モヤイ像前で待ち合わせ。
開場ちょっと前に渋谷DUO Music Exchangeに到着。
入り口には大勢の人が集まっていて、道行くカップルは何事かと目を見張る。
予約チケットを引き換えたが整理番号が随分遅い。
座れないのは確定だった。

『奥華子ワンマンライブ〜やさしい花を探してin東京〜』

1.月のそばで眠りたい(p)
2.楔(p)
3.小さな星(k)
MC1:渋谷で迷って手近な中華料理屋さんに入って五目やきそばをダーッと食べた。
    レジで「奥華子さんですか?」と尋ねられた。しまった〜!
4.春風(k)
5.笑った数(k)
MC2:遠方への営業が多く、洗濯物がたまって大変な事に。
    コインランドリーに行ったら、洗濯乾燥機が壊れていて・・・
6.伝えたい言葉(p)
7.帰っておいで(p)
8.笑って笑って(k)
9.恋つぼみ(p)
MC3:さんまさんとの対談:カットされたのは名前と年を尋ねられた部分。
10.魔法の人(p)
11.雨あがり(k)
12.窓辺┃(k)
13.境界線(p)
14.愛されていたい(p)
15.やさしい花(p)
16.君の空(k)
En1.そんな気がした(k)
En2.自由のカメ(k)

 思ったほど音響も悪くなかった。
ステージ中央正面側の位置での立ち見だったのでそれなりに表情を見ながら聴く事も出来た。
ただ思った以上に立ち見で足が疲れた。私がこれだけ疲れたのだから立ち慣れていない人は大変だ。
 ライブは歌った曲目も充実し、MCも今の思いを本当にまるごとそのまま伝えるもので良かった。
彼女のライブは彼女の歌だけでなく、彼女の人格を観るところに価値があると思う。
 
 ライブ終了後、直に会場を出てお好み焼き屋に。
山芋の比率が高いのだろうか。ふっくらとした焼き上がりで美味しかった。
もんじゃ焼きは土手を作るのを忘れて大変な事に・・・
まぁ、それでも美味しかったからいいか。
また訪れたい店だった。
 
 お好み焼きを食べていると激しい音が外から聞こえてきた。
何かと思ったら・・・雨。それもかなり激しい。
あの〜、傘ないんですが〜。
近くのコンビニまで頭を入れさせてもらった。
 ライブ会場前に戻ると、まだサイン会が続いている。
流石にCD販売は終了していたが、ライブ会場で貰った写真にサインしてもらえそう。
ずうずうしくも一番最後にサインを貰った。
 会場入り口を飾った花。
華ちゃん、このまま捨てるのは勿体無いと持ち帰ろうとしたのだけれど流石に運びきらない。
そこで出待ち状態になっているファン一同の希望者に持って帰って貰いたいと。
飾り付けている花を引き抜いて花束にして持ち帰ることに。
私はガーベラのみ5本分け頂いた。黄2本、ピンク2本、赤2本。
その花たちはキッチンを飾っている。
 東工大と三菱商事で面白いエンジンの研究を進めているらしい。
 「MAGIC(MAGnesium Injection Cycle)エンジン」
  [>http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060412/116036/]
>直径約5cm,高さ13.5cmの小型ながらも,数十kWの熱出力が発生し,そこから動力を得る。
>マグネシウムと水で熱を発生するため化石燃料を使わない。コージェネレーション,自動車,船舶などのエンジンとして期待している。
>副産物としてできる酸化マグネシウムは,既に開発が進んでいる太陽光励起レーザを使い,分解してマグネシウムに戻して繰り返し利用する。
>一次エネルギは太陽光,それを運ぶ媒体がマグネシウムという位置付けになる。今後さらに研究を進め,3年後の実用化を目指す。

 5年後の社会をSF的に想像するのも面白い。
 
 
 髪の毛がうざくなってきたので散髪した。
「カットのみ」だと安すぎるかしらんと、「カット+髭剃り」にしてもらったのだがこれが失敗。
次は「カット+シャンプー」にしよう・・・ティッシュで血が滲む所を押さえながら思った。
 
 マユールでミルクティーを。
今日は長居せずに帰ることにした。
 「SATURDAY WAITING BAR」がポッドキャスティング放送コンテンツとして配信されるらしい。
よく聞き忘れるので嬉しいサービスだ。

 米が無くなったのでマルエツに買い物に。
ミルキークイーンの5kg袋が品切れ。
パートさんに在庫を尋ねると、先ほども同じ物を求めたお客さんがいたらしい。
在庫管理の担当者がいないので在庫の有無が判らないという。ちょっと経営的にびみょ〜。
流れで何故他の銘柄ではなくミルキークイーンなのか尋ねられた。
私がこれを選ぶのは冷めても美味しい・・・いや冷めた方が美味しいから。
お弁当用として適していると感じている。
ご飯を自分で炊いている事を話したら妙に感心されたが、自動炊飯器でご飯を炊くなんてカップラーメンを作ったり全自動洗濯機で洗濯するのと同じレベル。
 おしゃべりの間に情報を得た。安い米でも2合に対し2gほど寒天を入れるとモチモチとした感じに炊き上がるらしい。
と、目の前に特売の粉寒天が。おばさん、商売上手いね。
擬似米も紹介された。白い米を模した蒟蒻。おばさんの夫が糖尿病になって以来、米と混ぜて食べさせているのだそうだ。
そんな話をして、結局買ったのはミルキークイーンの発芽玄米2kg。
栄養価が高いからこれを食べればおかずを減らせるだろう(ぇ。
効果を指摘していた粉寒天も購入。
これの効果を確かめるには安い米を買わなければならない?
ほんとに効果があるなら面白い。
 昨日も呑んだ気がするが・・・夢酎に寄る。
明日が開店一周年だと知った。明日くれば最初に頼むものが無料だと知ってちょっと失敗したなぁ〜と思いながら、
また手に入ったという赤霧島を頂く。くび。
カウンターに置いてあった銘柄を頼み、これで打ち切り。
今夜の目的は日本酒好きのバイトさんに鶴の友純米を贈るのが目的。
厨房に入っていたので店長に預ける形になったが、飲んで貰えれば嬉しい。
 
