抱えている女の子。メインPCと思いっきり年齢差を出して、そのギャップをネタにする予定。へ？まさか‥‥そんな‥‥メイド服なんて着させていませんよ〜（汗）。
　勢いのまま、昨日帰宅時に思いついたPCを作成。はるおとハルヲ。サポートPCの名前は「イハニー」としてみた。設定通りに読んでくれればいいのだけど。

　WT3「アクスディア」のキャラメイク。
　現代日本を舞台にしたものなので、キャラクターを作りやすい。WT3はWT2がキャラクター作成時に、作成者がイメージを掴みにくいという欠点に気づいた人がシステムに関わっているという噂を聞いた。確かにWT2よりは良くなっている気がする。尤もマンチキンにとっては、これでもまだ駄目なのだろうが。マンチキンが研究している。パラメータ作成システムを理解するために作られたPC、通称「水子」の大量発生からも判断できる。
　とまれ、自分のPC作成だ。WT1が終わったので、そのときのPCをコンバートすることも考えた。が、ちょっと戸惑う。WT1で遊び尽くしたし、愛着がある。下手にムアコックのエターナルチャンピオンのように別のゲーム世界に投入すると、逆にそのPCのunityが失われる可能性がある。愛着があるのだ。クローンはいらない。PLとして入れたい一番の理由が「そのPCでまたOMC発注ができる」というのでは、腐っている。もし入れるとしたら、PCのパロデイとして、受けをとるために作る感じになると思う。
　さて‥‥となるとまた悩む。そこでもっと上に溯ってみることにした。私のPCのモチーフ／原型に。幾つかあるが、そのうちの1つはWT1でかなり意識していたものだったので、今回は避ける。次のものは・・・うぐ・・・随分前のアニメが元ネタだったので、その情報を集めるためにネットの海を漂っていた。
　うーむ。DVDが欲しいなぁ〜。このアニメ全話をヤギねっとのオフ会として、M角さんの部屋で一晩掛けて全部見たことが思い出される。狂っていたなぁ〜。カウベル〜。幾原監督って最近は何を作っているのだろう。
　

　早退して蒲田駅に。駅ビルの花屋で小さな花束を購入。更に書店に寄って、ゲームギャザ5月号を2冊購入。新人の店員さんに確認された。ふっ（遠い目）。彼女には読者参加ゲームというゲームがあることなど知る由もないだろう。参加用葉書のためだけに買い占めるゲーマーについても。
　日暮里駅を降りて、桜が満開の谷中墓地を通り抜ける。まだ夕方なのに、墓地の桜の根元には大勢が。風もないので良いお花見日和。通り抜けた先にある酒屋に寄ったところ、20人分のお酒をオーダーする花見客がいたりしてお花見モード。この店は焼酎に力を入れていて、日本酒は高い値段のものしか置いていない。一升3K円のお酒なんて皆旨いだろう。酔鯨の特別本醸造を選ぶ。2K円。
　坂を下りて、ギャラリー猫町に。松風直美さんの個展「猫畑収穫祭vol.10」（開催期間は4／13まで）のオープニングパーティに参加するために。
　今回の展示の目玉は、いろは47文字から始まる言葉とそれに応じた絵を切り出した切り絵。47種も考えて切る作業は流石に大変だったろう。それ以外に注目なのは、にゃんこ碗。お碗の底に松風さんの猫が描いてある。く〜っ！
　
　持ち込み用に買った一升瓶を提供。花束を松風さんに。会場にいる人は、ギャラリー猫町に関係する猫アーティストや松風さんの知り合いが多い。もしくは、松風さんのBBSの馴染みの人。何かしら物を作る人が多い。中でも驚いたのは、カッターナイフ片手にちょっとした物から猫を削り出す女性。最初、熱心に何を削っているのかと思った。ワインのコルク栓だった。それをオルファのカッターナイフで器用に削って‥‥気が付くと猫の人形に。カッターナイフは彼女のもの。他のメーカーのではなく、これがいいのだと。そして彫刻刀でなく、カッターナイフなのだと。更に凄いものを見せてくれた。割った割り箸の頭の部分を削り出した。先ほどのカッターナイフで。よく細かい物を削れるなぁと感心している間に、割り箸の頭に猫が現れた。う〜ん、凄い。コルク猫と割り箸猫は今、私の部屋のテレビの上で並んで座っている。