 mixiの鈴木祥子コミュで祥子さんのオフィシャルサイトでオンラインチケット販売のお知らせがアップされている事を知り、慌てて1枚確保。
7月21日、予定を空けておかないと。
 「苺ぱへを食べる会」に参加。
会場は新宿のTAKANO。実は入るのは初めてだったりする。
4名全員揃ったところでエレベーターに乗る。出たところ、大勢が並んでいる。
これは一体? スペースが2つに分かれていて、片方はバイキング形式らしい。
列はそのための列だった。
 喫茶ルームは混んでなくて、すぐにテーブルに通された。
メニューを見て悩む。どれも美味しそうだ。
初心忘れず。この一期には・・・『国産苺パフェ』を。
しかし態々「国産」と銘打つという事は市中の普通の苺パフェの苺は・・・
周囲を見回すと小奇麗に着飾った人達が。
雑多でごちゃごちゃしているイメージの新宿とはちょっと違う空間がここにある。
 と、パフェがやって来た。
見た目のボリュームにちょっと圧倒された。
上から食べて行かないと崩れそうなので大粒の苺を掬い、口に。甘い。
 
 
 
 
確かにTAKANO。流石TAKANOだった。
 
 新宿から池袋に場所を移し、次の目的地は・・・どこ?
パフェを食べた後の事は全く把握しておらず、幹事のありあさんの後に着いて行くだけ。
到着したのはサンシャイン60のプラネタリウム、スターライトドーム「満天」。
ここは初めてだ。タイミングが良かったので大して並ばずに上映を見ることができた。
プラネタリウムというより360°シアターを活用した映像が売りっぽい。
次回企画の「銀河鉄道の夜」の映像は観に来たくなるものだった。
 
 3次会はカラオケ。久々だ〜。
なるべく偏ったジャンルじゃないものを・・・
いつも聞いているのは女性ボーカルかインスト。
ということで昔の歌しか歌えない。
 
 4次会は月の雫で呑み会に。
美味しいものを食べて、旨い酒を呑む。
最近の居酒屋やダイニングキッチンのチェーン店は質が高いところが多いので安心して利用できる。
昔は安かろう悪かろうだったからなぁ。
 
 出掛ける前には予想もしていなかった充実したオフ会だった。
財布の負担も予想外だったけど(^-^;;
 夕方に近所の「島忠」千鳥町店に行った。
大した距離ではないのに、歩いていると発見がある。
ある民家のブロック塀に幾つか雨ざらしのチラシが貼ってあった。
よく新興宗教のビラが貼ってあるのを見かけるので、このチラシもそうだと思っていた。
が、どうやら違う。なにやらコンサートか何かのチラシっぽい。
永山友美子というアイシッシュハープ弾きのチラシだった。
何故に?関係者なのかしらん。
 
 DIY店は危険だ。本屋と同じで欲しいものが沢山みつかってしまう。
財布にとって危険だ。
店内をウロウロしながらカーテンを見たり、ガスコンロを見たり、収納ボックスを見たり。
閉店間際だったので長居はしなかったのだが、結局、前から欲しかった正座椅子を購入。
正しい座椅子ではない。正座しているような形になる座椅子。
 
 島忠の隣に魚屋があるのだが、面白いことに飲食が出来る。
魚屋が作るバクダン丼はかなり惹かれたが、今日は久々に世比亜に行きたかったので我慢。
 千鳥町駅に出て、線路沿いに久我原駅に向かう。
線路沿いの公園はまだ桜の花が楽しめる。
 千鳥町駅から歩いてしばらくした路地を覗くと住宅らしからぬ建物が。
近づいて看板を見る。「西洋菓子 セルクル」とある。
こんな目立たないところにお店を開いてやっていけるのかしらん。
残念ながら閉店時間を過ぎている。後日、訪れよう。
 
 世比亜に到着。マスターは裏で夕食を食べているらしく、ママさんがカウンターの中に。
トーストといつものキリマンジャロを頼んだ。
 会話の中で徒歩通勤に触れたら、マスターもずっと店への出勤は歩きだという。
知らなかった。てっきり自転車通勤だと思っていた。40分弱歩いての通勤だという。
体質もあるだろうが、体形と健康を維持しているのは30年以上の徒歩通勤が為せるものなのかも。
 マスターが戻って来た。最新一眼レフデジカメの話からニコンの話題はFMシリーズに。
NewFM2やFM3Aに関する話で盛り上がる。しかし・・・FM3Aまでも生産中止になったとは。
う〜ん、FMシリーズは1つぐらい押さえておきたいんだけどな。
来る大震災を迎えるに当たって。
 日経BPサイトに「tech-on」という技術者向け情報サイトがある。
[>http://techon.nikkeibp.co.jp/]
休暇中の過去ログを読んでいると、部署も違う別々の記者がコラムで結果的に同じテーマについて語っていた。
それは「戦争の犠牲者を減らす術を探る」。
ここで言う戦争とは『交通戦争』のこと。
 
 車関係の記者は「ドライバーが殺人を犯さないために」というタイトルで、車体そのものに歩行者を察知したり、歩行者との衝突時に歩行者への衝撃を和らげるための規制「歩行者頭部保護基準」について述べていた。
 対して、電子機器関係の記者は「世界一 安全な道路交通社会に向けて」というタイトルで、「インフラ協調による安全運転支援システム」(車両からは直接見えない範囲の交通事象に対処すべく,車両がインフラ機器(路側設備や他車両に搭載された機器や歩行者が携帯する機器も含む)との無線通信により情報を入手し,必要に応じて運転者に情報提供,注意喚起,警報等を行うシステム)について述べていた。
 これらの試みに対し、インフラや運用に掛かるコストを社会が受容するのか?という意見があるだろう。
しかし私はこれらの仕組みは絶望的に必要になってくると考える。
その理由は「少子高齢化」だ。
団塊の世代が俗称で枯葉マークとか落葉マークとか言われる「高齢運転者標識」を付けて走る頃、ヒヤリハットに対応する能力が低下したドライバーや「認知症ドライバー」の比率もまた増大する。
安全の為に法定速度を40kmから30kmに下げるなどの対策がなされるかもしれない。
それだけでない。日本は一部の都市を除いて完全に車依存社会になっている。公共交通サービスの脆弱さからしても。
通勤がdoor to doorな人は長距離を歩く力が減退している。自動車を運転できなければ移動手段がない世代が増えるだろう。
また、運転する人が減りだせば、自動車の国内販売台数も減りだす。
公共交通網から離れ、ツアーも余り来ない観光地も厳しくなる。
 
 ドライバー人口の逓減に歯止めを掛ける幾つかの策の1つとして上記の事が考えられているのだと思う。
その道は、自律型自動車にまで連なっている。
 会社まで徒歩で通勤をしてみた。
健康のため・・・ではない。何の事はない。
財布の中に定期の更新代が入っていなかったから。
かなり時間が掛かるかと思ったのだが、多少迷いつつも45分ぐらいで到着した。
CD1枚を聴き終わる程度。これぐらいなら続けられそうだ。
まずは一週間歩いてみよう。急ぎや天気の悪い日以外は。
 
 夜、録画しておいたにんげんドキュメント『妻が遺したメッセージ 〜JR福知山線事故から1年〜 』を観た。
再放送の放送日時が番組改変の都合で変わって、4/4の0時からだった。敢えて観ないでながほりに行こうと思っていたのだけど。
あの事故で奥さんを亡くし、中学生の息子さんとの父子家庭となってしまった。
それまで仕事一筋だったのが、不器用ながらも息子さんに接っするように自身を変えてゆく過程が取材されていた。
番組を観終わって、連休の意味が判った気がした。
 一昨日、出掛ける前に覗いたmixiの[フェミニズム]コミュ。
新規に立ち上がったトピ『フェミニストの男はモテますか?』に今まで自己紹介トピに挨拶もしたことなかったのに書き込みした。
内容がそれなりに微妙なものだった。意図的な煽りなのか、それとも勘違いしているのか・・・
このままだとメンバーにスルーされるか、最初にレスした人との無意味なアラシになるかのどちらが予想された。
どちらにしても最初のレスがその後の流れを確定してしまう可能性が高い。
スルーされるのも微妙だろうし、かといって女性が最初に書き込めばどう考えても重箱の隅を突付くような方向に行きそうだ。
 
 PBMとして考えてみた。こういうOP文章に対してどう返すか。
あちら側が疑問を持って考え出し、かつユーモアがありそうな返球。
 
 
  「もてないと思います。」
 
 
 
 朝、大浴場に行って朝風呂に入り、汗を流す。
朝食は厚めのトースト2枚とお替り自由のコーヒー。
 キュートな外国人女性とアメリカ人男性が「どこから来たの?」的な会話をしているロビーで併設されてるパソコンを使ってネットで調べ物をしつつ食べる。
 後ろでは韓国人らしい数名が今日の予定を話し合っていたり、先ほどのアメリカ人男性が同国らしい男性に声を掛けていたり。
 駅前留学よりここで彼らに声を掛けて観光案内する方が効果があるんじゃないかしらん。
 
 当初、朝一の電車に乗って帰ろうかと考えていた。
しかし、折角休日を取ったのにただ帰るだけでは余りに休日が勿体ない。
第一、それではもうネタにならない!(ぉ
 時刻表を見ると、天王寺から奈良に向かう路線がある。
奈良といえば思い出す知人が二人いるが、中でもマイミクのあさみさんが・・・
ということでネタのために・・・という訳ではなく・・・桜花を探す旅に。
ネットで確認してみると、吉野山や奈良公園の方はまだまだみたい。
唯一、7分咲きらしいのが法華寺だった。
 9時過ぎにホテルをチェックアウト。
ある外国人男性達が空いたペットボトルに水道水を入れているのを見て、軽いショックを受けた。
そしてショックを受けた自分に対して更に・・・
随分、日本人は贅沢ものになったものだ。
 
 ホテルから天王寺駅まで歩く。流石にまだ「やまちゃん」は開いてない。
JR関西本線に乗って奈良駅に。
法華時は奈良駅からそれほど離れていないようだけれど、道が不案内なのでバスに乗った。
航空自衛隊行きのバスなのだが奈良に施設があるとは知らなかった。
 法華寺。
丁度、国宝秘仏「十一面観音立像」が特別開扉中だったのはラッキーだった。
木彫りの滑らかな肌と柔らかな髪、そして後光を表すのだろう蓮の枝。
収蔵庫の展示物に円形硯があった。
寺の境内には桃色に咲く枝垂桜が。
東庭園は七分咲きの桜をはじめとして様々な花木が植えられていた。
 
 このまま奈良駅に戻るのは勿体無い気がしてきた。
奈良駅行きのバス停からちょっと行ったところに海龍王寺があるので寄ることにした。
事前情報何もなく寄ったので何も期待せずに。
[>http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/nara/temple/kairyuouji-temple01.htm]
門を潜って三毛猫を見かけた。手を差し出したら、ぷいと横を向いて去ってしまった。
境内は雪柳の白い花で淡く彩られている。落ち着いた雰囲気。
本堂に入ってびっくり。特別開帳されていた「十一面観音像」に目を奪われた。
保存状態がとてもいいのだ。戦後まで秘仏として保存されていたらしい。
そのため、彩色や金箔、そして装飾品がきちんと残っている。
自分にヒットしたのは「はね毛」。「はね毛」萌え〜っ!
「はね毛」は萌え用語で「アホ毛」と言われるが、それよりも前に使われていた「触角」「アンテナ」がこの場合適切だろう。
 衆生の苦しみ、苦しむ衆生を察知するための「アンテナ」・・・
 他にも特別展示として「隅寺心経」や「海龍王経」が展示されていた。
国宝の「五重塔」もきちんと拝観。
とても居心地のいいお寺だ。
雪柳を散策しながら出ようとしたら、進路先で拝観受付の女性が黒猫に声を掛けている。
デジカメで撮影しようとしているところだった。
邪魔しないように戻って正規の道で出ようとしたところ・・・どうやら黒猫はモデルに厭きたらしく、丁度こちらにやってきた。
すかさず腰を落として手を差し出すと、じゃれてくれた。とても人懐こい。
受付の女性の話に寄ると、ほんの赤ちゃんだった頃から住職自らスポイトでミルクを飲ませるなどして育てたらしい。
最初に見た三毛猫もどうやら同様の様子。
お寺の入り口に幟が立ててあったことを思い出して話をすると、今「佐保路の三観音」という観光キャンペーン中らしい。
「レンギョウが見頃ですよ」と勧められて不退寺にも行くことに。
大通りを離れ、踏み切りを越えると静寂が。
しばらく歩くと不退寺に到着。
中に入れば、黄色が映えるレンギョウの花。
すぐに本堂に入らずに周囲を見て回る。様々な木々が植えられている。
後で判ったことだが、これらの木々のほとんどは先代の住職が整備したらしい。
蓮の入っている樽には金魚が。和金が一匹、出目金が二匹。
出目金の泳ぎを見て思い至ることがあった。
今まで出目金というのは観賞用としては品種改良であっても、魚としては裏進化だと考えていた。
でも、どうだろう。出目金の泳ぎはヘリのホバリングのようだ。鰓ヒレを巧く動かして垂直上昇。それどころかバックも軽やかに。
和金にはこの動きはできない。となると、これも1つの進化なのか・・・
そんな事を考えながら、樽の中を唯一の世界とする金魚たちの泳ぎを見ていた。