　お客は関東近隣から来ているのだが、何故か群馬県に関わる人が多いのに気が付いた。早目に帰られた人は前橋の人だし。ギャラリーで売っている猫の写真はがきを撮影している人は嬬恋村に住んでいる。三原と鬼押し出しの間に住んでいるとのこと。他にも高崎出身や伊勢崎出身の人が。確率的にどうなのだろ。
　パーティ手作り料理を肴に、それぞれが持ち込んだお酒を呑んだ。ギャラリーの人が用意してくれた料理が美味しい。実は料理そのものは余り期待していなかったのだが、いい意味で裏切られた。松風さんが持ち込んだ鮒寿司は‥‥流石に匂いのキツサに敬遠する人が多数。お祝いなので参加費無料なのだが、それでは余りにもということで、日本酒を持ち込んだ次第。酔鯨を知っている人がいて、ちょっと嬉しい。先程の猫を削り出してくれた女性がスコッチをそれもストレートで飲んでいるのを意外に思って話を聞くと、本当のスコッチ呑みの人だった。夜、自室でジャズを聞きながらシングルモルトをやるらしい。う〜ん。日本酒も呑むというので、どんな銘柄が好きなのですか？と尋ねたら、なんと「鶴の友」の名が。何故、「鶴の友」を知っているのか？その訳を聞いたところ、○年前に家族で新潟に旅行に行ったときに泊まったビジネスホテルで薦められた酒屋で日本酒を買って以来、そこから通販して‥‥。新潟？ビジネスホテルで薦められて？酒屋？通販？　‥‥‥‥早福だ。「八海山は好きじゃない」という言葉からも、おそらく。こんなところでまさか「鶴の友」の名を聞くとは思わなかった。意外や意外。
　
　21時を過ぎ、パーティもそろそろお開き。今回、特別に作った冊子を買って、松風さんのサインを貰う。切り絵を纏めて印刷したもの。良いです〜。

　メールを受けて、ショックを受けることがある。
それが発信された時点で、その中で述べられている内容は過去のものになっている。だから、今更私がどう思おうが後の祭りなのであるが。
　ケータイのメールや通話ならばともかく、通常のメールやここのような日記はリアルタイムなものではあまりない。（特に私のような書き込みはなおさらだが（苦笑））
　例えば、事故にあったり、病気になったりしたときにはネットにアクセス不能になる可能性が高い。ネットでしか付き合いがない人の場合、その人に何かがあった事を知るのは全てが済み、その人がネットに再びアクセスできたときとなる。もし再びアクセスできないならば‥‥
　『日常』が蓋然性によって支配されていることを、同じ月を見ている人の危機に駆け付ける事が許されないことを改めて把握し、憂鬱な気分になった。今夜の酒は苦くなりそうだ。

　たまははき。親父さんが退院したが、以前のような営業はできないということで、営業日を縮小することに。
>●営業時間　18：00〜23：00
>●水曜日定休。土曜、日曜、祝日は原則休み。
>土・日・祝日はライヴあるいは予約等のあるときのみ営業。

　従来、水曜日と日曜日が定休日だったが、土曜日もお休みに。平日しか行けなくなったのは、結構辛い。蒲田から幡ヶ谷はやはりそれなりにあるのだ。

　「オリュンポスの刃」のアクションが終わったところで、まだ4PC分残っている。更に作戦サポートプレイングも。
　とりあえず一番影響の大きいA2をなんとか終わらせないと。これだけは遅刻させられない。風呂に入りながら思い付いた、更に一歩前に足を踏み出す行動も追記。これに関しては、他の人達の了承を得ていない。だが、そのままではガラクタになってしまう。それならば、リサイクルした方がよいだろう。
　続いてのプレイングは楽だった。行動方針を別の人が考えてくれている。それに合わせて今回も修飾。これで2PC分終了。続いて、H1のPCのプレイングを半分寝ながらアップ。彼女は疫病対策に今回も駆け回る事に。駐在大使役はダグラスさんのPCにお任せした。
　このままF1に取り掛かってもろくな事にならないので、2時間の圧縮睡眠を取った。相談掲示板を覗いて、他のPLさんがどんな行動をPCに行わせているのかを確認。私のPCが他の人の行動を邪魔することはなさそうだ。その分、非常に危険な行動を行うのだが。最悪、死亡だなぁ。
　どうにか、書き上げた。蒲田郵便局から翌朝10時便を使って送る。ほっ。郵便局を出ようとしたら、紅い薔薇を一輪もらった。今日から、公社になったということでその記念にと配られていたもの。職場に飾ってみた。　
　
　それにしても、戦争に疫病か。私の中で、イラク情勢とSARSがMT14とどうしてもリンクしてしまう。私自身が1PCであるからか‥‥。
　9．11以降、現実と仮想の隔たりは融解しつつある。この認識が勘違いならばいいのに。