本堂に入る。をを!
在原業平朝臣御自作と伝えられる「聖観世音菩薩立像」。
その白い姿に映える白い大きな・・・「リボン」!「リボン」萌え〜!
業平朝臣の理想の女性ではないかと言われているとか。
そうか・・・業平朝臣はリボン萌えだったのか・・・(違
よく「三十二相」という。
外観のそれも一部に注目してゆく思想、美意識、エロティシズム。
それが転じて、その一部に特別な意味を持たせ、神聖化してゆく。
「萌え」はこれに通じるところがある。
となると、日本文化の伝統の大きな流れに「萌え」も位置づけられるのかもしれない。
仏師が木や石の中に何かを見出したときの感覚。

 不退寺近くの「くるみの木」というCAFEで昼食。
お昼を過ぎているのに混んでいる。小洒落た雰囲気が有閑な女性を呼び寄せるのか。
観光客だけではなく、近くの無職・・・じゃなくて奥様方も子供連れで訪れていた。
席待ちの間、併設された雑貨店の品を見ていた。焼き物がいくつか。
桜の花のような色合いの皿が気になった。一柳京子さんの作品。知らない人だがチェック。
席が空いた。「とろろ芋の和風ドリア」を注文。
周囲のおしゃべり声の騒がしさが街中のCAFEを思わせる。
ドリアは・・・ともかく、ここ特製の味噌汁にびっくり。こんなに塩辛いとは。お水を美味しく頂いた。
豆入りのお握りを帰りの電車の中で食べるために購入。これは美味しかった。
 
 バス停の地図で奈良駅までの道のりを確かめていたら、やってきたバスが止まってしまったので乗ることに。
奈良駅でお土産を買おうとしたのだが、あまりいいお菓子がない。
どうしようか迷っていると、もうすぐ京都行きの電車が出る。
お土産は京都駅で買うことに。
 行き当たりばったりで最後は慌しい奈良散策だったが、とても落ち着いて五月蝿くなかったのが印象的だった。
よくある観光地のざわつきがない。平日だったこともあるが、それがとても良かった。
あさみさんの影響がなければ奈良には寄らなかっただろう。そういう点でもネタ・・・じゃない縁による旅だったなぁ。
 
 もちろん京都へもJRの在来線で。京都駅のキヨスクでお土産を無事に購入。時刻表を確認したところ、これから乗る電車に乗れなかったら在来線のみでは蒲田まで帰りつけない事が判明。
時間を気にしないで散策した割りにはちょうどいい塩梅だった訳だ。
 蒲田駅に着いたのは24時を過ぎていた。
金土と付いた青春18キップに押された日付印が今日で3個目。

5:20発 池上
 ↓
5:24着 5:27発 蒲田
 ↓
5:30着 5:39発 川崎
 ↓
8:26着 8:28発 静岡
 ↓
9:37着 9:51発 浜松
 ↓
11:44着 12:06発 大垣
 ↓
12:40着 12:53発 米原
 ↓
14:13着 14:34発 大阪
 ↓
14:48着 天王寺
 
15時頃、『たこ焼き やまちゃん』で「ヤングB」を食す。
大阪環状線の中でシグマリオンを使って楽天トラブルで予約した宿にチェックインするため新今宮に。
情報によると16時から大浴場が男性の入浴時間になる。早めにチェックインして汗を流したかった。
 
「朝食込みで2,400円です。」
フロントのおじさんはそう言った。
フロントの周囲に張られている張り紙は国際的。
必ず英語も併記されている。
ホテルの名は『来山南館』。
国際的なホテルだった。
 ロビーにはパソコンが3台置いてあり、自由にネットが出来る。
ただ3台とも先客が使用していた。英語で話が弾んでいる。
9階までエレベータに。相乗りしたのは就活中の学生っぽい男性。
鍵を開けて扉を開けた。目の前に広がるのは畳3畳。
奥に布団が畳んであり、手前には百均で買えそうな折り畳みミニテーブル。
入り口手前側にTV、FUNAIのVHS再生ビデオデッキ、そしてミニ冷蔵庫。
シンプルな部屋だ。
 16時になったので大浴場に。
体を洗っていると、隣に外国人が座った。どうやらシャワーのお湯の出し方が判らない様子。
「これは、こうやって・・・」と実際にお湯を出して説明。
 
 16時半過ぎにホテルを出て、島之内を目指す。
地下鉄堺筋線に乗り、長堀橋駅で降りる。
今回の旅の主目的の1つである居酒屋『ながほり』を探す。迷った。
いつも迷うんだよなぁ・・・沢山ある韓国料理店の前を5分近くウロウロして漸く見つかった。
 
 (?)
 
店の入り口に白い紙が貼ってある。何かが書いてある。近づいて読んでみよう。
 
 『都合により 4/1〜5まで臨時休業します』
 
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 
 30分後、日本橋の「きっさてん」で『e-maidセット』を食べていた。
サラダ、カルボナーラ、さいころステーキ、デザート、ミルクティー。
店員さんがカルボナーラに削りチーズをかけてくれた。
 
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 (・・・・・・・・・)
 
 
 戎橋を渡り、山勘でミューズホールに到着。
予想通り知っている顔が沢山。
18時半になり、整理番号順に入場。
一人だったのでだいぼーさん達の後ろに空いていた席に座れた。
19時半を過ぎ、開演。
 【奥華子ワンマンライブ〜やさしい花を探してin大阪〜】
セットリスト
一部
 1.月のそばで眠りたい(p)
 2.春風(k)
 3.雨上がり(k)
 4.恋つぼみ(p)
 5.涙の色(p)
 6.楔(p)
 7.そんな風にしか言えないけど(k)
 8.帰っておいで(k)
 9.伝えたい言葉(p)
 10.その手(p)

MC:
「大丈夫ですか?
「炊飯器を買って3回しか使ってない。
 怠け者で何もしたくない。
 マグカップでご飯を炊ける?」
「肉を食べられないほど胸がいっぱい」
 ・・・などなど、一曲歌う度にいつもどおりの大爆発なMCの数々。
一部が終わっての休憩時に社長の相当怒られたらしい。
ダラダラとしゃべって時間が押したこともあるし、ステージにメリハリが無くなったと。

二部
 11.リップクリーム(k)
 12.窓辺(k)
 13.境界線(p)
 14.鏡(p)
 15.魔法の人(k)
 16.笑って笑って(k)
 17.自由のカメ(k)

 二部の最初に今月のABC朝日放送で夕方(月〜金)に放送している番組「ムーブ」のEDになった曲の紹介があった。
関東圏の人間は観られないなぁ。

EN1.君の空(k)
EN2.やさしい花(p)

 アンコールの「君の空」は台詞入り。
あの南青山MANDALAでのライブを思い出す。
初めての大阪でのワンマンライブはとしては大成功だったと思う。
MCが長くて予定時間より押したというのはあったとしても。
ライブのサイン会は長蛇の列。
サイン会も終わった後、つんしゃん達とラーメンを食べる。
大人数が入れる店を探したら・・・山頭火になった。
道頓堀方面に行っていたら金龍ラーメンに誘ったのだけど。
まぁ、美味しかったからいいか。
解散後、南海ナンバ駅までつんしゃん並の神レベルファンの人と歩き、それからホテルまで歩いた。
ロビーにはかっこいいアメリカ人男性とかわいい中国人女性達が団らんしていた。
皆、個人旅行の旅人といった感じ。英会話に自信があれば、交ざるのだけどな〜。
部屋に戻り、シグマリオンを充電し、しばしチャットしてから就寝。
さて、明日はどうしよう・・・
 一日、潰れて体力回復。
しかし、これは中休み。
明日はまた・・・
 
 ともかく、一日ゆっくりして昨日のことを反芻して過ごした。
四合瓶6本を目の前にしながら・・・
 
 − − − − − − − − − − − − − − − −

 私の思惑とは関係なく、車は阿賀野川を渡り、サントピアワールド(旧安田アイランド)の観覧車を呆然と眺めながらも更に進む。
事前に時刻表で調べていたのだが、15時半に新潟駅を出る在来線に乗れば今日のうちに帰宅できると踏んでいた。
しかし時既に遅し。戻ったところで厳しいし、近くの磐越西線の駅に降りても事態が確定するだけ。
明日の予定はないし、ええい、なるようになれ!
 カーステから響くリッチー・コッツェンのロック・カヴァーアルバム『哀 戦士・Z×R』を聴きながら覚悟完了。
覚悟完了後は状況を愉しめばいい。
 
 車は麒麟山温泉郷の近くも通り過ぎ・・・福島県に。
そしてまた強烈に思い出深い猪苗代湖に。
探検部の先輩の実家がこの近くにあったため、連れらて入学した猪苗代パラグライダースクール。
ちょっと一日で回るには余りに感傷ネタが多すぎる。
 
 そうして車は会津若松市に入る。そのまま市内を通り過ぎるのかと思ったら、会津若松駅近くで止まった。
『会津酒楽館』・・・ここは酒屋ですか。
思いっきり先輩に嵌められた気がするが、「会津娘」の純米吟醸にごり 花さくらと無農薬純米酒を購入。
想定外の出費だ。来週のソーイングマシーンのライブはちょっと観に行けなくなった。
 
 車内に流れる音楽は特撮もののライブ盤。アニキこと水木一郎、堀江美都子、そして串田アキラというメンバーのライブ。音源内の観客の盛り上がり方が普通じゃない。
疲れを忘れて車は郡山、白河、そして黒磯に。
 20時前という夕食には丁度いい時間。先輩は黒磯市街には足を伸ばした事がないというので、お薦めの食べ物屋を紹介するためとして『五十番』に。
いつもの「ハンバーグカレー」を注文。だが、お腹が減っていたので以前後悔したことを忘れて大盛にしてしまった。
テーブルの上には2合はあるドライカレーとその上に載ったハンバーグが。
美味しい・・・しかし最後は戦いになってしまった。ぐぅ、後悔。
 
 黒磯駅で先輩と別れ、黒磯駅 21時29分発の東北本線に乗った。蒲田駅に着いたのは24時38分。
家に着いたのは25時過ぎだった。
 まさか今回の旅行がここまで『バカ旅行』になるとは‥‥
 
 
 先日の23時に黒磯駅到着。
白河在住のK先輩と合流し、国道4号線を下る。途中、事故渋滞仕掛けて嵌りかけたが、警察が上手く迂回路を使って片側通行にしたので大渋滞にならずに済んだ。
矢板から西に塩谷を経由して日光街道に。勢いで中禅寺湖まで登ったが、沼田に抜けるルートはまだ閉鎖中だったため、いろは坂を下り、足尾から大間々に抜けるルートに。
このルート、思い入れがある懐かしい道だった。那須での研修期間中、車で実家に帰るときに使っていたルート。
振り返るスパンの長さもあってロックウィンドウも広く、研修前後の事まで思い出す。
まだこの頃はMT5より前の自分なので、相当青臭い。一打を享けたけれど、その意味に気付きもしていなかった頃。
その頃の自分を思い出させるルートだった。
 大間々から大胡、前橋、渋川という感じで赤城山の麓を横断。実家のすぐ上の道を通ったが、まさか寄る訳にも行かない。国道17号に入って三国峠に。
三国峠の記憶がない・・・恐らく助手席で気を失っていたと思われる。
新潟に入ると雪が残っている。先輩はスタッドレスタイヤから実家に置いてあるノーマルタイヤに履き替えるための旅だったのだが、現時点でその目的は潰えた。
帰りもスタッドレスじゃないと恐すぎる。
 空が明るくなってきた。しかし先輩も大分スイマーの襲撃がきつくなったという事で、車を止めて1時間仮眠を取った。
車どおりの少なかった17号も1時間経ったら大分車が増えている。そろそろお腹が減ってきたので国道沿いに朝食が取れる店が無いかと物色し始めたのだが、これが全然ない。
長岡を過ぎ、17号を降りてから見つけた「すき屋」でようやくまともなものにありつけた。
「牛丼イタリアーノ」 は個別はそれなりだったけれど、どうもまとまりがない感じだった。
 116号経由で内野に到着。市が立っていてちあきさんが住んでいた家に辿り着けない。結局、内野駅前からグルッと回って樋木酒造の脇を通り過ぎて終了。
一文銭前の踏み切りを渡り、新川がまだある事を確認し、西門方向に。ブルーリッジも様子が変わっている。清フは別系列のスーパーに。
3年時から4年間住んでいた工学部坂上のアパート「トーラス21」は壁が塗り直されていた。
定食屋?「ちゃんぽん」の存在を確認。まだ、あのチキンライス大盛は健在なのだろうか。
美味小町を右に見ながら402号を西に進む。リカーズGENも健在。往来橋脇のたばこ屋も。往来橋を渡り、3の町に入る。リカーズわかすぎも健在か。
Oが昔住んでいたアパート前を通って3の町探索は終了。
漁港に出てから2の町迷路に入って貰いたかったが、軽自動車ならともかく普通車であの迷路に入りたくないとスルー。しかたないねー。
 402号を東に進み、砂地の畑を見つつ、1の町に。この道はかつて・・・深夜によく歩いた。自動車はもちろん自転車もない時に。
大学周辺は開発が進んでいるが、この道は変わっていなかった。あの日々を思い出し、胸が疼く。
 116号に出て、新潟島方向に。116号界隈は寺尾からずっとそれなりに店が並んでいる。
住んでいるときは普通の光景だと思っていたのだが、考えてみるとかなり特殊な気がしてきた。
8kmに渡って商店街が続いているようなもの。ここを走っていて、標識なしに町の境を感じるのは難しいかもしれない。
これもバス路線が健在だからだろう。車を運転出来なくなるほど年を取ったときでも、この通り沿いなら暮しやすいだろう。
そんな感想を持っていると今回の旅の主目的の1つ、『早福酒食品店』に到着した。
親父さんと少し話をしながら鶴の友純米の四合瓶を4本購入。
 先輩に古町の大和前で降ろしてもらい、4時間ほど自由行動。
洗顔のために『大和』の6階の洗面所を利用。帰り際、美術サロンで催されている「鍛金・彫金 岡本國雄・秀雄兄弟展」を覗いた。
焼き物ゼミの講義の一環で芸大美術館で収蔵品展を見て、金工にもちょっと興味があったため。
デイバッグにパーカー姿は如何にも場違いなのだけど、岡本國雄さんに壷などの作り方を尋ねたところ懇切丁寧に教えて貰えた。
想像以上に手を加えて色々なことが出来ることを知った。何かに似ていると思ったら金太郎飴みたいな飴細工かしらん。
 『北光社』でマリみて最新刊と奥さんの譜面が載っている月刊ピアノを入手。川崎の有隣堂でも見つからなかったのに。
本町通りを歩いて出店を冷やかし、本町市場の『信吉屋』でワンタンメンを食す。
さて、この辺りに前回訪れたときに知った『ピュア・ウーロン』のお店があるはずなのだけど・・・とあった。
本町通りにあると思っていたのだが、本町市場にあったとは。信吉屋に寄らなければ見つけられなかったかも。
小さな店に入ると目の前に女性が。店長のKさんだ。嬉しい事に顔を覚えていてくれた。
まぁ、こんなむさい野郎は一目見たら忘れないか。しかし「また追っかけ?」は無いだろう(沈。
美味しい烏龍茶を頂き、しばし歓談。広くない店内に何故かカメラケースがある。中にはコンタックスのカメラとカメラの模型らしきものが。
模型ではなくオルゴールだった。特別配布品らしく手の込んだ作り。レアな品だ。
話は新潟に対する愛着や信吉屋が美味しいといった話など。
内野駅から見える内野小学校の桜の素晴らしさを伝えたので機会があれば観に行って貰えるだろう。
今日、ここを尋ねたのは運が良かったようだ。昨日まで新潟駅地下街の食品売り場に臨時出店していたという。
帰りがけに頂いたお茶の茶葉「台湾烏龍茶」を購入。ライブドアデパートに出店しているので通販も出来るようだ。
 西堀通りに移動し、『シュガー・コート』に。
入った途端「今日はジンジャーケーキはないわよ」と。
ちょっと残念だけど、問題なし。ガトーショコラとミルクティーを注文。
ミルクティーの茶葉も色々あるが、カルダモンと聞いて藤野さん達を思い浮かべ、それを頼んだ。
こちらの店長のOさんも昨日まで英国に買出しに行っていたという。
 ここでシグマリオンが活躍。
店長の友人数名と古町通にある雑貨屋『アンプチヴォヤ』[>http://www.unpetitvoya.com]のサイトが観たいという話が持ち上がった。
いつもここで日記を書いていたり、チャットで実況中継していたりしていたのを覚えていて、「観られる?」と。
ボタンのアンティークものの展示を観たいのだという。ただのボタンだと思ったら飾りボタンだった。
色々あって確かに面白い。ボタンの社会史や服飾史っぽい話を耳にしたような気がしたけれど失念。
とりあえず面目が立って良かった。
 帰りがけに昨日入手した奥華子さんのアルバムを贈呈。
店長はセンスも購買力もある女性の知り合いが多そうなので口コミで広まれば・・・というヨコシマな考えから。
 
 先輩と合流し新潟を離れることに。てっきり来た道を戻るのだと思っていた。しかし・・・
30分後、国道49号線を車は走っていた。な〜ぜ〜っ!(声無き悲鳴
 
  <つづく>
 上司と交渉し、新年度初日から二日間休みを貰った。
別に週末から4連休にしたい訳ではないのだが、周りはそう観ているだろうな。

無事に汐留のインストアライブ会場に到着。
冷たい風。
激しい風。
うわ・・・これがリヴェンデルの藤野さんが言っていた「はるならい」という奴か。

セットリスト
 
 雨上がり
 巡り会う世界
 帰っておいで
 テプコ
 そんな風にしかいえないけど
 魔法の人

 アンプの出力ぎりぎりで使っているので、時に音が割れて厳しい。
WAVEの人達は余りここでイベントを開いてはいないのかしらん。
それでも大勢の人がサイン会に並んだ。
私は「明日、CDを配布しに行きます〜」と伝えたのだけど失敗した。
A・Kさんやつんしゃん達に挨拶して直ぐに撤退。
車中の人になる。
 週末に掛けての計画を練った。
明日は汐留まで奥華子さんのインストアライブを観に行く。
鈴木祥子さんのライブチケットが入手できたら、また違ったのだけれど。

 それと仕入れた情報をスケジュールに記入。
谷中のギャラリー猫町は松風直美さんの個展が5月11日〜21日にある。
ひょうきんな猫の切り絵を久々にみたい。
 
>次世代新幹線「N700系」では大量のコンセントを設置。インターネット接続の提供も
というニュース。[>http://www.rbbtoday.com/news/20060329/29918.html]

>具体的には、グリーン車のすべての席と、普通車の窓側と最前と最後部座席の合計753席にコンセントを設置。
>また、普通車のテーブルをA4ノートPCに合わせて25cm×41cmに拡大。
>インターネット接続サービスの提供も計画されている。
>今のところ具体的な方法については検討中とされており、当面は東海道区間(東京〜新大阪)に限られる。

 この新車両が走るようになったら新幹線の飛行機に対するアドバンテージは更に広がりそうだ。
東京−大阪の移動中に作業できるのは今後ますます重要な意味を持ってくるはず。
駅だけでなく、乗降時や移動時にも作業環境が途切れないのは大きい。

「マンション崩壊〜あなたの街が廃墟になる日」という本を立ち読み。
耐震偽装問題の話かと思ったら、もっとヤバイ話だった。
建築業界全体のモラルが崩れる・・・ではなく、崩れ続けているという過去完了の話。
老朽マンション群のゴーストタウン化もニュータウン独特の問題だと思っていたのだが、
今続々建設されている臨海部再開発による超高層マンション群の30年後の姿だとも・・・
立ち読みレベルでも読んで判るのは、「マンションを買う」というのはただ「住環境を買う」というものではない。
管理組合の存在が示すように、どこから来たか、どんな人かわからない人たちと人物を知り得ないままにコミュニティを形成し、半強制的に運命共同体になる。
そういう意味で賭の要素がある。
購入価格がある程度フィルタリングしてくれるだろうが、「困った人」は所得とは関係ない。
しかし不動産仲介販売業の人が「あんな物件は扱わない」と断言するとは・・・
確かに巨大地震発生時の周辺地域や交通網の被害まで含めたシナリオをビルダーが検討したりバイヤーが提示したりしてはいないだろうが・・・

 立ち読み以外に購入したのは・・・
芸術新潮 4月号
ゲーム理論を読み解く − 戦略的理性の批判 竹田茂夫 ちくま新書
瞳子 吉野朔実 小学館文庫

芸術新潮の4月号の7ページに町田さんが載っている。
彼女の作品ではなく、彼女個人を捉えるための。
いい表情の写真だ。

久々にマユールに。
時間が遅かったのでミルクティーのみ。
 リビア、エジプト、トルコで観られる皆既日食。
日食フリークの友人たちは現地へのツアーに参加している・・・だろうな。
私はライブ!ユニバースやNASAのネット配信中継で見るしか。
ああ、トルコに行きたかった。
 ネットで観た皆既日食はどうしても太陽そのものに視点が行ってしまって、観察地周辺の様子を観せる余裕が余りないのがもどかしい。
2009年の中継ではその辺りを検討して貰いたいな。
下記のNASAのサイトでその様子が観られる。
[>http://www.nasa.gov/vision/universe/solarsystem/sun_earthday2006.html]
 
 興味本位でmixiのコミュニティに入っていて、気が付くと93も。流石に100を越えるのはなぁ。
ほとんど覗いているだけだし。
 
 そんな風に入ったコミュニティの1つの「三浦綾子」コミュがある。
 私が彼女の作品『塩狩峠』を読んだのは小学3年生の頃だったと記憶している。
留守番している時に家にある本や雑誌を漁って読んだ本の1つ。
クライマックスは勿論最後のシーンなのだが、それ以外の箇所が思い起こされる。

 父親に連れられて菊人形を観に行ったシーン。
 新しい家族との朝食。初めて食べた卵焼きに感動するシーン。
 
 この小説の良いところは、主人公が如何にして信仰に目覚めるかを無理の無い流れで書かれている点だ。
誤解を恐れずにいえば、論理的と言える。
 人は自力本願が不可能な事を、聖書の言葉にどこまでも従えるかを試すことで思い知る。
主人公は確か「汝の隣人を愛せ」という言葉にどこまでも従おうとしていた。
しかし、それは人には不可能な事だ。
人は『他者』を『他者』のままに愛しきることは出来ない。
それを悟り、『絶望』する。
他者を愛せない悪人が窮極で他力に気付く。それが他力本願なのだろう。
 
そんな訳で、実際に行った事がなかった間、私にとって北海道は塩狩峠の地だった。
今はプリムヴェールの・・・(爆
 
 
 「一粒の麦、地に落ちて死なずば、唯一つにて在らん、もし死なば、多くの果を結ぶべし」
 
 
 塩狩峠の表紙を開いてすぐにある言葉。就職や様々なときに思い出す事になる。
 
 
 昨日、ようやく3/15のペンディングしていた日記を更新したのだけれど、出来の悪い感想文という体たらく。
それでも引用ばっかりなのは、意図的なもの。
おそらく普通にレビューしたとしても誰も 『壊れる男たち − セクハラはなぜ繰り返されるのか』を実際に手にとって読む人はいないだろうと思ったから。
おしなべく男性は加害者になる可能性を持っている。
自動車を運転する人誰もが交通事故に遭う可能性があるのと同様に。
交通事故を起こそうとして運転している人はいない。
慣れという勘違いと思いこみが、スピードを上げ、前方不注意を許し、ルールを破ってゆく・・・
 
色々ニュースがあるが、加害者は「本当の恋」だと思っていたのだろう。本人の“認識”では・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000114-yom-soci
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3255387.html
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200603/sha2006032804.html

 コトリ木の信希さんにマイミクになっていただいた。
6/11に下北沢モナレコードでライブをするという話。
プラグデイジーがやったハコだ。
 
 テプコひかりのプロバイダをDTIからNIFTYに変える事にした。
ニフティのメルアドの維持のためだけという・・・
ケータイの番号ポータビリティ制度が始まるが、メルアドはポータビリティにならなかった気がする。
記憶違いならいいのだが、そうならば制度が始まっても動きは遅いような・・・
実際に電話で話すのとメールでやりとりするのとどちらが多いのだろうか。

mixiで「PSE法反対&政府マスコミ直通」コミュに入っているが、私が入った理由は奥華子ファンだから。
奥華子さんはKAWAIのSPECTRAというキーボードで演奏している。
演奏だけでなく、作曲でもこのキーボードの音源が元になっている。
このキーボードでないと出ない音があるのだという。
そして既にKAWAIはキーボードの生産を中止している。
使用しているキーボードが壊れたら、中古で入手するしかないのだ。
だから、入手性を下げる今のPSE法に反対し、改正を求める。
 朝・・・といっても1時頃か。昨夜、放送した大河ドラマ「功名が辻」の録画を見ようとした。
おんぼろビデオのため、タイマーが進んでいた。
そのため8時ジャストに録画が開始されるはずが、その前の番組予告から録画されていた。
ボーッと観ていたら、知っている人の姿が。
一瞬「誰だっけ?」と思ったのだが、次の瞬間に思い出した。
居酒屋『ながほり』の「にいさん」こと中村さんだ。
タイトルを思い出した。
「にんげんドキュメント」
 『妻が遺したメッセージ 〜JR福知山線事故から1年〜 』。
それは昨夜放送、つまり既に放送が終わっていた。
慌ててネットで調べたところ、3月30日の深夜に再放送することが判った。
 
 帰宅して直にNHKを見ていれば観られたかも知れない。
そう悔いたが、まだ再放送は見られる。
それよりもタイマーが進んでいなければ番宣を見ることも無かった。
チェックしていなかったのは自分の不覚。
でもリトライの機会を与えてくれたのはおんぼろビデオ・・・
偶然ではあるが・・・
 
 ここ数年、大阪に行っても「ながほり」に寄れなかった。
4/3に行け。。。ということなのだろうかと考えてしまった。
 
 
 通常、録画番組以外のものは『無駄』で、目的以外のものを録画する事は『非効率』だ。
しかし、私はその『無駄』で『非効率』なものに助けられた。
将来、更に検索技術が進み、検索に対してベストなもの1つだけを選んでくれるようになったとき、『無駄』で『非効率』なものは消え去るのだろう。
 
 チャットの仲間内で交わす「おはえうれか〜」という挨拶ももうすぐ使えなくなる。
 
 
 『本当に大切なものは失わないと気が付かない』
 
 
 昼。パレスホテル東京@皇居前。
休日にスーツを着てJRに乗るとちょっと面映い。
銀行街の流れにあるので、東京駅から歩いてくるとビジネスビルにしか見えない。
30年以上も保険の外交員として食べてきた人は凄いなァと感嘆。
話の持っていき方のスムーズさといい、おしゃべりの中にそれとなく情報を入れてアプローチする手際といい。
 
 オフ会参加のノリで話をしてしまった。
気が付くと、相当ネタ話をしている。
青春18キップでJR在来線「川崎−和歌山−白浜−龍神温泉−高野山−大阪−川崎」3泊の旅とか。
流石に列車の中でパーコレーターでコーヒーを沸かした事は言わなかった。
 
 東京駅丸の内口からから有楽町駅まで歩く。
ほんの少し歩いただけで国際フォーラムが見えてちょっと唖然。ここまで近かったとは。
前回とは違い、迷わずにみるく村GINZA店に。
コースを注文。店長から「お客さんから頂いた梅酒がありますよ〜」と言われた。
外せない。ということで梅酒、アルメリヤ、どんぐり、さくらリキュール、ゆずリキュール、そして生姜リキュール。
梅酒は味がしっかりしていてアイスクリームに負けていなかった。
在る間だけというのが残念だ。
生姜リキュールの後味にびっくり。
 
 Yさんと有楽町駅で別れて西荻窪駅に。
Quitab@奇聞屋ライブ。
yasukoさんのソロユニット「Quitab」にリヴェンデルの藤野さんがアコーディオンとピアノでサポート参加。
早めに来たので前の方の席に座れた。
同じテーブルの相席の3人は知り合いらしい。
基礎医学だ。再生医療だと気になる話題。
どうやら今年の日本SF大会のマッドサイエンティストカフェ関係者っぽい。
そのうち、ニューロマンサーの読書会の話題が・・・
ゲッ!この人たち・・・「ジェンダーSF研究会コミュ」の人じゃ・・・
観客の中には小谷真理さんの姿もあったしなぁ〜(とおいめ
閑話休題。
一ヶ月前に交通事故にあったyasukoさんが元気にステージをやれているのを見て安心した。
まだ様子見中らしいので、当分注意が必要らしいのだが。
後遺症が出ませんように。
そうそう、演奏だけど「Island of Hope and Tears」が聴けたのがよかった。
カバーなので遊佐未森さんの歌では聞いたことはあるが、今回はMCでタイタニックの乗客の運命を絡めた説明を聞いた上での演奏だった。
 振替出勤日。
 空いている池上線と通勤路。
 職場もこれ幸いと有休を消化する人が多く、ガラガラ。社食も。
 外線が掛かってこないので、落ち着いて作業できるのはいいけれど。
 
 早めに退社して京橋の藍画廊で催されている上野茂都展を観に行きたかったのだが、結局行けなかった。
今日が最終日だったので悔やまれる。
 
 久々に夢酎に。
前に見かけた景虎の梅酒を飲むつもりで入店したのだが、既に売り切れていた。
代りに天狗舞の梅酒があったのでそれを注文。
粕取り焼酎に梅を漬けて作った梅酒。
 
 

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